秩父札所巡り4番「高谷山・金昌寺」石仏群の由来は?子育観世音に思う事

金昌寺大きな草鞋が有名な山門の風景

「秩父三十四観音霊場」札所巡り!

札所4番は、高谷山(こうこくさん)・金昌寺(きんしょうじ)です。

山門の前に大きな草鞋(わらじ)が奉納されている事で有名なお寺で、その大きな草鞋に触れて願うと足腰が悪い人にご利益があるそうですが・・・
気になる人は納経所で確認してくださいね!

大きな草鞋にビックリしながら山門をくぐると、今度は石仏の多さにビックリ!という事で、ダブルビックリなお寺です。

石仏が多い境内をご案内していきますが、由来について簡単に解りやすく説明していこうと思います。

と、その前に毎回ご紹介している御朱印説明からです。

秩父札所4番「金昌寺」の御朱印

いただいた御朱印は、こちらです。

金昌寺の迫力ある御朱印
朱印の意味(右から)

秩父第四番印・佛法僧寶(三宝印)・高谷山金昌寺印

墨書きの意味(右から)

高谷山・新木大悲殿・金昌寺・記帳年月日

納経所は山門くぐって右手にあります。

秩父札所4番「金昌寺」石仏の由来

金昌寺の山の斜面にある石仏群

山門(仁王門)をくぐると目に飛び込んでくるのが多くの石仏!(羅漢・観音・地蔵・十三仏など)色々な仏が山の斜面や建物の周りに並んでいます。

その数なんと、1300体以上!

なぜ?多くの石仏がいるのか?

「金昌寺」石仏の由来

寛永元年(1624年)当時の住職が天災などで犠牲になった人たちの供養の為に、1000体の石仏の安置を発願し7年後に成熟!その後も寄進は続いた。

石屋は、寄進者の要望で石仏を刻んでおり表情が皆違う、完成した石仏は「功徳石」と称され巡礼者が運んだとされている。

秩父札所4番「金昌寺」境内の様子

山門くぐると手水舎があり、多くの石仏様が迎えてくださいます。

金昌寺の手水舎と多くの石仏の風景

階段を上がって右手の方にユーモアなお地蔵様を発見!

有名な禁酒地蔵といわれている石仏

禁酒を誓ったお地蔵様?右手に徳利持っていますが・・・
このお地蔵様の前で禁酒を誓う人もいるかもしれませんね?ちなみに私は「今はまだ禁酒しませんよ」とお伝えしました。

先に進むと、大きな本堂が見えてくるので近くまで行ってから撮影したら入りきらなかったです。

金昌寺の拝殿正面風景

本堂は「三間四面」唐風の様式で、江戸中期の建築です。
本堂に安置されている御本尊様は、十一面観世音の立像で99cmあまり、室町時代の行基菩蕯の作といわれているそうです。

本堂の右手には奥に進む石段があるので見逃さないでください。

本堂右手奥の石段の風景

石段を上がっていくと「六角堂」が見えてきます。
そしてさらに奥に進んで行くと・・・

金昌寺の奥にある不整合という地層の風景

不整合(ふせいごう)という地層になっています。

上部:秩父盆地内の礫岩層(れきがんそう)約1500万年前頃
下部:三波川帯の蛇紋岩(じゃもんがん)約8500万年前~約6500万年前

ぜひ近くに行ってみて頂きたいと思います。

ここにも石仏が置かれています。
岩が崩れないか心配で、もっと安全な場所に移動させた方がいいのに!と思ってしましますが、長い年月ここにいらっしゃるので、石仏様たちは「ここがいいんだよ」って言いそうですね。

さて、帰りは石段を降る感じで山門に向かいますが、足元ばかり気にしていると見逃しやすいポイントがありますよ

山門裏の上の階にある西国観世音

山門(仁王門)裏の上の段には「西国観世音」が安置されています。

子育観世音に思う事

本殿左側に安置されています。

金昌寺にある微笑ましい子育観世音

とても穏やかな表情で子供に乳を与えている母親の姿!
自分も子供に対してこの様な穏やか表情で子育てが出来ていたのだろうか?とふと考えてしまう。それと同時に穏やかな気持ちでこの親子を見てしまうのは私だけではないと思う。
今はたくさんの母親が我が子の無事な成長を願い絵馬を奉納している様です。

子育観世音の別名?

実は「マリア観音」と呼ばれていた時代もあったとか?
島原の乱以降、キリシタン信仰が禁止され信者が役人の目をごまかす為 に、観音像に童子を抱かせ信仰の対象としていた。という説がある。

観音霊験記(かんのんれいげんき)

金昌寺の絵馬の風景

本殿右側の壁(上の方)にあります。

悪人といわれた「荒木丹下」を改心させた内容が描かれており、仏道にさせた事から「荒木寺」と称される様になったとも伝えられているそうです。

秩父札所4番「金昌寺」基本情報とアクセス

住所:埼玉県秩父市山田1815-2
お問い合わせ先:0494-23-1758
本尊:十一面観世音菩薩(じゅういちめんかんぜおんぼさつ)
宗派:曹洞宗(そうとうしゅう)

御詠歌

あらたかに まいりておがむ かんぜおん にせあんらくと たれもいのらん

電車の場合
西武鉄道「西武秩父駅」より西武観光バス定峰・皆野駅行き「金昌寺」下車
徒歩約5分

秩父札所3番からは、徒歩約30分といわれています。

最後に

秩父札所4番「金昌寺」は、ゆっくり時間をかけて訪れたいお寺ですよ。

すべての石仏の表情は違うし、子育観世音の様に子供を抱いている石仏も数多くあります。

最初は石仏の多さに「怖い」などと思ってしまいましたが、表情はどことなく穏やかで「どんな思いでこの石仏を石屋にお願いして刻んでもらったのだろう?」と、立ち止まって見てしまう石仏もたくさんありますよ。

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