秩父札所巡り28番「石龍山・橋立堂」御本尊「馬頭観世音菩薩」強大な力

岩壁の下にある橋立堂の風景

「秩父三十四観音霊場」札所巡り!

札所28番は、石龍山(せきりゅうざん)・橋立堂(はしだてどう)です。

秩父札所の中では、馬頭観世音菩薩を御本尊としているのは「橋立堂」だけであり、大変珍しい観音様ですが、強大な力がある様なので記録してあります。

そして橋立堂には橋立鍾乳洞があり、見逃せないポイントがたくさんあるのでご紹介していきます。まずは御朱印の朱印の意味と墨書きの意味からです。

秩父札所28番「橋立堂」の御朱印

いただいた御朱印は、こちらです。

橋立堂の御朱印
朱印の意味(右から)

秩父第二十八番印・(宝印)・橋立堂印・記帳年月日(黒印)

墨書きの意味(右から)

石龍山・馬頭尊・橋立堂

宝印について

蓮華座に火炎宝珠。梵字で御本尊の種子を記す。(梵字不明)

「御朱印」冬期休暇あり!

冬期休暇中(12月上旬から2月末まで)納経所は札所27番が兼務となります。

秩父札所28番「橋立堂」について

歴史を感じさせる橋立堂の風景

橋立堂は三間四面の方形屋根、全体的に朱塗りで江戸時代中期の建立と伝えられており、高さ80mの直立した石炭岩の岩壁下に食い込む様に建てられている。

御本尊様は馬頭観世音菩薩で、木造寄木造りの漆箔(しっぱく)三眼三面六臂、高さ26.5cmの坐像で鎌倉時代の優秀作品である。現在は、馬頭並び六臂の一部を欠いているが秩父市指定の有形文化財です。

百観音霊場(西国・坂東・秩父)の中で馬頭観世音菩薩を御本尊としているのは、西国29番「松尾寺」と「橋立堂」だけである。

馬頭観世音は、馬頭を頂上にいだいた忿怒(いかり)の表情をされ強大な力をもち諸悪(悪い事や煩悩など)を食い尽くしてくださる観世音として信仰されている。昔は馬が長旅に必要だった事もあり交通の守り本尊ともされていた。縁起では弘法大師が刻んだと伝えられている。

秩父札所28番「橋立堂」境内の様子

岩壁がせまる石段からの橋立堂の風景

橋立鍾乳洞

石炭岩が雨風や地下水により浸食し長い年月をかけ自然がつくりだした洞窟です。洞穴の長さは約130mで高低差が約33mです。

複雑に屈曲した洞内の様子

・天井には垂れ下がった鍾乳石
・地面にはタケノコ状に伸びた石筍(せきじゅん)
・鍾乳石と石筍がつながった石柱

学術上貴重な資料となっており、埼玉県指定の天然記念物です。

納経所の横が出入り口で入場券を購入するのですが、洞内撮影禁止です。納経所が冬期休暇中は橋立鍾乳洞もお休みです。

橋立岩かげ遺跡

橋立鍾乳洞を岩屋として大昔の人々(約3000年前)が利用していたと思われるものが発掘されました。

発掘調査によると、厚さ1mにもおよぶ木灰の層の中から縄文土器最古の型式の土器や石器・弥生式土器・土師器などが見つかっており、縄文時代草創期から古墳時代後期の長いあいだ住居として使用されていたとみられ、埼玉県の縄文時代の研究に大きな役割を果たし、秩父市指定の史跡となっている。

馬堂

木像の馬が2頭いる馬堂の風景

堂内には左甚五郎(ひだりじんごろう)作の二頭の馬の木像があります。

馬の銅像

馬の銅像の風景

こちらの馬の銅像はすぐにでも走りだしそうな雰囲気です。

観音霊験記(かんのんれいげんき)

橋立堂の観音霊験記

観音堂右側の壁の上にあります。

仏神に信仰がない領主が、里人が崇敬する地蔵菩薩像を打ち壊したのちに病で亡くなり、その子孫すべて消えたという。まもなく大蛇があらわれ里人が困り当山に祈っていると、白馬があらわれ額から光をはなった。すると大蛇は人の言葉で「自分は領主だ。仏知により得脱を得た。衆生の信心をはげまそう」と石となり、白馬は御本尊の帳に入った。

秩父札所28番「橋立堂」の基本情報とアクセス

住所:埼玉県秩父市上影森675
お問い合わせ先:0494-24-5399
本尊:馬頭観世音菩薩(ばとうかんぜおんぼさつ)
宗派:曹洞宗(そうとうしゅう)

御詠歌

きりのうみ たちかさなるは くものなみ たぐいあらじと わたるはしだて

電車の場合
秩父鉄道「浦山口駅」より徒歩約20分

秩父札所27番からは、徒歩約30分!

最後に

私が橋立堂に訪れたのが12月で、残念ながら橋立鍾乳洞に入る事ができなかったのですが、これから秩父札所巡りを計画されるのなら、12月~2月以外に行く事をおすすめします。

鍾乳洞の中は大変滑りやすく足元が不安定なので、靴を選ぶ時は気を付けてくださいね。