秩父札所巡り29番「笹戸山・長泉院」参道入り口に延命地蔵尊!境内は庭園だ

長泉院の本堂正面の風景

「秩父三十四観音霊場」札所巡り!

札所29番は、笹戸山(ささとさん)・長泉院(ちょうせんいん)です。

長泉院は別名「石札堂」とも呼ばれています。

参道の入り口には有名な枝垂れ桜があり延命地蔵尊がお出迎え?見守ってくださっています。

境内は庭園といってよいほど手入れが行き届いており、ガーデニングなど好きな人は興味深いポイントがあるかもしれませんが、違う意味で見逃せないポイントをご紹介していきます。

まずは御朱印の朱印と墨書きの意味からいきます。

秩父札所29番「長泉院」の御朱印

いただいた御朱印は、こちらです。

長泉院の御朱印
朱印の意味(右から)

秩父第二十九番印・佛法僧寶(宝印)・長泉院印・記帳年月日(黒印)

墨書きの意味(右から)

笹戸山・聖観世音・石札堂

別名「石札堂」と呼ばれる理由

文暦元年(1234年)性空上人(しょうくうしょうにん)が秩父巡礼の時に石札を納めたと伝えられているからだ。長方形の黒い石には「石札定置巡礼」と彫られている。

秩父札所29番「長泉院」について

長泉院の開山は正暦元年(990年)平安時代中期の創建と伝えられている。

昔の観音堂は本堂より少し離れた岩山の崖の下にあったが、たびたび火災にあい境内に三間四面の観音堂を建立したが文化元年(1805年)にまた火災で焼失した。その後仮堂であったが、天保4年(1833年)に現在の本堂が建てられた。

本堂は間口7問、奥行き5.5間の大きな堂で「観世音」と記された扁額が掲げられ、格天井や欄間に江戸納札会がはり付けてある。

御本尊は55センチ立像の聖観世音です。藤原時代の慈恵大師(じえだいし)と伝えられている。

長泉院の寺宝(文化財)

・聖観世音の立像(慈恵大師の作)
・石札(性空上人が秩父巡礼の時に納めたと伝えられている)
・地獄極楽絵図(江戸時代の民衆の教科資料)
・桜花の図(葛飾北斎が描いた)
・徳川将軍家奉納品(姪竹姫の眼病平癒祈願がかなったお礼の品)

秩父札所29番「長泉院」境内の様子

長泉院の境内は庭園の様に手入れが行き届き、季節により花や木々が楽しめ奥には竹林もあります。境内の見逃せないポイントをご紹介していきます。

参道入り口

長泉院への境内入り口の風景

左側には「篠戸山長泉禅寺」と彫られた石柱がり、その奥には「よみがえりの一本桜」と呼ばれている枝垂れ桜の木があります。

右側には「延命地蔵尊」が台座に座っています。健康・病気平癒など延命のご利益があると信仰されています。入り口から凄いご利益のある地蔵尊が出迎えてくださっています。

ショウヅカのお婆さん

本堂の前にある石仏と石の風景

本堂の前に「ショウヅカのお婆さん」が祀られています。三途の川でお守りしてくださると伝えられています。実は「おびんずる様」とも呼ばれ、病を癒し救ってくださると伝えられており、自分の病んでいる場所とおびんずる様の同じ部分を交互に撫でるとよいといわれています。

隣には人面石でしょうか?面白い表情をした石が並んでいます。

秋葉堂

火防の神様が祀られている秋葉堂正面の風景

火防の神様「秋葉大権現」が祀られており、「火災を防いでくれる」と村人から信仰されています。

お地蔵様

お地蔵様たちが並んでいる風景

秋葉堂の右横にお地蔵様が並んでいます。六地蔵かな?と思ったのですが雰囲気がちょっと違うと思ったら、水子地蔵・交通安全地蔵や観音像などが並んでいます。

観音霊験記(かんのんれいげんき)

長泉院の観音霊験記

本堂正面の右上にあります。

草創とされている縁起をご紹介します。

山麓(さんろく)の淵から不思議な灯りが漏れているので村人が怪しんでいたところ、龍女があらわれ龍燈を捧げ十余人の僧を案内し、小笹の茂る岩屋の中より聖観音像を見出しそこに堂宇を立て、聖観世音を安置した。

秩父札所29番「長泉院」基本情報とアクセス

住所:埼玉県秩父市荒川上田野557
お問い合わせ先:0494-54-1106
本尊:聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)
宗派:曹洞宗(そうとうしゅう)

御詠歌

わけのぼり むすぶささのと おしひらき ほとけをながむ みこそたのもし

電車の場合
秩父鉄道「浦山口駅」より徒歩約15分
西武鉄道「西武秩父駅」より西武観光バス浦山常磐橋行「浦山常磐橋」下車徒歩約10分

秩父札所28番からは、徒歩約40分!

最後に

四季折々の手入れをされた花や木々などを楽しめるお寺と知ってしまうと、12月は少しさみしい雰囲気の境内でした。

12月(冬の時期)の境内も私は嫌いではないのですが、やはり枝垂れ桜の時期は見逃せませんね。