秩父札所巡り19番「飛淵山・龍石寺」岩盤に建つ観音堂!仏教の怖い一面を感じる札所

龍石寺の大きく立派な観音堂正面の風景

「秩父三十四観音霊場」札所巡り!

札所19番は、飛淵山(ひえんざん)・龍石寺(りゅうせきじ)です。

龍石寺に到着して最初に感じるのが「なんかヘン!」違和感があるのですが歩いてみるとすぐに分かりました。すべて岩なのです。きっとビックリしますよ。

そして仏教の怖い一面を感じてしまう札所でもある龍石寺をご紹介します。

龍石寺には縁起とされるものが2つあるので、これも含め龍石寺についてと境内の様子を記録してあります。まずは御朱印の朱印と墨書きの意味からご紹介していきます。

秩父札所19番「龍石寺」の御朱印

いただいた御朱印は、こちらです。

龍石寺の御朱印
朱印の意味(右から)

秩父第十九番印・佛法僧寶(宝印)・龍石寺印・記帳年月日

墨書きの意味(右から)

飛淵山・千手圓通閣(千手観音のこと)・龍石寺

秩父札所19番「龍石寺」について

違和感があったのは、大きな一面の岩盤の上に建てられている観音堂だからであった。七間半四面表流れの向拝がある方形造りのとても大きな観音堂です。(境内ほとんどが岩盤)

かつて龍石寺は荒廃し浄財を集め昭和47年に解体し復元された観音堂(本堂)である。

御本尊は、寄木造りの坐像(坐高49cmほど)の千手観世音で室町時代の弘法大師作だと伝えられている。

「龍石寺」はじまりの縁起

弘法大師が帝(みかど)の病気平癒の為に千手観音像を刻んだが、この地の村人たちが悪龍の被害を除こうと観音像に念じ、悪龍を退散させ平和な生活を取り戻す事ができ、堂宇を建立し千手観世音菩薩を安置した。

堂内には、閻魔(えんま)をはじめ、十三像など冥途(めいど)の恐怖を感じさせるものがあるそうです。また、境内には後ほどご紹介する「三途婆堂」もあり、仏教の暗い一面をみせる札所となっています。

秩父札所19番「龍石寺」境内の様子

龍石寺の境内は今までの札所と違って木々が生い茂る「緑豊か」という感じではないので、見逃す事がないと思いますが、ご紹介していきます。

三途婆堂(さんずばどう)

境内にある三途婆堂正面の風景

何となく怖いお堂の名前ですよね。

「三途の川」の川辺で死者の衣服をはぎ取る奪衣婆(だつえば)の坐像が祀られています。

奪衣婆は多くの地獄絵図に登場しますが、仏教では死んだ後に最初に出会う冥界(めいかい)の官吏!これはお参りして挨拶しておかなければ!

ドキドキしながらもなかを覗くと、閻魔大王(えんまだいおう)と賓頭盧尊(びんずるそん)も祀られています。

畜霊堂

境内にある畜霊堂正面の風景

観音堂右側の奥にあり、動物の霊を慰めるためのお堂です。

不動尊と茶筅塚

境内にある不動尊と茶筅塚が一緒に写っている風景

観音堂の左側の奥にあり小さなお堂があります。

龍石寺の不動様は長寿を守ってくださるといわれているそうです。また奥にある茶筅塚は、使わなくなった茶筅を燃やし灰にして供養するところだそうです。

茶道の上達を祈願したい人は自分が使った茶筅をちゃんと供養するそうですよ。

観音霊験記(かんのんれいげんき)

龍石寺の観音霊験記

本堂右側の壁の上にあります。

ひどい日照りの年に降雨を祈ると、大岩(岩盤)が二つに割れ大きな竜が天に昇り雲を呼びたちまち雨が降りだした。人畜草木がよみがえり大豊作になったという縁起がある。

錦絵からは雨風が強く困っている様に見えてしまうが、縁起よりそうではない事が分かる。

秩父札所19番「龍石寺」基本情報とアクセス

住所:埼玉県秩父市大畑町15-31
お問い合わせ先:0494-23-7758
本尊:千手観世音菩薩(せんじゅかんぜおんぼさつ)
宗派:曹洞宗(そうとうしゅう)

御詠歌

あめつちを うごかすほどの りうせきじ まいるひとには りしょうあるべし

電車の場合
西武鉄道「西武秩父駅」より西武観光バス小鹿野車庫・栗尾行「秩父橋」下車徒歩約5分
秩父鉄道「大野原駅」より徒歩約15分

秩父札所18番からは、徒歩約15分といわれています。

最後に

秩父札所19番「龍石寺」は、色々な事を考えさせられる札所ではないでしょうか?

私は自分が死んだ後の事を考えてしましました。

三途の川で最初にお会いする奪衣婆様にはしっかりお参り(ご挨拶)しましたが、さすがに閻魔大王様には「地獄には行きたくありません」とはっきりお願いをしておきました。

自分が死んだあと?

何かあるのでしょうか?閻魔大王に裁かれる「自分の罪」色々考えてしまいます。