秩父札所巡り23番「松風山・音楽寺」梵鐘の優しい音色が響き渡る

音楽寺の観音堂正面の風景

「秩父三十四観音霊場」札所巡り!

札所23番は、松風山(しょうふうざん)・音楽寺(おんがくじ)です。

音楽寺は小鹿坂の中腹ぐらいに位置しており、武甲山と秩父市を一望する事ができるお寺です。

また秩父の桜の名所になっており桜の木が多いが、なかでも見事なしだれ桜が有名です。秋には紅葉も楽しめる。

自然豊かな環境の中、音楽寺にある梵鐘の音色が穏やかな気持ちにさせる!

音楽寺についてご紹介していきます。最初は御朱印の朱印と墨書きの意味からです。

秩父札所23番「音楽寺」の御朱印

いただいた御朱印は、こちらです。

音楽寺の御朱印
朱印の意味(右から)

秩父第二十三番印・佛法僧寶(宝印)・音楽禅印(香炉型)・記帳年月日(黒印)

墨書きの意味(右から)

松風山・小鹿坂大悲殿・音楽寺

小鹿坂については縁起がある様です。

天長年間(824年~833年)の頃、慈覚大師(じかくだいし)が関東各地の霊地開拓の時、この地の景観にうたれ自ら聖観世音像を刻み山路をきり開いて登ろうとしたら、数多くの小鹿があらわれ大師の先に立って山上に導いた。そこで小鹿坂の名がつけられたという縁起がある。

秩父札所23番「音楽寺」について

観音堂(本堂)は三間四面吹寄せ二重垂木、向拝はないが江戸中期の大きな堂である。内陣は唐様の須弥壇に立派な厨子を安置している。

御本尊の聖観世音菩薩は、檜材一本造りの立像で高さは約81cm室町時代の作と伝えられている。

「音楽寺」寺名の由来

秩父札所を創設した13人聖者(権者)がこの地の松風の音をきき菩薩の音楽と感じたからという説がある。

秩父札所23番「音楽寺」境内の様子

梵鐘(ぼんしょう)

境内にある梵鐘の風景

本堂の前に改築された鐘楼堂があり、明和5年(1768年)に鋳造された銅鐘の高さは120cmで直径(内径)は69.7cmである。

銅鐘の上の方に108個の乳頭があり、下の方に6観音(聖観世音・不空羂索観音・十一面観音・如意輪観音・千手観音・馬頭観音)が浮き彫りされている。(昭和32年に市の指定文化財になっています)

明治17年 西秩父地方の農民が暴動を起こした秩父事件では、音楽堂のこの梵鐘を打ち鳴らし秩父市に乱入したと伝えられている。

現在の梵鐘の音(音色)を聞くと、昔の事件を想像する事ができない穏やかな平和を感じさせる。

十三地蔵

十三のお地蔵様が並ぶ光景

観音堂より徒歩約5分山道を登って行くと十三地蔵が並んでいます。秩父札所創設「十三権者の石仏」とも称されている。

観音霊験記(かんのんれいげんき)

音楽寺の観音霊験記

観音堂正面の左上にあります。

畠山碁国の家臣であった内山源蔵が出陣の祭、老母一人を残すのが絶えられずためらっていると、老母は「私を思うたびに観音を拝め」と御本尊である聖観世音の御影を与え源蔵は懐中に入れ出陣し勝利を得た。その後、源蔵は母とともに出家し観世音を供養した。

秩父札所23番「音楽寺」基本情報とアクセス

住所:埼玉県秩父市寺尾3773
お問い合わせ先:0494-25-3018
本尊:聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)
宗派:臨済宗南禅寺派(りんざいしゅうなんぜんじは)

御詠歌

おんがくの みこえなりけり おがさかの しらべにかよふ みねのまつかぜ

電車の場合
西武鉄道「西武秩父駅」より西武バスでミューズパーク循環「音楽寺」下車徒歩約3分
秩父鉄道「秩父駅」より徒歩約60分

秩父札所22番からは、徒歩約25分といわれています。

最後に

音楽寺に訪れた時にはぜひ梵鐘の音色を聞いてみてくださいね。ただし注意書きに「鐘は静かに撞いてください」と書かれているので守りましょう。

また、音楽寺は音楽に関する願い事を叶えてくださるとして、観音堂には名前がまだ売れていないミュージシャン(歌手など)のポスターがかなり貼られていました。