秩父札所巡り15番「母巣山・少林寺」札所で唯一「観音霊験記」が公開されていなかった

秩父札所15番「少林寺」階段下からの山門も風景

「秩父三十四観音霊場」札所巡り!

札所15番は、母巣山(ははそざん)・少林寺(しょうりんじ)です。

秩父札所の中で、少林寺だけが観音霊験記は公開されていないので覚えておきましょう。しかし錦絵に描かれている縁起だけは記録してあります。

さて「少林寺」と聞くと少林寺拳法を思い出してしまうのは私だけでしょうか?歴史(由来)を記録してありますが、まったく違いますよ~!

いつもの様にまずは御朱印の朱印と墨書きの意味からご紹介していきます。

秩父札所15番「少林寺」の御朱印

いただいた御朱印は、こちらです。

少林寺の御朱印
朱印の意味(右から)

秩父第十五番印・佛法僧寶(宝印)・母巣山少林寺印・記帳年月日(黒印)

墨書きの意味(右から)

母巣山・十一面観世音・少林寺

秩父札所15番「少林寺」について

15番札所は、近くにある秩父神社の境内にあった「母巣山・蔵福寺」でしたが、明治維新の神仏分離により「蔵福寺」は廃寺(はいじ)となり、市内柳島からこの地に移転した「五葉山・少林寺」と「母巣山・蔵福寺」が合併し「母巣山・少林寺」として札所を受け継ぐ事になった。

御本尊は、前立本尊「十一面観世音菩薩」です。

堂内には、三十三観音様が描かれた額があるそうです。(もちろん見る事は出来ませんでした)

秩父札所15番「少林寺」境内の様子

境内は広くないのですが、見逃せないポイントをご紹介します。

御本堂

城壁の少林寺本堂正面の風景

本堂は入母屋造り瓦葺で、千鳥破風(ちどりはふ)つきの向拝があり、和風様式で洋風の建築法である。

札所では珍しい白い漆喰塗り(しっくいぬり)の建物は、秩父大火の経験から防火構造が取り入れられたからだそうです。

地蔵堂

境内のはじにある地蔵堂正面風景

子育てのご利益があり、子供の成長を願いお参りする巡礼者が多いそうです。

我が家は子供といっても2人とも大人(成人)ですが、自分にとってはいつまでも子供なのでお参りさせていただきました。

観世音像

境内にある優しい表情の観音像

穏やかな表情で巡礼者を迎えてくださっています。

しばらく見入ってしまうほど優しい表情をしていますよ。

観音霊験記(かんのんれいげんき)

タイトルにもある様に、少林寺だけは観音霊験記を確認する事ができませんでした。

納経所で御朱印を書いてくださった人にお聞きしたら「本堂の中にあり公開していません」といっていました。残念ですが仕方ありません。

縁起だけは記録しておきたいと思います。

昔、近江の商人が東国に行く途中に湯尾峠に差しかかると「江州に疫病を流行させようと思ったが、定朝がつくった十一面観音の霊験に阻まれ思う様にいかない。東国にむかおう。」という不思議な声をきき。定朝にその事を告げ観音像を預かり、東国を訪れ疫病から救うためにこの地に堂宇を建立し、観音像を安置したことで疫病をまぬがれたという縁起が描かれています。

話に出て来た「この地」というのは、柞の森(母巣の森)のことで、秩父神社の境内にあった「母巣山・蔵福寺」になります。

秩父札所15番「少林寺」基本情報とアクセス

住所:埼玉県秩父市番場町7-9
お問い合わせ先:0494-22-3541
本尊:十一面観世音菩薩(じゅういちめんかんぜおんぼさつ)
宗派:臨済宗建長寺派(りんざいしゅうけんちょうじは)

御詠歌

みどりごの ははそのもりの ぞうふくじ ちちもろともに ちかひもらすな

電車の場合
西武鉄道「西武秩父駅」より徒歩約10分
秩父鉄道「秩父駅」より徒歩約5分

秩父札所14番からは、徒歩約10分といわれています。

最後に

秩父札所15番目で、はじめて観音霊験記を確認(観る)事ができませんでしたが、この先の札所でも公開されていない事があるのかも?と思っていましたが、少林寺だけでした。

公開していない事に何か文句がるという事ではまったくありません。

ただこの事を知っていたら、複雑な歴史(由来)から公開していないのか?などお話したかったな!と、今は思っております。

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