秩父札所巡り14番「長岳山・今宮坊」輪廻塔は廻さねば!そのご利益とは?

山門がない今宮坊の入り口の風景

「秩父三十四観音霊場」札所巡り!

札所14番は、長岳山(ちょうがくざん)・今宮坊(いまみやぼう)です。

んっ?「坊」今まで札所巡りではなかったですが、「坊」というと一般的には僧侶の住居なのですが、ここでの「坊」は寺名で「今宮坊」でよいみたいです。

境内が狭いのですが、昔の事を調べてみると知っておきたい事が色々あるので記録しておきます。しかしいつもの事ながら、御朱印の朱印と墨書きの意味からご紹介です。

秩父札所14番「今宮坊」の御朱印

いただいた御朱印は、こちらです。

今宮坊の御朱印
朱印の意味(右から)

秩父第十四番印・(宝印)・記帳年月日・今宮坊印

墨書きの意味(右から)

長岳山・正圓通閣(聖観音の別名)・堂司

宝印について!

宝珠に記されている梵字(ぼんじ)で御本尊様(聖観音)の種子を記している。

今まで山号が記載されている場所に「堂司」の文字が書かれているので記録しておきます。

堂司について!

仏語になり僧職のひとつとされ、堂の管理をつかさどる役という意味になる。

秩父札所14番「今宮坊」について

明治時代の神仏分離までは、すぐ近くにある今宮神社と同じ敷地に今宮坊の観音堂があり、修験道として繁栄していた。現在狭い境内にある本堂(観音堂)は、三間四面で表流れの向拝があり方形造りの装飾のない建築である。

装飾のない小さめな本堂正面の風景

御本尊は江戸初期の作の聖観世音で、木造漆箔(もくぞううるしはく)半跏趺坐像(はんかふざぞう)高さが57.7cmである。

半跏趺座像とは?

片足を他の片足の上にのせて座る仏像の事です。

その他、飛天像が安置されている。藤原時代後期の作と伝えられており、市の指定有形文化財になっている。跪座して雲にのるお姿で曲線美にとんだ異色の仏像様だそうです。

跪座とは?

一般的にひざまずいて座る事です。

秩父札所14番「今宮坊」境内の様子

境内は広くないのですが、知っておきたい情報(見逃せないポイント)をご紹介しておきます。

輪廻塔

今宮坊本堂の前にある輪廻塔の画像

本堂(観音堂)の前にありますが「りんねとう」と読むのでしょうか?

この石を廻すと、地獄でさまよっている亡者が極楽に生まれ変わり現世を安楽に暮らせるそうです。「ぜひお廻しください」と記載されていますので、廻さなければ!

延命地蔵尊

境内にあるお地蔵様の画像

境内の左側にあります。

この延命地蔵尊は、信者が子供の無事な成長と無病息災を願って奉納しご利益があると伝えられているお地蔵様です。

勢至堂

狛犬のポーズが可愛い勢至堂の正面の風景

本堂の左側にあります。

御本尊は「勢至菩薩」仏の智門(ちもん)を司り、智慧(ちえ)の光で一切を照らし地獄に落ちない様に救う菩薩様であり、牛歳生まれの人の守り本尊でもあるそうです。

狛犬?がとてもやんちゃなポーズをしている様に思うのは私だけでしょうか?

無縁塔

本堂左側の奥にあります。

お墓の継続者がいなくなり無縁仏が増えていますが、今宮坊では一ヵ所に集めてお寺で供養してくだるようで、大変ありがたい事です。身内のお墓や自分のお墓について考えさせられます。

画像の添付は控えさせていただきますが、本堂の左側奥にありますので手を合わせたいですね。

観音霊験記(かんのんれいげんき)

今宮坊の観音霊験記

本堂右側の壁の上にあります。

武田信玄は、配下の失敗をこの寺の霊験にて許した!と記されています。昔この地が武田軍の侵入により寺社が焼き払われていた時、聖観世音に祈願して武田信玄の怒りをとき、助命された石原富内の霊験談もある。

秩父札所14番「今宮坊」基本情報とアクセス

住所:埼玉県秩父市中町25-12
お問い合わせ先:0494-22-0828
本尊:聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)
宗派:臨済宗南禅寺派(りんざいしゅうなんぜんじは)

御詠歌

むかしより たつともしらぬ いまみやに まいるこころは じょうどなるらん

電車の場合
西武鉄道「西武秩父駅」より徒歩約15分
秩父鉄道「御花畑駅」より徒歩約12分

秩父札所13番からは、徒歩約10分といわれています。

最後に

昔の今宮坊は、長岳山正覚院金剛寺といい修験道の本山である聖護院の直末として繁栄していたと伝えられているが、現在の今宮坊をみると想像がつかない。

近くにある今宮神社の賑わいを感じると今宮坊はひっそりと静かな環境の中にあるが、境内の様子をみると、とても大切にされている事が分かるので・・・

何か「ホッコリ」しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です