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秩父札所巡り2番!大棚山「真福寺」御朱印と見どころ!納経所は光明寺

真福寺拝殿正面の風景

「秩父三十四観音霊場」札所巡り!

札所2番は、大棚山(おおたなさん)・真福寺(しんぷくじ)です。

標高665mの高篠山(たかしのやま)の中腹に鎮座する真福寺は無人のお寺で、納経所は光明寺になります。

秩父札所巡り2番目にして納経所が別にあり無人ですが、ひっそりと鎮座し歴史を感じながら由来を知ると考え深い札所ですよ。

いただいた御朱印の朱印と墨書きの内容と納経所(光明寺)について、そして真福寺の歴史や見どころ、
最後に基本情報とアクセス、注意点などをご紹介します。

秩父札所2番「真福寺」の御朱印

いただいた御朱印は、こちらです。

真福寺の御朱印
朱印(右から)

秩父第ニ番印・佛法僧寶(三宝印)・大棚山真福寺印

墨書き(右から)

大棚山・聖圓通尊(聖観音の別名)・真福寺・記帳年月日

真福寺の納経所は「光明寺」

真福寺は山の中で木々に囲まれひっそりと建てられているが、光明寺は真福寺とはまったく違いとても迫力のあるお寺です。

立派な光明時拝殿正面の風景

可愛い子坊さんがさしている方向が、納経所になります。

入口には仁王像が睨みをきかせています。

光明寺の入り口仁王像の風景

私は怪しいものではないのですが・・・
迫力ある仁王像なので境内に入るのに戸惑ってしまいます。

ちゃんと挨拶(一礼)してから入れば大丈夫!

秩父札所2番「真福寺」について

何やら真福寺には複雑な歴史がある様なので、簡単に記録しておきたいと思います。

室町時代に作られたといわれる御本尊は鬼丸の洞窟に祀られていたのですが、長享(ちょうきょう)1487年~1489年の頃に水害を受け、三十三ヶ所からはずされてしまった。(昔は三十三ヶ所)

しかし信者などから復活の要望が強く、三十四ヶ所の札所になったそうです。

江戸初期には現在の地に移り、仁王門などがある立派なお寺であったが、万延(まんえん)元年、1860年の火災でほとんどが焼失!しかし御本尊は無事に救い出された。

現在の観音堂は明治41年(1908年)に再建されたものです。

ひっそりとこの地に建てられたお寺のイメージだけでしたが、歴史を確認してみると、色々な人に信仰され現在の地に建てられている事がわかりますね。

秩父札所2番「真福寺」境内の見どころ

境内の様子を画像付きでご紹介していきます。

何やら歴史を感じる階段の上に建物が・・・

歴史を感じる真福寺入り口の階段風景

しかし、ここは観音堂ではありません。

階段は幅が狭い(帰りは気を付けなければ!)階段を上り左に進んで行きます。

観音像(大棚救世観音像)

穏やかな表情で参道にいる観音像

(とても穏やかな表情でお迎えしてくれています)

山の斜面にお地蔵様

参道山の斜面におられるお地蔵様

お地蔵様の顔(表情)はすべて違うので、ゆっくり見るのもよいと思いますよ。

観音堂

真福寺の観音堂(拝殿)

可愛い小坊主さんが札所2番の番号を持っています。

真福寺の観音堂は「三間四面の入母屋造り!」欄門の龍の彫刻は凄く迫力があるので見逃さないでくださいね。

御本尊の聖観音は室町時代の作といわれており、高さ54.5㎝の一本造りである。

観音霊験記(かんのんれいげんき)

真福寺の歴史を伝える絵馬

観音堂正面の壁(上の方)にあります。

大棚禅師(たいほうぜんじ)が老婆を救った事が描かれています。

禅師が鬼丸の洞窟にこもっている時、そこに祀られている聖観音をたびたび参拝に来る老婆がいた。老婆は帰依して過去をざんげし、竹杖を置いて立ち去った。

あわれんだ禅師が、その供養の為に堂宇(どうう)を建立したのが寺のはじまりといわれています。

竹杖は光明寺に寺宝として残されているそうです。

秩父札所2番「真福寺」基本情報とアクセス

住所:埼玉県秩父市山田3095(光明寺は秩父市山田2191)
お問い合わせ先:0494-22-1832(光明寺)
本尊:聖観世音菩薩(しょうかんせおんぼさつ)
宗派:曹洞宗(そうとうしゅう)

御詠歌

めぐりきて たのみをかけし おほたなの ちかひもふかき たにがはのみず

電車の場合
西武鉄道「西武秩父駅」より西武観光バス定峰・皆野行き「光明寺入口」下車
光明寺へは徒歩5分ですが、御朱印をいただくのなら、先に真福寺にいかなくてはいけません。

光明寺から真福寺は徒歩約45分です。

ちなみに、札所1番「四萬部寺」から真福寺は、徒歩約50分です。

注意点

札所1番「四萬部寺」から札所2番「真福寺」そして「光明寺」とても険しい山道と思っていただいてよいと思います。

徒歩の人は、水分補給が出来る様に準備しておきましょう。
車の場合は、道幅が非常に狭いので、徒歩で巡礼されている人に気を付け、安全運転でお願いします。

最後に

秩父札所2番「真福寺」は、ひっそりと静かな場所に建てられ、素朴というか、何となく寂しいイメージがあったのですが、簡単にではありますが歴史を知ると違いますね。
現在の秩父三十四観音の札所に加えられて良かったと思いました。

札所1番「四萬部寺」から札所2番「真福寺」を歩いて巡礼される場合は、巡礼がまだ、はじまったばかりですが自然と歴史を感じながら、ちょっと休憩するポイントに「真福寺」を入れておいてもよいかもしれませんね。

今は、札所2番「真福寺」をお参りもしないで「光明寺」に御朱印だけをもらいに来る人が増えているそうです。
悲しいですね)
札所巡りの意味をもう一度考え、マナーを守り楽しみましょうね。

さて、お次は札所3番です。

秩父札所3番「常泉寺」の情報はこちら↓

常泉寺の正面画像 秩父札所巡り3番!岩本山「常泉寺」御朱印と境内の様子(子持石を抱きたかった)

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