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「前橋東照宮」御朱印!近未来はこんな社殿が増えるのか?ご利益は凄いままだよ

鳥居から改修工事中の境内の様子

群馬県前橋市に鎮座する東照宮「前橋東照宮」に御朱印をいただきに行ってきました。

何と!

前橋東照宮は令和6年(2024年)に創建400年の節目を迎えるにあたり、社殿および境内の大規模な改修工事が行われている追い込みの時期に訪れてしまいました。

しかし、今までと違う御朱印情報や参拝前に知っておきたい情報は調べて記録しておりますので役に立ちますよ!

では、御朱印情報からご紹介していきます。

2回目の参拝!改修工事が終了した近未来の社殿に参拝してきたので、社殿など境内の様子を追記しました。

前橋東照宮の御朱印情報

今回いただいた御朱印はこちらです。

通常御朱印

(直書き500円)

シンプルな御朱印ですが、徳川家の家紋(三つ葉葵)の朱印が押されているだけで「東照宮の御朱印」って感じが私は好きです。

今まではこの通常御朱印だけ(他の朱印が押されている時期もあります)だったようなのですが・・・

今回の令和6年(2024年)に創建400年の節目を迎えるにあたり大規模な改修工事が行われたことにより(たぶん)、前橋東照宮にも期間限定御朱印が登場しております。

残念なことに私が訪問(参拝)した時(改修工事完成前)には通常御朱印だけだったのですが、これから参拝に行き御朱印をいただく人の為に確認した情報をご紹介します。

期間限定御朱印情報
  • 毎月1日と17日の限定御朱印
  • 月替わり御朱印
  • 季節御朱印

限定御朱印はシンプルな通常御朱印と違うので、集める人が増えそうな予感!

御朱印をいただける場所:このあとご紹介する建物内にある社務所
御朱印をいただける時間帯:9:00~17:00頃

(16:30以降になる場合は連絡して確認したほうがよいかも?)

前橋東照宮について

寛永元年(1624年)に創建!

創建したのは「松平直基(まつだいらなおもと)」
徳川家康公(とくがわいえやすこう)の孫であり、家康公の次男「結城秀康(ゆうきひでやす)」の五男である。

御由緒

はじめに創建した場所は江戸初期の越前勝山(現在の福井県)その後、松平家は120年で10回も領地が移され、その都度城内に神体なども移してきました。
江戸中期には姫路城から前橋城に移されるも利根川の大洪水の被害をうけ武州川越(現在の埼玉県)に避難した。
幕末の慶応2年(1866年)に前橋城が復興し再び前橋の地へ。
現在の社殿は川越で解体され明治4年(1871年)に移築された。

由来書より一部抜粋して記録しております。

御祭神と御神徳(ご利益)

徳川家康公(とくがわいえやすこう)
誰もが知る?江戸幕府を築いた戦国武将である。
出世開運・商売繁盛・子孫繁栄・家内安全・厄除け・病気平癒など幅広いご利益があり、諸願成就の御神徳がある。

木花咲耶姫(このはなさくやひめ)
富士山にも祀られている女神で安産・子育てなど女性守護の神として信仰されている。

菅原道真公(すがわらみちざねこう)
生前は優れた学者・詩人であり学問の神様として信仰されており、合格祈願・学業成就などのご利益があります。

長壁様(おさかべさま)
安産の信仰で有名な神様!姫路城の天守閣に祀られていたが現在は前橋東照宮に祀られている。

昔とは違う前橋東照宮

前橋東照宮は令和6年(2024年)に創建400年の節目を迎えるにあたり、社殿および境内の改修工事が行われました。

改修工事については反対意見もあったようなのですが・・・

本殿の半永久的な保存を目的とした改修工事との事!

私が参拝に訪れた時は改修工事がもうすぐ終わりそうな時だったので、本殿を見ることができませんでしたが、何となく東照宮のイメージとは違う感じの拝殿だった!というのが正直な感想です。

昔から鎮座している前橋東照宮の社殿を見ることができなかったのが残念!

前橋東照宮!境内の見どころ(様子)

改修工事中ということで作業の邪魔にならにように写真を撮りました。

しかし、見逃せない見どころはちゃんと記録してありますよ!

(改修工事が終わってから参拝した様子も記録してあります)

白い石の鳥居と驚きの手水舎設備

正面入り口となる大きな白い石の鳥居です。

入口の鳥居正面の風景

歩道ギリギリの位置に立っても大きな鳥居を撮りきれませんでした。

中央の屋根は改装中の社殿(拝殿)の屋根なので短い一直線の参道です。

鳥居をくぐると手水舎が左手にあります。

手水舎の風景

あれっ!まったく歴史を感じない手水鉢?しかも自動センサー付きで右手にある木製のボックスは何と「お手拭き紙(1人1枚)」

手拭き紙があるボックスの風景

今まで手拭き紙が置いてある神社がなかったので驚きました。

手水舎の正面(参道の右手)には「自動車祓殿」

車祓い処正面の風景

何と!全国ではじめて車専用のお祓い所を設けたのがこの前橋東照宮なのです。

さすが車が日常で必要とされている群馬県です。

参拝時は拝殿が工事中で参拝できなかったので、こちらが参拝場所にもなっていました。

現在はこんな感じ↓

現在の自動車祓殿正面の風景

水を使ったおみくじ処

自動車祓殿の左手奥に進むとありますよ。

まずは「はらい川」

はらい川と石碑の風景


罪穢れ(つみけがれ)を移した人形の紙・車形の紙を流し、厄祓いを祈願する場所です。

そしてその奥に「水占い」をする場所。

水みくじを行う場所の風景

詳しくは社務所で聞いてくださいませ。

新しくなった社殿の雰囲気

拝殿正面の風景

もう少しで完成といった感じ!新しい狛犬さんもすでにいます。

昔からあった拝殿は解体されてしまったのが悲しいですが、柱や彫刻の一部は新しい社殿に取り入られて残っているそうです。

御神体が祀られている本殿は改修工事をして建物内に覆われて鎮座していまます。

参拝する時は、本殿正面は見えるようです。(たぶん)

中はバリアフリーで神前結婚式場も兼ねているそうですよ。

建物の中に本殿が鎮座しているなど何となく受け入れがたい光景かもしれませんが、次世代は歴史的資産を守るという考え方ならこれから先、このような神社が増えるかもしれない!

改修工事が終わった社殿はこちら↓

新しくなった社殿正面の風景
拝殿正面の風景

拝殿の奥に本殿を確認することができますよ。

えっ!ここが社務所?中に入ったら驚いた!

手水舎の奥に建っている建物が社務所です。

社務所が入っている建物の風景

改修工事がはじまる前からこの場所が社務所のようですが?創建400年の節目記念事業の一つとして社務所も新しくなりました。

中に入ると今までとは違う雰囲気でしたが御朱印をお願いした時に撮影許可を得たのでご紹介します。

珍しく社務所内に御神輿が飾られていました。

御神輿
御神輿

社務所に入り右手と左手の2階に行く階段近くの2ヵ所に葵の御紋がある御神輿があります。
(何か・・・御神輿について気になったのだが、社務所の雰囲気的に聞けなかった)

現在この2つの御神輿は、新しくなった社殿(拝殿)のお賽銭箱の両脇にありますのでお見逃しなく!

他にも博物館ですか?と思えるぐらい貴重な物が置かれています。

特に日本三名槍の一つ「御手杵(おてぎね)の槍」のレプリカに注目

御手杵の槍

しまった!反射して見づらくてごめんなさい。

黒いモフモフしているのは熊の毛皮の鞘です。

巨大な鞘が手杵の形に似ているので御手杵の名がつけられたといわれている。

そして奥にはちょっとしたカフェもあります。

2つの境内社を忘れずに!

駐車場の奥に境内社が2社並んでいます。

廐橋護国神社

廐橋護国神社の風景

明治10年(1877年)に創建!
前橋市出身の英霊2346柱が祀られています。

自分の命を捧げた戦没者の方々が祀られているので、お参りをお忘れなく!

護国神社の並びに営築稲荷神社

営築稲荷神社

文久3年(1863年)前橋城再築の工事安全を祈願し、松平家11代藩主「松平直克(まつだいらなおかつ)」が勧請したと伝えられている。

御祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
商売繁盛・交通安全の御神徳がある。

前橋東照宮!基本情報・アクセス・駐車場

住所:群馬県前橋市大手町3-13-19
お問い合わせ先:027-231-2031

電車の場合
前橋駅・新前橋駅よりタクシーで約10分以内、前橋駅から徒歩約25分・新前橋駅から徒歩約40分

車の場合
関越自動車道「前橋インター」より約10分
無料駐車場50台分あり

国道10号を利根川方面に行く橋より手前の左手に駐車場入り口があります。

駐車場入り口の風景

ボーっとしていると入りそこねるので要注意!(はい!一度入りそこねた夫婦でございます)

最後に

私が初めて参拝に訪れた時は改修工事の追い込みの時期でしたが、改修工事が終わり2回目に参拝した時に思いました。

本殿の半永久的な保存をするってことも必要だなと!

拝殿の奥に本殿を確認することができますのでお見逃しなく!

ちなみに、群馬県には他にも東照宮があるのをご存知ですか?
群馬県太田市に鎮座する「世良田東照宮」

こちらは東照宮ならではの社殿です。お時間があるようなら東照宮巡りということで行かれてみるのもよいかもしれませんよ。

世良田東照宮の御朱印や見どころはこちら↓

世良田東照宮鳥居 世良田東照宮の御朱印に「徳川氏発祥の地」の朱印!徳利門番って何?

車だと約45分です。