茨城県稲敷市に鎮座する人生を切り開く「大杉神社(おおすぎじんじゃ)」に御朱印をいただきに行って来ました。
日本で唯一「夢むすび大明神」である大杉神社!
境内には願いを叶えていただけるパワースポットがたくさんあります。
ちなみに私は金運アップに注目していきましたが、人それぞれご利益(願い)が違うと思いますので境内の様子(見どころ)や境内社について見逃さないようにご紹介しております。
参拝したら御朱印を記録としていただいている人も多くいると思います。御朱印情報もありますよ!
最初は簡単に大杉神社についてから・・・
大杉神社について
知っておかないとご利益を得ることが出来ないのではないか?と思える様な神社なので、読みやすく簡単にご紹介します。
奈良時代(767年)1人の僧「勝道上人(しょうどうしょうにん)」がこの地を通りかかった時、人々の間では疫病が流行り苦しんでいた。
そこで勝道上人は人々が信仰を続けている「あんばさま」を祀る巨杉に願った。すると、三輪山の神々(3神様)が飛来し人々は病から解放された。
そして、あんばさまと共に三輪山の3神を迎えたこの年を鎮座年とし「あんばさま総本宮大杉神社」としての歴史がはじまったと伝えられている
昭和57年、全国に約8万社余りある神社の中で特に由緒正しいとされる「別表神社」に指定されています。
御祭神
- 倭大物主櫛甕玉大神(やまとのおおものぬしくしみかたまのおおかみ)
- 大己貴大神(おおなむちのおおかみ)
- 少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)
御祭神の中に「あんばさま」の名がありませんが、「あんば神」は古来より房総半島中北部から茨城県東南部一帯(いわゆる常総内海)の守り神!昔からこの地にいらっしゃる神様(土地の神様)です。
ご利益
大杉神社は、厄除け・夢叶えの祈祷神社としての力が強くなり、特に「悪魔祓いのあんばさま」と称されており、生活万般の厄難を削除する厄除け・八方除け・星除け・空亡除け・病気平癒などの神様として信仰されています。
また、日本で唯一の「夢むすび大明神」として良縁成就・恋愛成就など、あらゆる願い(夢)を成就してくださるらしい!(日本でここだけというのが凄い)
その他にも数多くのご利益をいただける場所や境内社がたくさんあるので、ご利益が凄いパワースポットとして話題になっています。
境内の各ポイントのご利益はこの後ご紹介していきます。
大杉神社!境内の様子
大杉神社はとにかく色彩豊かで豪華絢爛な建物が多く、画像多めにご紹介していきます。
麒麟門(楼門)
平成22年(2010年)、約280年ぶりに再建された二階建ての麒麟門(きりんもん)です。
当時の記録から、櫻井瀬左衛門が棟梁で嶋村円鉄が彫刻を担当した贅沢で派手な門であったことがわかり、ヒノキやクスノキを使い麒麟の他に200体以上の色彩豊かな彫刻が施されています。
二階部分には子孫繁栄・家内隆昌を願い大杉大明神の尊像が安置されているそうだ。
想像上の霊獣の事で龍・鳳凰・亀とともに4霊のひとつに数えられており、正しく平和な世にしか登場しないと伝えられている。
麒麟門の扉は閉められており、通る事が出来ません。
平安な世の中を願い江戸の鬼門守護として造営された楼門!鬼門に当たる扉なので開くことがなく、扉の前後には厄難を除けると伝えられている桃の実の石彫が安置されています。
再建された麒麟門の正面二階中央に掲げられている扁額には「夢顕」と書かれています。日本で唯一夢むすび大明神として多くの人の夢(願い)を顕現したことが由来となっている。(お見逃しなく)
ちなみに麒麟門の裏、境内からみた麒麟門の画像がこちらです。
入り口は一の鳥居から
麒麟門は閉ざされているので、一の鳥居から順番に境内のご案内をしていきます。
一の鳥居です。
よく見てください!一の鳥居両脇の後ろには巨大な石像があります。
左:鼻高天狗の「ねがい天狗」
右:烏天狗の「かない天狗」
両天狗は大杉神社の御眷属(神使)とされています。
二の鳥居
左側に大黒様の石像がにこやかに迎えてくださっています。
二の鳥居をくぐると右側に旧護摩堂があります。
新しい社殿が出来るまで神様を祀っていた仮の社殿ですが、現在は「人形の護摩焚き」を行う場所でもあります。
憎しみ・嫉み・妬みなど、断ち切れない苦しい想いを御祈祷します。
人形に想いをいだく相手の名前を記し護摩焚きする事で、辛い気持ちを神様にゆだねるのです。(人形3,000円)
二の鳥居をくぐって正面は神門です。
神門で見逃したくないポイントは上を見る!厄難を除けると伝えられている桃が吊るしてありますよ。
さて、神門をくぐると境内です。
右手には授与所!左手には手水舎があるのですが、手水舎が何とセンサー付きなので、近付くと水が出るようになっています。(私ははじめて経験してビックリしました)
豪華絢爛な社殿
平成18年(2006年)に建立当初の状態に復元された社殿は、本殿・幣殿・拝殿をつなぐ県内最大の複合社殿です。
色彩豊かな彫刻が社殿全体を装飾しています。
社殿周囲には「二十四考」を題材とした彫刻が施され説明書きもあります。
画像には本殿を確認する事が出来ます。(社殿の左側)
3本の御神木
人々から「あんばさま」と信仰されていた御神木の「太郎杉」は1778年焼失し、現在の御神木は樹齢1000年と伝えられている「次郎杉」と「三郎杉」です。
画像の御神木は本殿奥の横にある「三郎杉」です。
駐車場(旧馬場)にある御神木「次郎杉」のてっぺんをみて天狗様が見える人は、一度もウソをついたことがない人だとか!
神輿殿(みこしでん)
大火で焼失してから再建されることがなかったが、平成24年(2012年)伝統的な建築様式である校倉造(あぜくらづくり)による神輿殿が再建された。
大杉祭で担がれる神輿が納められています。
神楽殿(かぐらでん)
幾多の火災と老朽化により再建が繰り返され、現在の建物は平成10年(1998年)に再建されたものです。
画像に注目!
神楽殿は四神(しじん)の名前が刻まれた石が置かれて守られています。
東:青龍(せいりゅう)
西:白虎(びゃっこ)
南:朱雀(すざく)
北:玄武(げんぶ)
豪華すぎるトイレ
大杉神社のトイレに行く人は必ずビックリすると思います。
これ、女子トイレ個室の天井です。
女子トイレの場合、各個室には名前があり、豪華な旅館の部屋入り口の様な感じです。
見逃したくないポイントは、各個室扉の上にトイレの神様が祀られています。(写真を撮りましたが、神様なのでご紹介は控えさせていただきます)
トイレの神様「雪隠神(せっちんがみ)」を祀ると金運アップや健康、そして美人になれる!(雪隠神像:3,000円)
も~さ~逆に出すの止まっちゃうよ!(出したけど)
お大杉神社のご利益(パワースポット)
境内はさほど広くないのですが、ご利益パワースポットが多いので見逃すことが無いようにご確認ください。
厄除け・縁切り
拝殿の手前両脇です。
厄除け(右側):厄除のかわらけ御納処
厄年や星まわりの悪い年などの人が土器(かわらけ)を割って厄を除ける場所です。
厄除の特別祈祷を受けた人は土器が付与されますが、授与所で購入する事が出来ます。(1,000円)
悪縁切り(左側):悪縁切りの斎庭(ゆにわ)
良縁を招くには、まず悪縁を断ち切る必要があるそうです。
悪縁が強すぎて土器が割れない場合は、お参りや御祈祷などをしてから再チャレンジ!縁切り土器(1,000円)
桃の像にあてて土器を割るのではないのでご注意を!
開運・健康長寿を願って「禹歩(うほ)を歩む」
社殿(拝殿)の正面にあり、社殿に向かって歩む感じです。
禹歩とは古代中国が起源の特殊な歩行法で、日本では「悪魔から姿を見えなくする」と伝えられており、この歩き方をするとあらゆる障害から守られるとされている。(ケンケンパーではありません)
ただし、禹歩御守りを右手に握りしめて歩くか、右ポケットに入れて歩くそうだ。(1,000円)
願いを叶える矢を射る
ねがい矢場は裏の駐車場側の豪華なトイレ近くにあります。
古来より願いを叶える道具とされている「矢」は、現代でも厄除け・五穀豊穣・無病息災などを願い、矢を放つ行事が日本各地で行われているそうですが、大杉神社では願いを叶える矢を自分で射ることが出来ます。
紅のねがい矢:厄除け・家内安全・恋愛成就・病気平癒など
金のねがい矢:金運・商売繁盛・事業運・くじ運など
各1,000円です。
碁石を踏んで健脚・健康な生活
ねがい矢場の近くにありますが、境内には3ヵ所あります。
氣お守り(碁石)「男性は紺石(こんいし)」「女性は紅石(くれないいし)」(各1,000円)を授与所で購入し、規則正しい碁盤の目の上におき左足で踏んで正しい「氣」を身体にとり入れ碁盤から飛び降りる。石はお守として持ち帰ります。
撫桃(なでもも)
社殿の左横にツルツルの桃の石像があります。
桃の実・桃の木には霊力があり悪疫を退散させる効果があると伝えられている。桃を撫でると厄難が解消されるそうだ。
境内社のご利益など
ご利益を確認できた境内社をご紹介していきます。
駐車場近くにある境内社
相生神社(あいおいじんじゃ)
男女和合を守護してくださる神様です
御祭神:伊弉諾大神・伊弉冉大神
ご利益:良縁成就・夫婦円満・子受け(子宝)など子受け(子宝)の神社として知られているそうですよ。
男根石に願い紐を懸け月参りを行い、子供が授かったら女陰石に叶い紐を懸けお礼参りをする。
勝馬神社(かちうまじんじゃ)
昔は「馬櫪社(ばれきしゃ)」と呼ばれ境内奥山の競馬の馬場内に石祠として鎮座し、平成14年(2002年)社殿を建立し現在の地に遷座。「勝馬神社」と改称した。
競走馬を育てるJRA美浦トレーニングセンターも近いことから、馬主・調教師・騎手・競馬ファンなど競馬関係者が多く訪れているが、乗馬を楽しんでいる人も参拝されている様です。
優れる馬の生育を守護・馬体守護の古社であるが、御祭神は不明です。
稲荷神社(最勝立身出世稲荷神社)
稲荷神社ならでは!赤い鳥居がずらりと並んでいます。
ご利益:立身出世
境内広場の神楽殿横にずらりと並ぶ境内社
大国神社(おおくにじんじゃ)
御祭神:大国主命(大黒様)・事代主命(恵比寿様)
ご利益:金運上昇・商売繁昌・事業安泰など
(金運(財運)アップの願い方はこの後ご紹介します)
五十瀬神社(いそせじんじゃ)
御祭神:天照大御神
ご利益:国家安泰・五穀豊穣など
三社
日吉山王宮(ひえさんのうぐう)
御祭神:大己貴神・大山咋神
江戸市内を守護する山王社の分社
白山神社(はくさんじんじゃ)
御祭神:白山比咩大神
江戸時代、白山信仰が盛んであったので分社を祀る
妙見宮(みょうけんぐう)
御祭神:天御中主大神
中世以降、妙見信仰へと移行した。生活万般の守護・導きと発想の神様
四柱神社(よはしらじんじゃ)
御祭神:天御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・天照大御神・神直日神・大直日神
ご利益:国家安穏・平安無事
天満宮(てんまんぐう)
御祭神:菅原道真公
ご利益:合格祈願・学業成就・芸道発展
金運・財運の神様(大国神社)を参拝
ずらりと並ぶ境内社の左端が大国神社です。
多くの人々に巨万の富を与えた神社!なんと現在まで5億円が当たった人が3名いるらしい?大国神社は主に金運・宝くじ運を叶えてくださる神様です。
普通に参拝してお願いするだけではダメなのか?参拝前に授与所で購入しました。
右は「財運小判」お財布に入れておくだけでお金に恵まれる不思議な小判(1,000円)これは旦那さんが購入していました。(思ったより重い)
左が参拝時に重要な「御種銭」(1,000円)大杉神社と大国神社を参拝する時に使用します。
大杉神社では銀銭を賽銭箱の縁に置き拝礼をしてお賽銭を入れたら御種銭はお財布に入れて持ち帰ります。
ただ、御種銭参拝方法のイラストをみると入れるお賽銭がお札なのですが・・・神様は金額で願いを叶える人を選ぶことはしない!
と私は思っているので、いつものように五円(ご縁)を納めましたが・・・
ダメでしょうか?とりあえず年末ジャンボ宝くじについてお願いしております。
ここで終わりじゃなかった!
大国神社では金銭を賽銭箱の縁に置き、同じ様に行います。
かなり本気でお願いしたので集中し過ぎて写真を撮り忘れました。
別名「にっこり大国」といわれているそうです。私も「にっこり」いや!
「にっこり」を通り過ぎて「ニヤニヤ」させてくださいませ。
追記・・・この時の「年末ジャンボ」ダメでした。(やっぱ五円じゃダメなのかな?)
大杉神社の御朱印情報
今回私がいただいた御朱印はこちらです。
大杉神社の御朱印と大国神社の御朱印です。
・大杉神社
・大国神社
・勝馬神社
・稲荷神社
・相生神社
・梂總社?
境内に七福神が祀られており、毎月1日・7日・15日・17日・27日に7つの御朱印をいただくことが出来ます。
七福神巡りをされている人は参拝日の参考にしてください!
御朱印はすげて500円です。
御朱印をいただける時間は9時~17時頃まで
現在コロナ感染予防のため書き置きのみの対応になっております。
最後に
大杉神社の神様(あんばさま)
- 縁結び
- 悪縁を断ち切ってくださる
- 厄縁から身を守ってくださる
- 豊かな生活を守ってくださる
- 病気を癒やしてくださる
- 子受け(安産)を導いてくださる
- 豊かな老後を支えてくださる
など、生活万般を守護し人々のあらゆる願いを叶えてくださる神様なのです。
しかし、正直に言うと・・・
欲深いとお金が非常にかかります。
今回私は金運アップに絞り参拝しましたが、自分にとって必要なご利益(願い)を決めて行かれることをおすすめします。
住所:茨城県稲敷市阿波958
お問い合わせ先:029-894-2613