茨城県つくば市「筑波山神社」に御朱印をいただきに行って来ました。
筑波山を御神体と仰ぐ「神体山信仰」約3000年以上の歴史をもつ古社である。
霊峰「筑波山」のパワーと日本の祖神(おやがみ)とされる御祭神の御神徳により、パワースポットとして人気がある神社です。
さっそく筑波山神社の情報と、画像多めの境内の様子(見どころ)を記録してありますので参拝前に確認してくださいね。
そしてもちろん御朱印情報もありますので最後までお見逃しなく!
筑波山神社について
創建は不詳だが、筑波山は富士山と並び称され関東地方に人が住むようになった頃から信仰の対象となり、二峰並んでいるため自然と男女二柱の祖神様が祀られました。
筑波男大神「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」
西峯男体山の山頂(871m)に祀る
筑波女大神「伊弉冊命(いざなみのみこと)」
東峯女体山の山頂(877m)に祀る
社伝「筑波山縁起」によると、古事記で御祭神(伊弉諾尊・伊弉冊尊)による国産みで産みだされた「おのころ島」が筑波山にあたると記されている。
御祭神の御神徳
日本人の祖神様(おやがみさま)として古事記や日本書紀にご神徳が記されています。
縁結び・夫婦和合・家内安全・子授け・子育てのご神徳の他に、国土経営をされていたので開拓・国家運営・社運隆昌・交通安全・職場安全・工事安全など、また農作や大漁などの産業面、そして厄除け・方位除け・心願・安産・合格祈願など
ありとあらゆる御神徳があります。
縁結び最強のパワースポットといわれているのは御祭神の御神徳ですね!
縁結びというのは「男女の仲をとりもつ」という意味だけではありません。
色々な立場(状況)で良い縁を導いてくださる!ということなのです。
筑波山神社!境内の様子(見どころ)
筑波山神社に行くために筑波山を目指して進んで行くとかなり手前から赤い鳥居が山の中腹あたりに確認する事ができます。
大きな赤い鳥居を過ぎて入り口となる鳥居から境内の様子(見どころ)をご紹介していきます。
筑波山神社!入り口の鳥居
筑波山神社へ向かう道は筑波山の山頂に行けるケーブルカー乗り場に向かう道でもあります。
鳥居の手前に「撫で牛」がいる!と思ったら違いました。
紫峰牛(筑波山のふもとで飼育されている黒毛和牛)の石碑の様です。
何となく撫でたくなりますよね!(ご注意を)
鳥居の先には立派な手水舎があると思ったらこれまた違いました。
寛永10年(1633年)徳川家光公が寄進した「御神橋(ごしんきょう)」、元禄15年(1702年)徳川綱吉公が改修。鮮やかな造りは安土桃山時代の遺風だそうだ。
普段は渡ることができない橋ですが、参拝者の渡橋が許される日があります。
- 春季例大祭(御座替祭):4月1日
- 秋季例大祭(御座替祭):11月1日
- 年越祭(2月10日・11日)
ちなみに手水舎は御神橋の左手にあります。
石段の参道途中
「筑波山神社参道」と記された石柱があるので間違えなく参道です。
といっても、鳥居から真っすぐ進むだけなので方向音痴の私でも迷う事はありませんが・・・
途中で歴史を感じる狛犬さんが出迎えてくれていました。
石段をさらにのぼると左手に大きな木が2本並んでいます。
実は案内板が無かったのですが、同じぐらいの太さの木がそびえ立っている事から「夫婦杉?」かな?しめ縄もされています。
立派な随神門とその周辺
石段の上に見えたのは随神門です。
間口5間2尺・奥行3間の茨城県随一の規模とされる大きな随神門です。
徳川家光公が寄進したが宝暦4年(1754年)に焼失。
再建したが明和4年(1767年)再度焼失。
文化8年(1811年)再建されたのが現在の随神門である。
本当に見事な随神門ですよ!扁額に「筑波山神社」と刻まれています。
神仏習合の時代には「仁王門」としてもちろん仁王像(金剛力士像)を安置していましたが、神仏分離後は「随神門」として随神像が安置されています。
- 左側:倭建命(やまとたけるのみこと)
- 右側:豊木入日子命(とよきいりひこのみこと)
素晴らしい随身門はもちろん「つくば市指定文化財」に指定されています。
さて、このまま随身門をくぐり石段をのぼって拝殿に行く前に見逃せない見どころをご紹介していきますよ。
随神門の手前を左手に行ってみます。
境内社の「厳島神社」があります。(境内社御朱印あり)
御祭神:市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
招財の神・子守りの神として勝負事や技芸全般の御神徳(ご利益)があります。
寛永10年(1633年)徳川家光公が寄進!琵琶湖の竹生島より御分霊をお祀りしています。
境内社ですが色鮮やかは装飾が施されていますね。色々な彫り物があるので参拝後横なども見た方が良いですよ。
随神門の手前を右手に行ってみます。
巨大な杉の木がそびえ立っています。
「大杉」(高さ32m・周囲9.8m)なんと樹齢約800年の老木ですが、不思議なパワーを感じます。
この大杉はパワースポットとして注目されている中の1つです。
拝殿とその周辺
筑波山南面中腹(270m)にある拝殿です。
明治以前この場所には中禅寺の本堂(大御堂)がありましたが、神仏分離により明治8年(1875年)に新たに建てられた拝殿です。
気になるのが大きな鈴「大鈴」です。
本当に大きな鈴!
鳴らしたらどの様な音がするのか?と思ったら、鈴を鳴らす紐(鈴緒)がありません。
大鈴をよく見てみると・・・
ハートマークを発見!これは「猪目(いのめ)」魔除けとされるものですね。
この大鈴のハートマークは話題となり「縁結びの聖地」として人気のある観光スポットです。
あっ!大きな拝殿の手前には珍しいポーズの狛犬さんがいます。
大きな拝殿の両脇なので見逃しやすいです。(ご注意を!)
拝殿を正面に右手に行ってみます。
赤宮拝殿があります。寛永10年(1633年)徳川家光公が寄進!
恵比寿神が祀られています。(常陸七福神の御朱印あり)
そして拝殿の奥には割拝殿形式で「日枝神社」と「春日神社」があります。(境内社御朱印あり)
日枝神社(右):大山咋神
春日神社(左):武甕槌神・経津主神・天兒屋根神・比売神
日枝神社の屋根と柱の間の蟇股(かえるまた)とよばれる場所には、我が国で最初の「三猿」の彫刻が施されていますのでお見逃しなく!(日光東照宮より古くからある三猿という事ですね)
拝殿を正面に左手奥に行ってみます。
拝殿から左の建物に行くための渡り廊下かな?その下をくぐる感じで奥に進むと「御神水」があります。
左手の石段をのぼって行くと、出世稲荷と称される「朝日稲荷神社」があります。(境内社御朱印あり)
御祭神:太田命・大宮能売命
朝日稲荷神社に行く途中の石段から見た社殿がかっこいい!
筑波山神社の御朱印情報
御朱印をいただける場所は拝殿向かって左の建物(参集殿)です。
御朱印の受付時間:9:00~16:30頃
筑波山神社の御朱印
初穂料:500円(直書き)
「ダイヤモンド筑波山」のクリアファイルをいただきました。
書置きの御朱印をいただいた時に助かりますね。
境内社と兼務社の御朱印
- 厳島神社
- 日枝神社、春日神社
- 恵比寿神(常陸七福神)
- 朝日稲荷神社
- 蚕影神社(はつくば市神郡に鎮座)
蚕影神社は境内にないのですが、参道の石段途中に遥拝所がありました。
御本殿の御朱印
- 男体山御本殿
- 女体山御本殿
御本殿の御朱印を「参集殿」でいただくと「遥拝」の朱印が押されます。
御祭神が祀られている男体山頂上と女体山頂に社務所があるので御本殿に参拝して御朱印をいただくと「登拝」の朱印が押される。
ならば御本殿に参拝せねば!
ケーブルカーで山頂近くまでのぼり少し歩くぐらいの気持ちで行ってしまった私!
軽い気持ちで行ってしまうと後悔するので、こちら↓の情報を参考にしてください。
筑波山神社の御本殿(男体山頂・女体山頂)で御朱印ゲット!の注意点筑波山神社の基本情報とアクセス
住所:茨城県つくば市筑波1番地
お問い合わせ先:029-866-0502
電車の場合
「つくば駅」から筑波山神社行きのバスがあるのでご利用ください。
車の場合
常磐自動車道「土浦北インター」より国道125号線経由で約40分
駐車場
筑波山神社の有料駐車場(1回500円)があります。その他、市営有料駐車場や民間有料駐車場もあります。
ちなみに私は鳥居の手前にあるお土産屋さん有料駐車場にとめました。
最後に
日本百名山の1つである「筑波山」を御神体とする筑波山神社!
祀られている御祭神も凄い!まさいにパワースポットなのではないでしょうか。
参拝した証としていただく御朱印!
筑波山神社では期間限定の御朱印もあるそうですので参考にしてください。
- 2月10日~11日(年越祭)
- 2月中旬~3月頃(梅まつり)
- 4月1日(例大祭)
- 4月頃(花まつり)
- 4月28日~5月6日(赤宮祭)
- 8月11日~31日(山の日)
- 11月1日(例大祭)
- 11月~12月頃(紅葉祭)
その他もしかしたら限定御朱印が登場する可能性もあります。
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私も本を購入して、行きたい神社を決めてから・・・
本には載っていない周辺神社を検索して神社の御朱印巡りをしております。
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