埼玉県所沢市に鎮座する「所澤神明社(ところさわしんめいしゃ)」に御朱印をいただきに行ってきました。
所沢の総鎮守であり武蔵国の「お伊勢さま」ともいわれている所澤神明社は、日本の航空発祥の地というから驚きです。
今回は、御朱印・所澤神明社について・境内の見どころなどの順番でご紹介していきます。
所澤神明社の御朱印
所澤神明社でいただける御朱印は2種類です。
所澤神明社の通常御朱印
直書き(500円)
中央の神社名「神明社」の墨書きが素敵な御朱印です。
鳥船神社の期間限定御朱印
直書き(500円)
鳥船神社の御朱印は右下に押されている飛行機の朱印が3ヵ月ごとに変わります。
1月~3月:飛行船(雄飛号)
4月~6月:アンリ・ファルマン機
7月~9月:ブレリオ機
10月~12月:ライト機
私は11月の参拝なのでライト機!
通常はこの2種類の御朱印ですが、1月の初詣御朱印は2種類ともデザインが変わります。
御朱印受付時間 9:00~17:00
御朱印をいただける社務所の位置はこの後「見どころ」でご紹介しております。
所澤神明社について
文政9年(1826年)に起こった火災のため、記録資料などがすべて焼失したので詳細は不明だが、日本武尊が東国平定の戦勝を祈顆するために現在地の近くに天照大御神を祀り、祈りを捧げたという伝説があるそうだ。
御祭神
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
倉稲魂大神(うかのみたまのおおかみ)
大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
三柱の神様を祀り「お神明さま」と親しまれています。
気になるのが所澤神明社のご利益ですよね!
御祭神の御神徳により「開運招福・商売繫盛・五穀豊穣・縁結び・家内安全・子孫繁栄」など、幅広いご利益がありますよ。
日本の航空発祥の地とは?
明治44年(1911年)日本で最初の飛行場として開設された所沢飛行場!
所沢は日本初の飛行場から飛行を成功させたことで「日本の航空発祥の地」とされている。
初飛行のパイロットとなった「徳川好敏(とくがわよしとし)」が飛行前日に、関係者とともに正式参詣したことから所澤神明社は日本の航空発祥の地の守護神として崇敬され、飛行機と空の安全などに関わる祈願をする参拝者が訪れる。
また、徳川好敏が日本で最初に動力飛行を成功させた100年後の平成23年(2011年)に鳥船神社(別称:所澤航空神社」が創建された。
航空安全・交通安全の神として信仰されています。
境内の見どころで鳥船神社のこともご紹介しております。
所澤神明社!境内の見どころ
所澤神明社の鳥居は3ヶ所(南・西・東)あるのですが、正面入り口となる南側にある鳥居から境内の見どころをご紹介してきます。
正面入り口となる鳥居周辺
正面入り口となる南側にある鳥居です。
木の鳥居です。
鳥居の右手は駐車場になっており、その奥には人形殿があります。
毎年6月に行われる焚き上げまで人形が納められています。
人形供養の受付は社務所(9:00~15:00)
人形殿の裏には境内社があるのでお見逃しなく!
何と!私は見逃してしまいましたが、記録しておきます。
戸隠神社(とがくしじんじゃ)
御祭神:手力雄命(たぢからおのみこと)
雷電社(らいでんしゃ)
御祭神:大雷神(おおいかずちのかみ)
阿夫利神社(あふりじんじゃ)
御祭神:大山祇神(おおやまつみのかみ)
五龍神社(ごりゅうじんじゃ)
御祭神:高龗神(たかおかみのかみ)
鳥居をくぐった先の広場周辺
鳥居をくぐり階段を少しのぼると、ちょっとひらけた場所に出ます。
画像左手の木は御神木で画像の右端に鳥居が写っていますが境内社(摂社)です。
蔵殿神社(くらどのじんじゃ)
御祭神:崇神天皇(すじんてんのう)
所澤神明社の最初の摂社であり地主神とも伝えられている。
江戸時代後期の火災で記録資料が残っておらず創建日や詳しいご由緒は不明だが、水の神・鍛冶に所縁のある神とも伝えられている。
こちらが御神木
他にも大きな木がありますが、こちらが御神木の樫(カシ)の木で多くの伝説を秘めた老木との事ですが?その伝説が謎!
そして見逃してはいけないのが、左手に写っている灯籠!
灯籠の先の階段をくだって行くと西の鳥居があり、その先に社号標もありました。
この道は「神明社参道」だぞ!っといった感じの社号標ですね。
参道には老ケヤキが立ち並んでいます。
ちなみに鳥居の右手は駐車場として利用できるスペースがあります。
さて、広場に戻り参道にある次の階段をのぼり社殿広場にむかいますよ!
社殿周辺の見どころ
参道にある次の階段をのぼると左手に手水舎があります。
龍の彫刻が見事な手水舎なのですが、所澤神明社の花手水もかなり人気があるのです。
とてもセンスの良い花手水ですね。毎回楽しみにされる人がいるのが納得できます。
手水舎と反対側(参道右手)には社務所があります。
社務所の東奥には所澤招魂社が鎮座しております。
参道に戻り、こちらが社殿(拝殿)です。
奥にまわると本殿を確認することができますよ。
本殿(玉串門)は明治35年(1902年)、幣殿・拝殿は昭和9年(1934年)に完成し、埼玉県内でも数少ない大規模な神明造の社殿である。
社殿の前に狛犬さんがいましたね。
巻き毛で怖い顔をしている狛犬さんかと思いきや!しばらく見ていると優しいのに無理して怖い顔をしている様な?狛犬さんです。
さて、社殿まわりには境内社が並んでいるので左手(西側)から社殿の裏を通り右手に行く順番でご紹介していきます。
まずは3社並んでいます。病気平癒の境内社(末社)
左からご紹介していきます。
煩宇斯神社(わずらいうしじんじゃ)
御祭神:煩宇斯命(わずらいうしのみこと)
黄泉(よみ)の国から戻られた伊邪那岐命が禊(みそぎ)をするとき脱ぎ捨てた衣から化生した神である。
「わずらい」そのものを神格化して祀られており、物事に差しさわりがあることや精神的なこと、病などを鎮静してくださる。
大國主神社(おおくにぬしじんじゃ)
御祭神:大國主命(おおくにぬしのみこと)
出雲大社の御祭神でもあり、国造り・農業商業の守護・縁結び・医療の神として崇敬されている。
瘡守稲荷社(かさもりいなりしゃ)
御祭神:倉稲魂命(うかのみたまのみこと)五穀・食物を司る神
寛政9年(1797年)所沢村内で疱瘡(天然痘)を病んだ者が倉稲魂命に平癒を祈り霊験があり瘡守稲荷と称し崇敬したのが起源と伝えられている。
右横に4社並んでいます。
左からご紹介していきます。
水天宮(すいてんぐう)
御祭神:安徳天皇(あんとくてんのう)
子育ての神・子供の守り神・子受け(子宝)安産の神として信仰されている。
琴平神社(ことひらじんじゃ)
御祭神:大物主命(おおものぬしのみこと)
香川県讃岐の金刀比羅宮の大物主神を奉祀
航海の安全を祈る「海の神様」として信仰されている。
天神社(てんじんじゃ)
御祭神:菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
学問の神様として信仰されている。
八雲神社(やくもじんじゃ)
御祭神:素戔嗚命(すさのおのみこと)
宝暦年間に所沢周辺で疫病が流行したとき、鎮静を願い薬王寺の和尚が素戔嗚尊に祈り霊験があり祀ったのが起源と伝えられている。
そして隣には御朱印をいただける鳥船神社
鳥船神社(とりふねじんじゃ)
御祭神:鳥之石楠船神(とりのいわくすふねのかみ)
伊邪那岐神(いざなぎのかみ)と伊邪那美神(いざなみのかみ)の子供(御子神)であり天島船神(あめのとりふねのかみ)とも呼ばれています。
天島船神は船の姿をしており、神々が天から降りる時に御乗船になったとされる伝承により航空の神様として崇敬されるようになった。
日本の航空発祥の地の守護神そして、交通安全・旅行安全・渡航安全などのご利益を求めて多くの人が参拝に訪れる。
折り鶴がたくさん結ばれていますよ。
願いを書いた折り鶴や紙飛行機をお供えすると、鳥船に乗せて神様がいる高天原に伝えてくださる神社なのです。
本殿の近くに稲荷社(いなりしゃ)がありますよ。
御祭神:豊受毘売神(とようけびめのかみ)
食物・穀物を司る神様で、五穀豊穣・商売繁盛のご利益があるとして崇敬されている。
本殿西脇奥に鎮座しています。
伊勢神宮の豊受大神宮(外宮)の御祭神でもあり、所澤神明社の本社を内宮とし稲荷社を外宮という意味合いがあると考えられているそうだ。
本殿の裏にはたくさんの石碑が並び、進んで行くと鳥居があります。
東の鳥居です。 鳥居の先にある社殿の横が駐車場になっています。
所澤神明社!基本情報・アクセス・駐車場
住所:埼玉県所沢市宮本町1-2-4
お問い合わせ先:04-2922-3919
電車の場合
西武新宿線「航空公園駅」西口より徒歩約8分
西武池袋線「西所沢駅」より徒歩約15分
西武新宿線・西武池袋線「所沢駅」西口より徒歩約15分
車の場合
関越自動車道「所沢インター」より約20分
圏央道「入間インター」より約30分
無料駐車場あり
駐車場は3ヶ所あり、境内の見どころでご紹介した鳥居の近くにあります。
最後に
所沢が日本の航空発祥の地であり、所澤神明社は航空発祥の地の守護神!
参道から大きな木が立ち並び、境内はとても静かで良い氣を感じながらゆっくり時間を過ごしたくなる雰囲気の神社です。
所澤神明社には猫ちゃんがいた!
猫好きの私(ブログ管理者)にとってはテンションが上がる出会い!
茶トラちゃん身だしなみをしてから境内のパトロールに行ってしましました。
社務所の横に猫ちゃん用のご飯(カリカリ)があり境内猫ちゃんです。
今回私が合えたのは茶トラちゃんだけですが、他にも猫ちゃんがいる様です。
しかし、フレンドリーではないのでストレスをあたえないように見守るぐらいにしましょう。