山梨県笛吹市に鎮座する甲斐国一宮の「浅間神社(あさまじんじゃ)」に御朱印をいただきに行ってきました。
浅間神社!(せんげんじんじゃ)じゃなくて「あさまじんじゃ」
浅間神社はたくさんあるので通称「一宮浅間神社」と呼ばれています。
御朱印は、今回の情報を知っていれば通常の御朱印を2種類いただくことができます。
しかし今回は、「一宮浅間神社について」を理解(簡単説明)してから御朱印情報と境内の見どころをご紹介していきます。
一宮浅間神社について
甲斐国(現在の山梨県)一宮(地域の中で最も社格の高い神社)
甲斐国にある神社の中で最も古い歴史がある伝統的な神社として信仰されています。
県内最古の神社の一つとされ、甲斐国一宮であり延喜式における明神大社である。
明治4年(1871年)国幣中社に列格(旧社格)、現在は神社本庁別表神社。
垂仁天皇8年(紀元前22年)に神山(こうやま)のふもとに祀られたのがはじまりと伝えられている。
貞観7年(865年)富士山の大噴火を鎮めるため、三柱のうち木花開耶姫命を現在の地に移し浅間神社(里宮)が創建された。
当時は駿河国側(現在の静岡県東部から中部あたり)に「富士山本宮浅間大社」があり、甲斐国側にも浅間神社を建立して両方向から富士山を鎮めようと朝廷から命を受け、木花開耶姫命(富士山鎮護の神)をこの地にお祀りしたそうだ。
しかし、何と!噴火の被害を避けるために富士山が見えない場所に鎮座し、神様も正面から被害を受けないために本殿は富士山に対し90度横を向いているという特徴があるのです。
最初に鎮座していた神山の鎮座地は山宮神社(山宮)として摂社となっている。
御祭神
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと):富士山の神格化した神様
ご利益(御祭神の御神徳が凄い)
御祭神(木花開耶姫命)は、神話の中で炎の中で出産し無事に育てた美しく強い女神です。
子授け・安産・子育てなど子供の守り神、そして良縁成就など女性守護のご利益があると古くから信仰されています。
しかし、それだけではない!
開運招福・諸行繁昌・家内安全・厄除け・交通安全・工事安全など、生活においてすべてをお守りしてくださる神様なのです。
境内には子授け・安産などのご利益が得られる石(パワースポット)があるので、この後お見逃しなく!
一宮浅間神社の御朱印
通常は2種類の御朱印をいただけるのですが、情報を知っておかないと諦めることになりますよ。
(ただし、参拝もしないで御朱印だけいただく人には関係のない情報だけどね)
「一宮浅間神社(里宮)」の御朱印(直書き)
一宮浅間神社の摂社「山宮神社(山宮)」の御朱印(直書き)
しかし、参拝の証としていただく御朱印!
山宮神社は摂社ですが境内に鎮座しておらず、2キロちょっと離れた山中に鎮座しています。(車でも途中までしか行けない)
時間がなかったので諦めようと思ったら、なかなかお参りに行けない人のために「遥拝所」がありました。
遥拝所は二の鳥居をくぐって右手にあります。(画像撮り忘れました)
近くには陰陽石があり、夫婦円満(子授け)のパワースポットとされています。
そして期間限定の「悪疫退散特別朱印」の御朱印もいただきました。(書置き)
たまに限定御朱印があるようで、12月は「師走大祓」の御朱印もありました。
最新情報によると、何やら「今月の御朱印」なるもの(月替り御朱印か?)が登場しているようなので、参拝時にご確認くださいませ!
一宮浅間神社!境内の見どころ
境内にはパワースポットとされるご利益ポイントもあるのでお見逃しなく!
2つの鳥居と随神門
国道20号沿いに朱塗りの大きな一の鳥居があります。
社号標には「甲斐國第一宮浅間神社」と刻まれています。
そして境内の入り口となるのが二の鳥居
石の鳥居です。細長い社号標には「國幣中社浅間神社」と刻まれています。
鳥居の先には随神門
左右には御祭神を護る神様(随身さん)が安置されています。
随神門の前に可愛い大きな絵馬がありますが、その年の干支によりデザインが変わるようです。
さて境内に入っていきますよ。
参道と手水舎周辺
随神門をくぐると広々とした境内に真っすぐ石畳の参道になっています。
歩いて行くとすぐ左手に社務所(授与所)があります。
御朱印をいただける場所です。
社務所前には大きな松の木「亀ノ松」
亀?といったら鶴はどこだ?と気になった人は、「亀ノ松について」案内板があるので伝えられている話をご確認くださいませ。
少し進むと右手に手水舎
手水鉢の中にビー玉が沈んでいました。
手水舎の後ろの方にもう一つ手水舎があるのかと思ったら「女神の井戸」
多くの人から神社の井戸水を御神水として頂きたいとの要望があり、この場所を70メートル掘り作られた井戸で、御祭神にあやかり女神の井戸と名付けたそうです。
手水舎としても使用できるようですが、御神水として持ち帰るのは隣の蛇口からかな?気になる人は社務所で聞いてくださいませ。
画像に写り込んでいる大黒様に気付かれましたか?(ご利益:金運上昇・商売繁盛など)
そして近くに子持石と歯固めの石納所がありますよ。
拝殿の正面に位置する子持石!ご利益を得られそうなパワースポットです。
子宝に恵まれたい人はこちらにも参拝された方がよいかもしれませんね。
お食い初めの儀式で使用する歯固めの石は社務所にあります。
東向きに建っている社殿
さて、参道の手水舎の先に社殿がある神社が多いですが「甲斐国一宮浅間神社について」でご紹介しましたが、神様が富士山の噴火を正面から避けるために富士山に対し90度横を向いているという事で、参道の左手(東向き)に建てられています。
こちらが拝殿(社殿)です。
とても大きな社殿です。
拝殿は入母屋唐破風向拝造銅板葺、奥にある本殿は入母屋向拝造銅板葺です。
「第一宮」と記されている扁額は歴史を感じますよ。
こちらが本殿です。と、いつもなら画像をご紹介するところなのですが・・・
本殿の横にある夫婦梅の説明書きに集中して本殿の撮影をすっかり忘れちゃいました。(申し訳ない)
夫婦梅の説明書き一部抜粋して記録しておきます。
樹齢200年といわれている御神木の梅の木です。(しかし境内には夫婦梅(親樹)以外に6本の夫婦梅がある)
樹が夫婦という事ではなく、育つ実が一つの花で二つの実を結ぶ珍種である。
古来より御祭神(木花開耶姫命)の御神徳による子授けの霊験があると信じられ参拝祈願をする人がいるそうだ。
花は1月頃から咲き3月初旬まで咲いており、6月頃に夫婦の実をつける。
社殿周辺にはパワースポットがあるよ!
社殿まわりにはパワースポット(ご利益ポイント)があるので、それも含めて社殿向かって右側から見どころをご紹介していきます。
すぐ右手には神楽殿と宝物殿が並んでいます。
神楽殿と宝物殿の間に清め砂があるのですが・・・
気になる人は社務所で聞いてくださいね。
先に進むと人型をした石の門(祓門)があります。
この門を通り抜けると、厄災難が祓われ神のご加護がいただけるそうだ。
神のご加護をいただいて祓門を通り抜けると十二支の石像が並んでいます。
どの干支も可愛いキャラの石像です。
何やら、その年の干支や自分の干支にお参りすると良いらしい!
十二支の最期になる戌とイノシシの左手に富士石?があります。
御祭神である木花開耶姫命は「富士山の神」ということで、富士山の形をしています。
本殿にむかってこちらからも参拝すれば、神様に近いし願いが届きやすいかも!
近くに成就石があるのですが・・・
影が・・・(撮るのが下手くそでごめんなさい)
この石の前に立ち本殿にむかって唯一心に祈る。「祓い給え、清め給え、守り給え、幸へ給え」と3回唱えたら願い事をして二拝二拍手一礼!
なんたって「成就」の石です。
これはやらねば!
一宮浅間神社の境内社と境外社
社殿右手から奥に進む順番で境内社(末社)をご紹介していきます。
護国社
458柱の英霊が祀られています。
七社
七社大神が祀られています。
・雨降大神
・道祖神
・稲荷大神
・金比羅大神
・六所大神
・加具土大神
・天満宮
七社中の稲荷大神から御分霊を頂いた稲荷社
ずらりと並んだ鳥居の先に社がありますが、その手前にある丸い石が気になる。(謎)
ちなみに近くにきのこの石
これも気になる。(謎)
神明社
真貞社
そして次は境外社です。
一の鳥居をくぐり先に進むと左手に天神社
鳥居をくぐると御神牛が寝ていました。
山宮神社(摂社)
一宮浅間神社の元宮にあたる。
本殿から約2キロちょっと離れた清流山宮川の水源神山のふもとに鎮座しています。
老杉2本が神木として並んでいるそうだ。
本殿は春日造檜皮葺(現在の社殿は永禄元年(1588年)に再建された)
大山祇神(おおやまつみのかみ)と天照大神の孫である瓊瓊杵命(ににぎのみこと)の二柱が御祭神である。
この二柱の御祭神は木花開耶姫命の父神と夫神です。
一宮浅間神社の基本情報・アクセス・駐車場
住所:山梨県笛吹市一宮町一ノ宮1684
お問い合わせ先:0553-47-0900
電車の場合
JR東日本中央本線「山梨市駅」より徒歩約1時間・タクシー利用で約10分
車の場合
中央自動車道「勝沼インター」より約5分
無料駐車場は数カ所あります。
最後に
一宮浅間神社
境内にはパワースポットとされるご利益ポイントが多い神社でした。
特に御祭神の御神徳は凄いですからね。
子どもを授かりたいと願うご夫婦は参拝に行かれるのも良いのではないでしょうか。
あっ!私たち夫婦は生活においてすべてをお守りしてくださる神様へ、夫婦円満・家内安全・金運上昇のご利益を授かりました。(たぶん)
そして次に参拝にこれた時は山宮神社まで行ってみたいと思います。
信州・甲州の神社(御朱印)巡りにおすすめ↓「PR」
私も本を購入してから行きたい神社を決めて、
本には載っていない周辺神社を検索して御朱印巡りをしています。
神社(御朱印)巡りを楽しみましょうね!