埼玉県坂戸市に鎮座する「大宮住吉神社」に御朱印をいただきに行ってきまいた。
御朱印は2種類!東照宮巡りで御朱印を集めている人には見逃しやすい神社かもしれません。
ただし、大宮住吉神社は神楽に注目すべき神社なのです。
それでは大宮住吉神社についてご紹介していきますが、御朱印情報はお見逃しなく!
そして猫好きのブログ管理者(にゃ介)は駐車場の可愛い猫ちゃんたちの記録もしております。
2回目の参拝記録も追記
大宮住吉神社!注目の御朱印情報
実は・・・コロナにより緊急事態宣言中なので書置き御朱印が拝殿前に置かれている情報と参拝者が誰もいないことを確認して行ったのですが、何と御朱印がない!
諦めて境内の様子を撮影中「御朱印受付」が貼られた家を発見!
今回いただいた御朱印はこちらの2種類(直書き各300円)
大宮住吉神社の通常御朱印(季節の神楽御朱印)ですが、右下の朱印に注目!
この朱印はこの後ご紹介する神楽に登場する人物(もどき)で、季節ごとに変わり4種類あります。
そして、埼玉県の伝統工芸品である小川手漉き和紙(てすきわし)を使用した数量限定御朱印もあるようだ!
(初穂料:500円)
こちら↓が東照宮の御朱印です。
東照宮巡りなどで紹介されているため訪れる参拝者が増え御朱印を作ったとか?
東照宮は境内社としてこの後ご紹介しております。
必ず拝殿の前に書置き御朱印を置いていないそうです。(置いてある日とない日がある)
なかったら諦める?(この先の行動をしてから諦めよう!)
実は御朱印(直書き)いただける受付場所があるのです。
↓こちらは拝殿裏(本殿近く)の鳥居
(画像は鳥居をくぐり外からの風景なので、鳥居の間に見えるのは社殿です)
この鳥居をくぐった斜め左手に家が建っています。(ご自宅なので画像の添付はなしです)
1件だけなのですぐに分かります。
窓に「御朱印受付」の張り紙がされており、隣にインターホンがあるのでならしてみましょう!
宮司さんがご自宅にいれば直書き御朱印をいただくことができます。
不在の場合もあるので、応答がない時はここで御朱印を諦めましょう。
御朱印受付時間帯:9:00~16:00
ご自宅なので迷惑がかからない行動を心掛けましょう。
2回目の参拝(お正月)は書置き御朱印
参道を歩いて行くと社殿前に仮設テントが・・・
こちらで書置き御朱印をいただきました。(お守りなども購入できます)
今回いただいた御朱印はこちら↓
ちなみに日付も書いていただけました。
書置き御朱印が入っていた袋に注目!
季節ごとに違う神楽の登場人物(もどき)の朱印が押されています。
今回は冬(天狐・梅)の御朱印です。(12月~2月)
大宮住吉神社について
鳥居前にある大宮住吉神社に記されていた看板より一部抜粋して記録しておきます。
社伝によると、平安時代・天徳3年(959年)に長門国豊浦郡(ながとのくにとようらぐん)現在の山口県下関市に鎮座する住吉神社の御分霊を勧請したのがはじまりと伝えられている。
創建されたのは天徳3年(959年)だが、社殿は室町時代中期・永享元年(1429年)足利持氏(あしかがもちうじ)により再建されており、現在も当時の棟札(むなふだ)が残っているそうだ。
その後、徳川家康より公的文書の御朱印状を賜り、代々の将軍に社領を認められ徳川家光の代には朱印高六石を賜った。
御祭神は3柱?5柱だな
御祭神は・・・
住吉三神(海・航海の神様)
神功皇后(じんぐうこうごう)
応神天皇(おうじんてんのう)
底筒男命(そこつつのおのみこと)
中筒男命(なかつつのおのみこと)
表筒男命(うわつつのおのみこと)
御祭神からのご利益(御神徳)
住吉三神は海・航海の神様と大宮住吉神社では記されていますが、その他一般的にいわれているご利益を記録しておきます。
住吉三神は「おはらいの神」としても崇敬されています。
海上・航海安全、厄除開運、海に関係する業種守護など
神功皇后は聖母神・武芸の神様です。
安産・子育て・学業守護・祈願厄除け・病魔退散・家内安全・開運招福など
応神天皇は「八幡さま」として親しまれており別名「誉田別命」としても有名で文武の神様です。
国家鎮護・殖産興業・勝運招来・厄難除け・子孫繁栄など
そして大宮住吉神社では、この後ご紹介する神楽が有名で「五穀豊穣・家内安全」を祈願するお祭りがあります。
大宮住吉神社!境内の様子
木々に囲まれた静かな場所に鎮座している大宮住吉神社の境内の様子をご紹介していきます。
一の鳥居から参道
入り口となる一の鳥居です。
歴史を感じる鳥居と大きな木がたくさんありパワーを感じますよ。
鳥居をくぐるとすぐに手水舎があるので水が流れていたら清めてから進みましょう。
こちらが参道の様子です。
木製の灯籠が何とも言えない良い雰囲気です。
参拝は9月上旬なのに境内には落ち葉が凄いです。(掃除が大変そう)
右手はこんな感じです。
広々とした境内に見えますが、そんなに広くないです。
社殿の手前に大きな木(カヤ)御神木だと思うのですが・・・?
「保存樹木指定標識」がつけられていて、境内には色々な種類の樹木に標識がつけられています。
神楽殿と石碑
木製灯籠を通りまっすぐ進んだ左手に神楽殿があります。
大宮住吉神社は神楽が凄く有名なのですが、とてもシンプルな神楽殿です。(神楽についてはこの後記録してあります)
神楽殿の奥に石碑がずらりと並んでいますよ。
威厳を感じる社殿
境内は広くないが広々と感じる境内に鎮座する社殿には威厳を感じる。
石の灯籠の先に拝殿があります。
んっ?狛犬は・・・いませんでした。
横から奥に行くと本殿を確認することができます。
お正月の参拝の時には拝殿の扉が開いていました。
めちゃくちゃ良い雰囲気!(内緒だけどたくさんお願い事しちゃった)
ずらりと並ぶ境内社
左側から神社名・御祭神・ご利益を記録してあります。
(東照宮の御朱印をいただく人は参拝を忘れないように!)
八幡神社(誉田別命)
厄除け・商売繁盛・家内安全
八坂稲荷神社(須佐之男命・宇迦之御魂神)
厄除け・縁結び・商売繁盛
簸川神社(須佐之男命)
縁結び・仕事運
八重垣神社(須佐之男命)
縁結び
稲荷神社(宇迦之御魂神)
商売繁盛・五穀豊穣
厳島神社(市寸島比売命)
交通安全・縁結び・心願成就
東照宮神社(徳川家康公)
学業成就・出世開運・商売繁盛
天満天神社(菅原道真公)
学業成就・合格祈願・五穀豊穣
ここにもあった境内社(厳島神社)
大宮住吉神社の道を挟んだ南側に池があり、昔から信仰されている厳島神社が鎮座しております。
神泉(しんせん)といわれる池(弁天池)に「市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)」が祀られており、昔は干ばつが続くと雨乞をしていたそうです。
で、私が注目したのは池にいる鯉などの魚ちゃん達!
池の水はきれいではありませんが、サクから下を見たらウヨウヨ発見!
エサが100円で販売されているので、きっと足音でご飯もらえるかも?と思って近寄ってくるのかもしれません。
期待されているのでご飯をあげてみたら・・・
もの凄い勢い、口を大きく開けて縦泳ぎか?
この争いに加われない仔もいるので、遠くにもバラまきました。
参拝によられた時には、ぜひご飯をあげてくださいね!(販売されているエサ以外はダメです)
で、この弁天池で不思議なものを発見!
池にカエルの石像、これは「無事かえる」のカエルさんでしょうか?説明書きはありませんでした。
で、不思議なのがカエルの横にある石で造られた箱のような物!意味が分からん(謎)
大宮住吉神社の神楽は凄いよ
坂戸の大宮住吉神楽は埼玉県指定無形民俗文化財であり、国選択無形民俗文化財でもある。
江戸里神楽で身振り手振りの表現だけで無言で行う演劇性が高いのが特徴です。
- 天照大神までの神話を題材とした「十二神楽」
- その他の神話や茶番狂言の十座の「座外神楽(ざがいかぐら)」
歴史は古く、埼玉県児玉郡神川町に鎮座する「金鑚神社(かなさなじんじゃ)」で行われている金鑚神楽は宝暦年間(1751年~1764年)に大宮住吉神楽を伝授したと伝えられているので、それ以前から大宮住吉神楽は奉納されていたと考えられている。
私が大宮住吉神社を知ったのは、以前「金鑚神社」に行き金鑚神楽の由来からです。
金鑚神社について参考になるサイトはこちら↓
「金鑚神社」の御朱印!武蔵二宮のご利益は凄い!境内に心癒される大宮住吉神楽はお祭りの時に見ることができます。
- 祈年祭(2月23日)
- 例大祭(4月第一日曜日)
- 新嘗祭(11月23日)
特に例大祭は盛大で多くの神楽が奉納され、天下際(てんかさい)では天狗(猿田彦命)を先頭に参道を歩み神話の天孫降臨(てんそんこうりん)になぞられ「五穀豊穣・家内安全」を祈願する。
大宮住吉神社の基本情報・アクセス・駐車場
住所:埼玉県坂戸市塚越254
お問い合わせ先:049-284-9310(宮司さん宅)
電車の場合
東武東上線「若葉駅東口」より東武バス八幡団地行「住吉神社」下車、徒歩約5分
東武東上線「北坂戸駅」より徒歩約50分
車の場合
圏央道「坂戸インター」より約10分
関越自動車道「鶴ヶ島インター」より約15分
無料駐車場あり
隣にある集会所の前が大宮住吉神社の駐車場になっています。
駐車場に猫ちゃん発見!
駐車場でもある集会所の入り口と石碑の近くに猫ちゃんたち発見!
猫好きにとって猫ちゃんとの出会いは嬉しい限り、そしてこの神社は良い神社としてインプットされるのである。
ゆっくり近づいてみました。
この時5匹の猫ちゃんがいました。
耳カットされておりまだ子供猫ちゃんたちで、一定の距離以上は近づけなかったのでナデナデできませんでしたが、超かわいい猫ちゃんたちです。
神社で飼っている猫ちゃんではなく、すぐ近くの家でたくさん猫を飼われていた人がいたがお亡くなりになり、何とご近所さんたちがご飯をあげたりしてここにいるそうです。
大宮住吉神社の近くに住んでいる方々はとても良い人ばかりだ~
猫ちゃんたちはとても健康そうで仲が良さそうでした。
ナデナデしたくても嫌がる様なら一定の距離は保ってあげてくださいませ。
ちなみに「耳カット」されている猫ちゃんたちは避妊・去勢手術をした目印で、野良猫ちゃんを増やさないために活動している人や団体がボランティアで行っているのがほとんどです。
(ここの猫ちゃんたちの耳カットのいきさつは分かりません)
2回目の参拝時の追記
車を止めたとき、周辺も探しましたが猫ちゃんがいませんでした。
御朱印をいただくテント内にいた、たぶん地域の方々(自治会の人たちかな?)
思い切って猫ちゃんたちの事を聞いてみたら・・・
本当にこの地区の人たちは優しい人たちなのです。
他の人たちに確認しながら「今は減っちゃって6匹ぐらいはいるけど人が多くいると隠れちゃうんだよ」
と、誰一人地域猫に対して嫌な顔をせず教えてくれました。
助け合いの優しい気持ちがある地域の皆様で、私の住む地区の区長や民生委員と大違い!
最後に
大宮住吉神社はとても静かで良い雰囲気でした。
春には境内に植えられているたくさんの桜が綺麗に咲き、有名な神楽も見たいし、可愛い猫ちゃんたちにも会いたいので季節を変えて行きたくなるような神社です。
あっ!御朱印の朱印も変わりますからね。
近くには「勝呂神社」が鎮座していますので、あわせて参拝予定の計画をたてると良いですよ!
勝呂神社について参考になるサイトはこちら↓