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「金鑚神社」の御朱印!武蔵二宮のご利益は凄い!境内に心癒される

拝殿正面の風景

埼玉県児玉郡に鎮座する武蔵二宮「金鑚神社(かなさなじんじゃ)」

何と!本殿がなく山(御室山)を御神体としている古社!

境内はとても静かで厳かな雰囲気の中、良い氣が流れていることを感じることができます。

境内の雰囲気がお伝えできる様に画像多めに見どころをご紹介!

まずは御朱印情報からです。

金鑚神社の御朱印

今回いただいた御朱印はこちらです。

通常御朱印

(初穂料:500円)

本来なら直書きでいただけるのかもしれませんが、コロナ対策のため書置きに日付だけの直書き!思っていた以上にシンプルな御朱印ですね。

御朱印をいただける場所は、このあとご紹介する二の鳥居をくぐった先に社務所があります。

社務所の風景

御朱印をいただける時間は9:00~16:00

金鑚神社について

埼玉県北西部に立つ標高343.4メートルの御嶽山(みたけさん)のふもとに鎮座し、拝殿の後ろに立つ御室山(御室ヶ嶽:みむろがたけ)を御神山としてお祀りしています。

拝殿と中門だけで本殿を設けない古代祭祀の面影を残しており、御神山を直接拝する形式になっている。

金鑚神社の社格は、古来より官社として神階を授かり他の式内社より格が上位であった。江戸時代には武蔵国二宮・明治時代は官弊中社、そして現在は神社本庁包括下の「別表神社」である。

神社名の御由緒

神流川周辺では刀の原料となる「砂鉄」が得られ、御嶽山から鉄が産出したという伝承がある。
社名である「金鑚(かなさな)」は、昔は「金佐奈」と記載されていたそうだ。
・砂鉄を意味する「金砂(かなすな)」が語源
・産出した砂鉄が昆虫のサナギのようなかたまりだったので「金サナギ」が語源

ではないかと考えられている。

創建の御由緒

金鑚大明神縁起(1688年~1704年につくられたもの)や金鑚神社鎮座之由来記(1902年)によると、日本武尊が東国遠征の時、倭姫命(やまとひめのみこと)より授けられた草薙剣(くさなぎのつるぎ)とともに身につけていた火鑚金(ひきりがね)を御霊代として御室山に納め、天照皇太神と素戔嗚尊の二柱の神様を祀ったことによると伝えられている。

最初の社殿は現在の地より南へ約400メートルの地にある「元森神社」で、そこから御室山を遥拝していたと考えられています。

御祭神とご利益

御祭神
天照大神(あまてらすおおみかみ)
日本の最高神で太陽神!国家安泰・開運・勝運
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
厄除け・縁結び・開運

誰もが知っている2柱の神様が祀られています。

天照大神は日本最高の神(総氏神)であり太陽神!
素戔嗚尊は天照大神の弟神であり神話ではヤマタノオロチを退治!

ご利益は国家安泰・家内安全・子孫繁栄・交通安全・厄除け・方位除けなどが代表的だが、御祭神の御神徳から考えると、すべての願い「諸願成就・心願成就」

配祀神には日本武尊(やまとたけるのみこと)が祀られており、これまた凄い!

金鑚神社!境内の見どころ

金鑚神社の境内は自然を楽しみながらゆっくり見ていくのがおすすめ!先に知っておきたい情報をご紹介していきます。

一の鳥居・二の鳥居と参道

国道462号線沿いに大きな一の鳥居があります。

大きな一の鳥居の風景

一の鳥居をくぐって200メートル先に駐車場があります。

ということで、旦那さんは車で進み私は歩いてみました。

二の鳥居までの参道の景色

二の鳥居が見えていますね。

とても気持ちの良い参道で、燈籠に動物が刻まれていたりして歩かないと気が付きませんよ。

こちらが二の鳥居です。

二の鳥居の風景

車だと左手の道を進み、私は二の鳥居も一礼して歩いて進みました。

正面に階段がありますが、少しのぼって右手に曲がってまたのぼって行くと「木村翁頌徳碑(きむらおうしょうとくひ)」があるそうです。

養蚕業の発展に貢献した「木村九蔵」の業績をたたえる為にたてられたそうなので気になる人はのぼってください。

階段をまっすぐのぼって行くと「多宝塔」の近くに行けるようですが、私は車が通る道を進んで行くことにしました。(階段付近から左カーブになっています)

というのも、ここで車に乗って駐車場まで行ったからです。

少し行くと左手に駐車場がありトイレもあります。

右手には多宝塔があるのですが、たぶん大丈夫だとは思いますが少し高い場所にあるのでお見逃しなく!

国指定重要文化財「多宝塔(たほうとう)」

高い場所にある多宝塔の風景

天文3年(1534年)阿保全隆(あぽぜんりゅう)が寄進したものである。

この多宝塔は建立年代が明確であることと、塔婆建築の少ない埼玉県にとっては貴重な建築物とされています。

神仏習合時代の名残ですね。近くの天台宗の寺院「大光普照寺(だいこうふしょうじ)」が別当寺です。

さて、歴史を感じる多宝塔の見学を終えたら参道を先に進みますよ!

三の鳥居にむかう参道の風景

金鑚神社の参道は緑豊かで本当に気持ちがいい!

三の鳥居と源義家伝説の遺跡

参道を進んで行くと御朱印情報でご紹介した社務所が左手にあり、大きな燈籠が見えてくるのでそちらに進みます。

大きな燈籠の風景

燈籠には戦捷記念(せんしょうきねん)と刻まれているような・・・?

先に進むと平安時代末期、「前九年の役」に出陣する源義家が戦勝祈願に訪れた時に残した伝説の遺跡が3つあります。

赤い橋が架かっていますよ!

赤い色の義家橋の風景

この赤い橋は「義家橋」義家が橋を架けた!と伝えられています。

橋を渡りきる手前で右手を見てくださいね。

義家の2つの遺跡の風景

立札があるのが「駒つなぎ石」

「下乗」と書かれているので、この先は結界を意味しており「聖地」であることから高貴な者でも乗り物(カゴや馬など)からおりて参拝しないといけないという目印です。

しめ縄がされている木が「旗掛杉」

この木に旗を掛けていたようですね?

さて、橋を渡り三の鳥居がこちらです。

三の鳥居正面の風景

ここから「聖域」に進んで行きます。

三の鳥居をくぐると手水舎が左手にあるので自身を清めてから進みましょう。

正面にあるのが拝殿かと思いきや「神楽殿」です。

神楽殿正面の風景

「金鑚神楽」
神話を題材とした一曲一座形式で、宝暦年間(1751年~1764年)江戸神楽のながれをくむ大宮住吉神社(埼玉県坂戸市)の神楽が伝授されたものと伝えられています。

本殿がない社殿の様子

神楽殿の手前右手に拝殿があります。

木々に囲まれた拝殿の風景

山の自然の中に鎮座し、派手さがなく厳かな雰囲気の拝殿です。

拝殿横は御祈願入り口になっています。

拝殿横の風景

さて、気になるのが拝殿の奥ですよね。

御神山の前にある中門の風景

中門の奥には本殿がなく、山全体が御神体(御神山)になっています。

何か凄くないですか?脇から参拝させていただきました。

金鑚神社の境内社は拝殿を左手に進んで行くと並んでいます。

ずらりと並ぶ境内社の風景

武蔵国式内社44座
熱田神社・氷川神社・伊弉諾神社・五柱神社・火産霊雷神社・大山清水神社・宮比神社・住吉神社・稲荷神社・薬師神社・諏訪神社・松尾神社・白山神社・八幡神社・菅原神社・二柱神社ほか

御神山の斜面に昔から鎮座している境内社ですね。

金鑚神社の基本情報とアクセス

住所:埼玉県児玉郡神川町二ノ宮751
お問い合わせ先:0495-77-4537

電車の場合
JR高崎線「本庄駅」・JR八高線「丹荘駅」より朝日バス(神泉総合支所ゆき)「新宿(しんしゅく)」下車、徒歩約20分
バスを利用しない場合、JR八高線「児玉駅」より徒歩約75分、「丹荘駅」より徒歩約60分

車の場合
関越自動車道「本庄児玉インター」より約20分
無料駐車場あり

最後に

金鑚神社は木々に囲まれた参道を進み境内がとても静かで心が癒される神社でした。

しかし「武蔵二宮金鑚神社」は「一宮」ではなく、なぜ「二宮」なのか知っていますか?

それは・・・現在の武蔵一宮は「大宮氷川神社」だからです。

大宮氷川神社も凄く良い神社ですよ!境内の様子や見どころはこちら↓

大宮氷川神社三の鳥居大宮氷川神社の御朱印とご利益!広い境内パワースポットを見逃すな!

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