当サイトには広告が含まれています。

「三芳野神社」御朱印は日曜日がおすすめ!ご利益も凄い境内の見どころ

三芳野神社の拝殿

埼玉県川越市に鎮座する「三芳野神社」に御朱印をいただきに行って来まいた。

川越城本丸御殿の正面に鎮座し、わらべうた「通りゃんせ」発祥の地だとか・・・

その他、境内の見どころでご紹介しておりますが、現在の社殿については「えっ?」と思う不思議な歴史がありました。

三芳野神社の御朱印情報・ご利益・境内の見どころと、無料駐車場情報はお見逃しなく!

三芳野神社の重要な御朱印情報!

今回いただいた御朱印はこちら↓(300円)

三芳野神社の通常御朱印

三芳野神社の通常御朱印に「通りゃんせ発祥の地」と記されていますが、このお話は最後の方に記録してあります。

9月23日といったら祝日なので直書きの御朱印をいただけると思っていたのですが、書き置き御朱印!

社務所は閉まっており貼り紙が・・・

閉まっている社務所の画像

氷川神社に行って書き置き御朱印(日付は直書き)をいただいた時に聞いてみた!

直書き御朱印は日曜日だけ!

直書きの御朱印をいただきけるのなら、直書きが欲しいですよね。

参拝日の予定を選べるのなら「日曜日がおすすめ」です。

ちなみに、三芳野神社から氷川神社までは徒歩10分ぐらいです。

三芳野神社について

創建は古く平安時代初期の大同2年(807年)と伝えられています。

長禄元年(1457年)川越城築城のさい、城内の鎮守とし歴代城主や多くの人々に篤い崇敬を受けていた。

この頃は三芳野天神社として親しまれ、明治2年(1869年)現在の三芳野神社に改名した。

川越城内に鎮座し幕府直営社であった三芳野神社は、川越を代表する神社といってよいかもしれませんね。

三芳野神社の御祭神とご利益

本殿:学業成就・合格祈願・家内安全

祀られている神様とご利益をご紹介していきます。

御祭神
・素戔嗚尊(すさのおのみこと)牛頭天王
水難除け・火難除け・病難除去・五穀豊穣・学問上達・縁結び・家内安全など

・奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)素戔嗚尊の后神
五穀豊穣・縁結び・夫婦和合・金運招福・厄除開運・衣食住守護など

配祀神
・菅原道真公(すがわらみちざねこう)天満天神
合格祈願・学業成就・芸能(技芸)・農業守護・病気平癒など

合祀神
・誉田別命(ほんだわけのみこと)
国家鎮護・殖産産業・家運隆昌・成功勝利・交通安全・悪病災難除け・子孫繁栄など

三芳野神社は「小江戸川越の学問の神様」として崇敬されており、毎年多くの受験生が学業成就・合格祈願に訪れています。

しかし、ご利益スポットは拝殿(本殿)への参拝だけではありません。

この後ご紹介する境内の見どころ(末社)のご利益もお見逃しなく!

三芳野神社!境内の見どころ

三芳野神社には本丸御殿の前を通って来る人が多いと思います。

本丸御殿の風景

すると、三芳野神社の脇から社殿に来る感じになります。

三芳野神社の入り口はここかも?と参道

三芳野神社の入り口は社殿への参道一直線の先にあります。

三芳野神社の入り口と思われる風景

石(石碑?)に「三芳野神社」と刻まれているので、たぶん入口です。

昔は四ツ足門があったそうだが、倒壊し礎だけ残っています。

あっ!猫ちゃん発見です。

参道にいた猫ちゃんの様子

耳カット(去勢・避妊手術済)の地域猫ちゃんかな?看板に鳩や猫にエサをあげないでと書いてありました。

2匹とも近寄っても逃げなかったのでナデナデさせていただきました。

さて先に進みます。

参道途中の両脇に遊具があり公園のようですが、初雁公園かな?

参道途中の風景

保護者同伴で子供達が遊んでいました。

鳥居と境内社(ご利益に注目!)

入り口?から参道を真っすぐ進むと鳥居があります。

三芳野神社!拝殿前の鳥居の風景

しかし超昔からある鳥居のようで「強い地震の時には倒壊の恐れが・・・」と、貼り紙がついているので気を付けてくださいませ。

鳥居の右手に社務所がありその横に手水舎があります。

手水舎の奥にひっそりと境内社(末社)

稲荷社:宇迦之御魂神

境内社(稲荷社)の風景


五穀豊穣・産業振興・商売繁盛・芸能上達

そして拝殿の手前、参道に向かい合う感じで境内社(末社)

蛭子社(えびすしゃ):恵比寿神

境内社(蛭子社)の風景


豊漁繁栄・航海安全・交通安全・金運招福・商売繁盛

大黒社:大黒天

境内社(大黒社)の風景

縁結び・子授・夫婦和合・五穀豊穣・商売繁盛

修復された絢爛な社殿

埼玉県指定の有形文化財です。

現在までに18回の修復が行われ、近年では平成27(2015年)から約3年半に大規模な修復工事が行われ昔の姿を取り戻した。

三芳野神社の拝殿正面の風景

寛永元年(1624年)3代将軍「徳川家光」の命により、城主「酒井忠勝」が造営されたと伝えられ、その後、明暦2年(1656年)に修造され江戸城二の丸東照宮の本殿が移築された。

現在の社殿は朱漆塗りを基調とした権現造(拝殿と本殿を幣殿でつなぐ複合社殿)
しかし現在の複合社殿になるまでには複雑な造営経過があり、気になるので簡単に記録しておきます。

拝殿横からの本殿の風景

寛永元年に造営された時の社殿は、流造の本殿と入母屋造の拝殿のみで幣殿はなかった記録があり、幣殿は増設されたもので、

明暦2年の修造のさい江戸城二の丸東照宮が移築された時に、幣殿と拝殿が外宮(遥拝所)となり明治5年には川越氷川神社の八坂神社の社殿として移築され、二の丸東照宮の本殿に幣殿を増設し現在の権現造(複合社殿)になったと考えられている。

東照宮といった感じの絢爛な社殿です。

えっ?すると、建立当初の社殿の雰囲気とはまったく違う可能性がある。

三芳野神社が「通りゃんせ」発祥の地

わらべ歌「通りゃんせ」

通りゃんせ通りゃんせ ここはどこの細道じゃ
天神さまの細道じゃ ちっと通してくだしゃんせ
御用の無い者通しゃせぬ この子の七つのお祝いに
お札をおさめにまいります 行きはよいよい帰りはこわい
こわいながらも 通りゃんせ通りゃんせ

会話のような歌詞!たぶん誰もが子供の頃に聞いたことがあり知っているのではないでしょうか?

しかしその時、歌詞の意味を深く考えたことがないと思います。

わらべ歌「通りゃんせ」の歌詞の意味は諸説あるようですが、発祥の地とされている三芳野神社の通りゃんせの歌詞の意味が正解なのだと思うので気になる部分を記録しておきます。

通りゃんせは子供が生まれお宮参りの時にいただいたお札(お守り札)を7歳のお祝いで天神様にお札を納めに行く様子が歌詞になっています。

7つのお祝いとは?
昔は子供の寿命が短く7歳まで成長するのが大変難しく、無事な成長を感謝しお守り札を納めに行く風習があったそうだ。(昔の7歳は数え年のため、現在の6歳になる)

行きはよいが、なぜ帰りがこわいのか?
三芳野神社は川越城内にあり一般庶民は許可がないと参拝できなかったそうだ。途中の「御用の無い者通しゃせぬ」の歌詞からもそれが分かる。
城内に一般庶民が入るということで、行き(入る時)もチェックがありますが、帰り(出る時)は密偵からの機密漏洩などを恐れかなり厳しいチェックがあったそうだ。

しかし、こわいながらも子供の無事な成長のお礼と祈願が大切な時代だったのでしょう。

三芳野神社!基本情報・アクセスと駐車場情報

住所:埼玉県川越市郭町(くるわまち)2-25-11

電車の場合
東武東上線「川越駅」より徒歩約40分
「本川越駅」より徒歩約25分

バス利用の場合
東武バス川越駅7番乗り場より「市役所前」下車
東武バス川越駅1番乗り場より「札ノ辻」下車
その他、イーグルバス小江戸巡回を利用の場合は「博物館美術館前」下車、東武バス小江戸名所めぐりを利用の場合は「博物館前」下車となります。

車の場合

関越自動車道「川越インター」より約15分

三芳野神社の駐車場情報

無料駐車場はありますが、こちら↓

三芳野神社の駐車場の風景

道から少し奥に進んで行くと本丸御殿の正面に少しスペースがあります。

小峰商店の奥に三芳野神社があります。

しかし駐車場は整備され昔より狭いスペースしかなく、祭日ということで止めることができませんでした。

国道254の「博物館入口」の交差点を三芳野神社とは反対側に曲がるとJA直売所「あぐれっしゅ川越(JAいるま野川越)」があり、その先に無料駐車場があるので少し歩きますがこちらに止めました。

もし、川越市内の神社仏閣巡りや小江戸川越の散策も予定しているのならおすすめかも!確か・・・?JA直売所の近くにレンタサイクル(シェアリングステーション)がありました。

レンタサイクルについては確認不足ですが、無料で車を止められて1日楽しむのなら自転車移動はおすすめです。

無料駐車場が満車だった!という時は、川越市にはあちこちコインパーキングがあるので諦めて利用しましょう。

最後に

今回ご紹介した三芳野神社は川越城の鎮守とし祀られていた歴史から考えると、本来なら川越を代表する神社なのではないでしょうか?

川越に来たのなら三芳野神社への参拝をお忘れなく!

そして三芳野神社のすぐ近くには本丸御殿・美術館・博物館があるので時間に余裕をもって観光されることをおすすめします。

御朱印巡りにおすすめ↓「PR」

私も御朱印巡りの参考にしている本です。
カラフルで見やすい!