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関東最古の大社「鷲宮神社」の直書き御朱印は凄い!ご利益も凄いよ

本殿

埼玉県久喜市に鎮座する「鷲宮神社(わしのみやじんじゃ)」に御朱印をいただきに行ってきました。

関東最古の大社でありお酉様の本社とも称されている神社です。

まずは御朱印情報、そして由来やご利益、境内の見どころをご紹介していきます。

鷲宮神社の御朱印

いただいた御朱印はこちら↓

通常御朱印

通常御朱印

初穂料:500円(直書き)

とてもシンプルな御朱印ですが、墨書きされた文字が達筆でいただいて嬉しい御朱印です。

凄くない!「鷲」をこんなに綺麗に書き全体的なバランスも凄く良い感じです。

金運招来・丸うさぎ御朱印

うさぎの御朱印

初穂料:見開き1,000円(書置き)

魔除の狛犬御朱印

狛犬の御朱印

初穂料:見開き1,000円(書置き)

通常御朱印以外は書置き御朱印(日付は直書き)なのですが、デザインが印刷されているだけで、私が色々確認した感じだと墨書きは印刷ではなく直書きされているような気がします。(凄い)

いただける御朱印一覧は参道途中で確認することができます。

御朱印一覧

月替わりの御朱印(月詣御朱印)が毎月かわります。

御朱印をいただける場所:拝殿前の社務所
御朱印をいただける時間帯:9:00~16:00

鷲宮神社について

出雲族の草創に係る関東最古の大社!
そして何やらお酉様の本社とも称されています。

ご由緒

神代の昔、「天穂日命」とその御子「武夷鳥命」が、昌彦・昌武父子外二十七人の部族等を率いて神崎神社(大己貴命)を建て奉祀したのがはじまりで、次に天穂日命の御霊徳を崇め別宮を建てて奉祀した。
(別宮は現在の本殿)
景行天皇の御世、日本武尊が社殿の造営し相殿に武夷鳥命を奉祀した。
(ご由緒書きより一部抜粋)

お酉様の本社とは?
浅草に鎮座する「鷲神社」が酉の市発祥の地といわれていますが、鷲神社の本社が鷲宮神社なのです。
(境内にも鶏がいます)

御祭神と御神徳(ご利益)

御祭神(御神徳)
天穂日命(あめのほひのみこと)商売繫盛・出世金運・厄難削除
武夷鳥命(たけひなとりのみこと)水上・陸上・航空の交通安全
大己貴命(おおなむぢのみこと)家内安全・縁結び・開運招福・病気平癒

合祀神(9柱)
建御名方神(たけみなかたのかみ)産業振興
伊邪那美神(いざなみのかみ)子孫繁栄・縁結び
大山祇神(おおやまづみのかみ)産業振興
宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)五穀豊穣
大山咋神(おおやまぐひのかみ)厄除け
天照皇大神(あまてらすすめおほかみ)
迦具土神(かぐづちのかみ)火難除け・交通安全
素戔嗚尊(すさのおのみこと)無病息災・方位方災除け
菅原道真公(すがわらのみちざねこう)学業成就・受験合格

ご利益:商売繫盛・出世金運・縁結び・子孫繁栄・家内安全・病気平癒・無病息災・厄除け・方位方災除け・学業成就など

さすが関東最古の大社!ありとあらゆるご利益を授かれそうです。

そして境内の見どころでご紹介する境内社のご利益もお見逃しなく!

鷲宮神社!境内の見どころ

鷲宮神社の大鳥居は平成30年(2018年)老朽化により倒壊し、令和3年(2021年)朱塗りの鳥居に再建されました。

新しい鳥居と狛犬

再建された大鳥居はこちら↓

大鳥居正面の風景

倒壊した以前の鳥居は明治30年(1897年)に建造された木製鳥居でしたが、新しい鳥居は耐候性鋼板製の鳥居です。

鳥居をくぐってすぐ右手には八坂神輿殿があるのですが、アニメ「らき☆すた」の神輿が納められているそうだ。

八坂神楽殿

何やら「らき☆すた」の聖地として多くのファンが訪れ聖地巡礼のさきがけともいわれている。

残念ながらこのアニメは観てないのですが、凄いよ!ちらっと神社が登場するのではなく、登場人物の双子の姉妹が住む神社が鷲宮神社らしい。

先に進むと珍しいポーズの狛犬さんがいますよ。

左の狛犬
右の狛犬

あれっ!猫なら親愛の気持ちを表しているポーズなのですが、狛犬さんの場合は威嚇なのかしら?

このポーズが可愛くて御朱印をいただきました。

ちょうど桜が咲いている時期で、桜並木の参道が綺麗だと有名なので楽しみにしていたのですが・・・

桜並木の参道の風景

あれっ!カットされたらしく何となく寂しい感じでしたが、とりあえず桜と参道!

参道両脇の見逃せないスポット

狛犬さんを過ぎて左手にトイレがありますのでご安心くださいませ。

そして右手には凄い灯籠がありますよ。

鳥の彫刻が施されている灯籠

青銅製の金灯籠(かなどうろう)文政12年(1829年)建立

お酉様の本社だからなのかしら?灯籠の下には鳥の像が並んでいます。

その先の右手には広々とした場所に境内社があります。

境内社と神輿庫が並ぶ風景

真ん中の小さな社が八坂神社(やさかじんじゃ)
御祭神:素戔嗚尊(すさのおのみこと)
ご利益:厄難消除

右側にある八坂神社より大きな建物は八坂祭(7月15日)に使用する神輿が収められている八坂神輿殿です。

奥の大きな建物は県内では最大級といわれている千貫神輿が納められている神輿庫です。(中を見ることができるので写真を撮ったのですが、反射で上手に撮れなかった!興味がある人は確認してくださいませ)

さて、参道の左手には池と境内社があります。

御池社鳥居正面の風景

光天之池(みひかりのいけ)の奥にある小さな社が御池社(みいけしゃ)です。

御祭神:宗像三女と弥都波能売神
ご利益:除災招福

しかし、何と池の水がない!

池の様子

古くから龍神様が住んでいると伝えられています。

昔からこの地にあった池だが、経年ととのに土砂が流れ込み池は埋もれていた。
平成11年(1999年)境内整備事業の一環として土砂の搬出が行われたとき、湧き水とともに龍のような雲が上空を覆ったという逸話から「天まで光り輝くような池」というご神託を受け「光天之池」と名付けられたそうだ!

龍神様大丈夫かな?

奥には久伊豆神社(ひさいずじんじゃ)

久伊豆神社の様子

御祭神:大己貴命(おおなむぢのみこと)
ご利益:良縁成就

手水舎から社殿へ

参道を進んで行くと左手に手水舎があります。

手水舎の風景

手水舎が2つあるのかと思ったら、手前は井戸かな?横に「御用水之井」の石碑がありましたが、現在は渇水のため使用できないようです。

そして右手にあるのが手水舎で、龍の彫刻が見事なのでお見逃しなく!

そしてこちらが社殿です。

改修工事中の社殿の様子

何と!拝殿屋根の葺き替えなどの改修工事中でした。(残念)

参道の突き当りに社殿がありますが、拝殿は左手奥にあるのでそちらが正面となります。

しかし、後ろにある本殿を裏から撮ってみました。

本殿が2つ並ぶ風景

普通なら拝殿の奥には1つの社(本殿)があるのですが、何と!拝殿の奥には2つの社があります。

左手が本殿で右手が神崎神社になります。
(拝殿は鷲宮神社本殿の前にあるらしい)

本殿には天穂日命・武夷鳥命・合祀神9柱が祀られ、神崎神社に大己貴命が祀られている。

これはご由緒で記載しましたが、最初に大己貴命を祀る神崎神社を建て、次に天穂日命の御霊徳を祀る別宮が建てられ、その別宮が鷲宮神社の本殿なのです。

社殿周辺の境内社など

拝殿の前には神楽殿があります。

神楽殿正面の風景

鷲宮神社に伝わる伝統芸能で、鷲宮催馬楽神楽(わしのみやさいばらかぐら)は関東各地の神楽の源流といわれており、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
年に6回(元旦・2月14日・4月10日・7月31日・10月10日・12月最初の酉の日)に奉納されます。

神楽殿の横には「力石」があり、その隣に姫宮神社(ひめみやじんじゃ)

姫宮神社正面の風景

社号標があり立派な社です。

御祭神:活玉依姫命(いくたまよりひめのみこと)
ご利益:家内安全

拝殿の左手をぐるっと奥にまわる感じで境内社をご紹介していきます。

社号標と鳥居があり、奥に八幡神社(はちまんじんじゃ)

八幡神社鳥居からの風景

御祭神:応神天皇(おうじんてんのう)
ご利益:出世開運

八坂神社の右手にも鳥居があります。

鳥居の先に境内社がある風景

この先に3つの境内社が鎮座しています。

鹿島神社(かしまじんじゃ)

鹿島神社の風景

御祭神:武甕槌神(たけみかづちのかみ)
ご利益:武運長久

稲荷社(いなりしゃ)

稲荷社の風景

御祭神:倉稲魂神(うかのみたまのかみ)
ご利益:五穀豊穣

道なりに奥に歩いて行くと左手に神明神社(しんめいじんじゃ)

神明神社の風景

御祭神:天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
ご利益:国家安泰

森の中を歩いているような道ですが、このまま進んで行くと神輿庫と八坂神社(境内社)ある参道途中の広場に出てきます。

さて社殿の裏に進んで行くと栗島神社(あわしまじんじゃ)

栗島神社の風景

ご利益:開運招福
御祭神:たくさん↓
授田毘古神(さるたひこのかみ)
武内宿禰(たけのうちのすくね)
天太玉命(あめのふとたまのみこと)
豊宇気毘売神(とようけひめのかみ)
大年神(おほとしのかみ)
天種子命(あめのたねこのみこと)
木花開耶姫神(このはなのさくやひめのみこと)
奥津日子命(おきつひこのみこと)
奥津比売命(おきつひめのみこと)
軻遇突智命(かぐつちのみこと)
湍津姫命(たぎつひめのみこと)
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
田心姫命(たごりひめのみこと)
八千矛神(やちほこのかみ)
大己貴命(おおやまくいのかみ)
大山咋神(おほなむぢのみこと)

隣にはお酉様の本社だけに鳥小屋があったので覗いてみました。

2羽の鳥がいる様子

普段よく見る白いニワトリではなく、強そうなニワトリがいました。

そして最後に諏訪神社(すわじんじゃ)

諏訪神社の風景

社はなく鳥居の先に「諏訪大神」と刻まれた石碑が祀られています。

御祭神:建御名方神(たけみなかたのかみ)
ご利益:盛業繁栄

鷲宮神社!基本情報・アクセス・駐車場

住所:埼玉県久喜市鷲宮1-6-1
お問い合わせ先:0480-58-0434(9:00~16:00対応)

電車の場合
東武伊勢崎線「鷲宮駅」より徒歩約8分
JR宇都宮線「東鷲宮駅」よりタクシーで約10分
(朝日バスを利用することもできます)

車の場合
東北自動車道「久喜インター」「加須インター」より約15分
無料駐車場は鳥居の左手にあります。

最後に

鷲宮神社の御朱印をいただいたときにお話ができる雰囲気ではなかったのですが、いただいた御朱印は凄く丁寧に書かれていて嬉しかったです。

しかし拝殿が改修工事だったのは残念でした。

関東最古の大社である鷲宮神社のご利益も凄いですが、歴史を感じる境内社のご利益も見逃さないように記録しておりますので、参拝前の参考にしてくださいませ。