山梨県甲府市に鎮座する「武田神社」
誰もが知っている(たぶん)戦国時代の名将「武田信玄公」を御祭神として祀る神社である。
かなりパワーのあるご利益をいただける気がしてならない!
なんてのん気な事を考えていたが、境内に入る前からパワー(氣)を感じる雰囲気の素敵な神社でした。
そんな武田神社について、人気の御朱印・ご利益・見どころを含めてご紹介していきます。
しかし今回はそれだけではない!
武田神社おすすめランチ(スイーツ)と、武田信玄にハマってしまった人の為に甲府市にある信玄公ゆかりの地も最後に記録してあります。
武田神社の御朱印
今回いただいた御朱印です。
通常御朱印(300円直書き)
右上に「風林火山」の軍配・真ん中に神社名「武田神社」・その下に信玄公が使用していたものと同じ図柄の「龍丸印」が押され奉拝の文字と参拝日が墨書きされたシンプルな御朱印です。
「龍丸印」がちょっと残念!
武田信玄公の立ち姿・座り姿御朱印(各500円書置き)
立ち姿
座り姿
左下に「百鬼丸(ひゃっきまる)」と記されていますが、切り絵作家さんの作品だそうです。
武田神社で人気の御朱印ですが、どちらをお願いするか悩みますよね?
座り姿の方が武田信玄というイメージが私にはありましたが、旦那さんが座っている信玄公を選んだので私は立ち姿をお願いしました。
武田神社について
武田神社の御祭神は「武田信玄」誰もが名前を知っている有名な人物です。
武田神社は信玄公の父「信虎公」が永正16年(1519年)に石和から移した「躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)」の跡地に鎮座しています。
躑躅ヶ崎館には信虎公・信玄公・勝頼公の三代が60年余り居住しており、現在も当時の堀、石垣、井戸などが残っている。昭和13年(1938年)には国の史跡に指定されています。
社殿は大正8年(1919年)信玄公の遺徳をしたう県民により「武田神社奉建会」が設立され浄財によって完成しました。
拝殿は入母屋造りで檜皮葺(ひわだぶき)の屋根!(迫力がある)
御祭神「武田信玄公」について
武田信玄公は大永元年(1521年)武田神社近隣の石水寺要害城に誕生し、天正元年(1573年)4月12日信州駒場で53歳の生涯を終えたと伝えられている。
21歳で国主となり30年にわたって連戦連勝を重ねた戦国時代の名将と伝えられているが、領国の経営にも力を入れ領民から深く愛されていた。
武田神社のご利益
御祭神である武田信玄公は甲斐の国の守護神であり、戦国時代の連戦連勝より「勝運」のご利益があるとして有名です。
勝運といっても、勝負事だけではなく「自身の人生に勝つ」「自分自身に勝つ」なども含まれているご利益です。
また、領国の経営にも携わっていたことから「産業・経済の神」としても信仰を集めております。
何か自分自身に達成したい事(目標など)、強い信念があることに力をかしてくれる!そんなご利益を得ることができそうですよね。
武田神社!境内の見どころ
武田神社正面入り口の赤い橋は「神橋」そしてその先には一の鳥居が見えています。
さて、武田神社境内の知っておきたい見どころをご紹介していきます。
一の鳥居をくぐり参道の見どころ
階段をのぼって行くと一の鳥居がありますが、なぜか凄いパワーを感じるとおもったら迫力のある狛犬が入り口を守っています。
私流に表現すると「筋肉質で手足が太く胸板が厚い・巻き髪のロングヘアー」ドッシリとした迫力のある狛犬です。
一の鳥居をくぐる前に必ず振り返ってくださいね!
鳥居も入れちゃいましたが、鳥居をくぐる前に振り返った景色は最高ですよ。
一の鳥居をくぐると木々に囲まれ緑豊かな気持ちの良い空間に真っすぐ参道があります。
参道の左手に注目!
全国でも珍しい「三葉の松」とやらがあります。
説明書きの看板があるので分かると思いますが、一部抜粋して記録しておきます。
三葉の松は信玄公が信仰していた高野山から信玄公を慕ってこの地に種子が飛来落種し今日に至ると伝えられている。
黄金色(こがねいろ)になり葉が落ちるので身につけると「金運」のご利益があると伝えられているが、松は古来より「延命長寿」の縁起もあり、身につけると「招福必来」になるといわれている。
何か凄い内容の言い伝えですよね!武田信玄だからこそかもしれませんね?
その奥の広場の先に「甲陽武能殿(こうようぶのうでん)」
能楽や神楽または演武といった芸能などが行われる能舞台です。
甲陽武能殿の近くに「榎天神社(えのきてんじんじゃ)」
学問の神様「菅原道真公」が祀られています。
合格祈願・学業成就などにご利益がありますが、榎天神社では受験などで使用した鉛筆を返納する箱があります。
小さな祠の後ろの木は「御神木」榎の木です。
武田神社の社殿
先ほど拝殿の画像は紹介したので、拝殿向かって右手に行くと中門と本殿を確認することができます。
拝殿と同じく檜皮葺の屋根です。
檜(ひのき)の樹皮をもちいて造られており、日本古来の歴史的な手法である
信玄公の遺徳をしたう県民の敬愛の深さがわかります。
横並びに「白山社」
歯の神様が祀られています。
歯の神社!私ははじめてなのですが・・・年齢を重ねると本当に自分の歯を大切にしないといけないことを痛感しているので、若くても見過ごす事なく参拝しましょう!
境内の信玄公ゆかりスポット
拝殿を右手の方に進んで行くと「信玄公御使用井戸」があります。
躑躅ヶ崎館の中心部に掘られた井戸で信玄公も使用していた井戸らしい!
「当時の生活を偲ばせる」と説明書きがあるが・・・んっ?
(たぶん信玄公のファンの人なら偲ぶことができると思われる)
拝殿を左手に進んで行くと「姫の井戸」があります。
信玄公のご息女が誕生した時に「産湯(うぶゆ)」として使われたことからこの名称になったと伝えられています。
生まれたばかりの赤ちゃんを入浴させること
また、茶をたてる時に使用されていたことから「茶之湯の井戸」ともよばれていたそうです。
延命長寿・万病退散などのご利益があるとされ「お水取り」をすることができるのですが、コロナ禍により中止になっていました。(残念)
授与所で特製ペットボトルを購入することができます。
「姫の井戸」の向かいに「武田水琴窟」があります。
カメに小さな穴をあけて土の中に埋め、わずかな水を流すと水滴となって穴から落ち、カメの中で反響した音が琴の音色に似ている。江戸期(文化文政の時代)の庭師によって思案された技術である。
昨今「癒しの音」として注目を集めている。
上記は説明書きを一部抜粋して記録しております。
竹筒に耳をあてると音が聞こえましたが何とも言えない音(音色)で・・・文字で表現できないので、ぜひご自身で聞いてみてくださいね。
武田神社宝物殿を拝観してみた!
昭和47年(1972年)開館
信玄公直筆の詩が書かれている「信玄公軍扇」や、太刀(たち)「吉岡一文字」など歴史的価値の高い武田家ゆかりの遺品が収蔵されています。
残念ながら館内撮影禁止なのでご紹介はできません。
拝観すると拝観券、そしてしおりをいただきました。いい記念になりますね。入り口にはスタンプがあったので拝観券に押してみました。
大人(高校生以上):300円
小人(小・中学生):150円
拝観時間:9:30~16:00
(参拝時情報)
055-252-2609
信玄公のファンや歴史好きの人には絶対おすすめです。
武田神社前でランチしました!
武田神社の前に信玄公ミュージアムがあります。
武田氏館跡歴史館と書いてあるので、こちらも信玄公のファンや歴史好きの人にはたまりませんね!
そして左手には旧堀田古城園があり、その並びに「蕎麦・カフェ由布姫」があります。
蕎麦・うどん・ラーメン・カフェメニューがあります。
そして今回いただいたのがこちら↓
左は私が食べた「信玄肉玉そば」770円(税込み)
右は旦那さんが食べた「信虎エビ天玉そば」870円(税込み)
やはりここは武田神社といったら武田信玄!
私はむかし信玄公が食べていた肉玉そばにしました。
ウソです!何か名前が入っているだけでそんな気がするだけです。
両方ともうどんにする事もできますよ。
そして食べたかった「桔梗信玄ソフト(510円税込み)」
美味しかった~!ソフトクリームが美味しい!
これはおすすめです!
(ちなみに旦那さんはボウのようなものがイマイチといっていました)
定休日:火曜日(祝日の場合は営業し翌日休み・臨時休業あり)
営業時間:9:00~15:00
(価格・営業時間は参拝した日のものです)
知る人ぞ知る御朱印ならぬ「御城印」
何と!武田神社では御城印も配布されており武田神社に参拝した証として御朱印をいたたき、記念として御城印もいただく人が多いらしいので記録しておきます。
通常御城印は先ほどランチを食べた隣の「武田氏館跡歴史館(信玄ミュージアム)」で配布されております。
ただし、歴史館の有料(300円)特別展室への入館者で希望するといただけるそうです。
通常御城印は武田神社の御朱印をいただく授与所にはないようなのでご注意ください。
通常御城印は武田氏の館跡や武田家に関係する出来事があった日の前後など期間限定の御城印も登場するそうです。
しかし今回ご紹介する御城印は通常の御城印ではありません。
「武田神社オリジナル御城印」
御祭神である武田信玄公御誕生500年(2021年11月3日)を記念しての期間限定御城印
初穂料:500円(書置き・日付のみ直書き)
配布期間:2021年10月16日~2022年11月2日まで
配布場所:武田神社の授与所
ただ・・・「城」の文字がない!
武田神社の基本情報とアクセス
住所:山梨県甲府市古府中町2611
お問い合わせ先:055-252-2609
電車の場合
JR「甲府駅」北口よりバスで約10分
車の場合
中央自動車道「甲府昭和インター」より約30分
無料駐車場あり(9:00~16:00)
最後に
武田神社の御朱印情報・武田神社について御祭神「武田信玄公」・境内の見どころなどお伝えしました。
しかし誰もが知っている御祭神「武田信玄公」
もう少し武田信玄公について色々巡りたい!という人に武田神社が鎮座する甲府市の「信玄公ゆかりの場所」をご紹介しておきます。
甲斐善光寺(かいぜんこうじ)
信玄公が創建したと伝えられている東日本最大級の木造建築の本堂があります。
甲府市善行寺3-36-1
積翠寺(せきすいじ)
境内の巨石から泉が湧き出ていたことで「石水寺」と呼ばれていたが、後に「積翠寺」と改めた。ここは信玄公が産まれた場所で、産湯をくんだ井戸や産湯天神が残っている。
甲府市上積翠寺町984
信玄公像(しんげんこうぞう)
甲府駅前に昭和44年(1969年)4月12日(信玄公の命日)に銅像が建立されました。
武田信玄公墓所
墓所(ぼしょ)といっても信玄公の遺体を火葬した場所と伝えられ「火葬塚」とも呼ばれています。
甲府市岩窪町
恵林寺(えりんじ)
信玄公が眠る菩提寺(ぼだいじ)です。
しかし信玄公が亡くなるさい「三年間は自分の死をかくすように」と遺言を残し対敵の目をくらます為にお墓は全国各地にあります。
甲府市塩山小屋敷2280
甲府市内だけでも「武田氏ゆかりの地」となると、他にもたくさんあるようですよ!