うさぎの神社として有名な「調神社(つきじんじゃ)」に御朱印をいただきに行ってきました。
地元では「調宮(つきのみや)」の愛称で親しまれていますが、正式名称は「調神社(つきじんじゃ)」です。
歴史が古く、調神社には「七不思議」があるので参拝前に知っておきたい情報です。
今回は調神社についてご利益や七不思議、そして御朱印の注意点を順番にご紹介します。
(令和5年はうさぎ年なので12月に年末詣に行った追記情報あり)
調神社はなぜうさぎ?
その昔(2,000年以上前)調神社の境内に、伊勢神宮の創起者である倭姫命(ヤマトヒメノミコト)の命により、伊勢神宮への貢(調)物(みつぎもの)を納める倉庫があり、調(ツキ)と同じ読み方の月にかけ、 月待信仰 と習合して月の動物として伝わる「うさぎ」が、神の使いとされたのです。
境内ではたくさんの可愛い?うさぎの像が出迎えてくれますよ。
ツキを呼ぶ調神社のご利益
調(ツキ)⇒ツキがある!調(ツキ)がツキを呼ぶ!
という事で、調神社は、勝負運や金運など縁起の良い神社とされています。
浦和レッズファンならご存知だと思いますが、地元サッカーチーム(浦和レッズ)が、毎年必勝祈願に訪れるとしても有名ですよね。
ツキに見放されたかの様に「ついてない人」は、調神社のツキパワーをわけていただくのも良いかもしれませんよ。
調神社には7つもの不思議(七不思議)がある!
調神社では「調神社の七不思議」としても有名なのですが、これはぜひ参拝前にチャックしておいた方が良い情報であり、参拝時に確認する楽しみが増えると思います。
調神社の七不思議!鳥居がない
神社といったら鳥居ですが、調神社には鳥居がない!
倭姫命の命により、伊勢神宮への貢(調)物(みつぎもの)の搬出搬入のじゃまにならないように、鳥居をなくしたと伝えられています。
調神社の七不思議!松の木がない
当地に姉神と弟神がいたのですが、弟神が大宮に行って帰って来ない「待つのがイヤ」→(まつイヤ?)といった事が由来という説と、姉神が待っている時に「松で目を突いた」という説があるそうです。
松の木?といった感じで私は解りませんでしたが、本当にないのか?ぜひ確認してみてくださいね。
調神社の七不思議!ひょうたん池の魚は片目になる
昔、ひょうたん池(神池)があったそうなのですが、その池の魚は片目になると伝えられていました。
今は境内の奥に、御手洗池があり言い伝えを受け継いでいるとか?
池の中央でうさぎが勢いよく水を出しています。
調神社の七不思議!神様(祭神)の使い姫がうさぎ
調神社はなぜうさぎ?でもお伝えしましたが、伊勢神宮への貢(調)物(みつぎもの)の、調(ツキ)と同じ読み方の月にかけ、月待信仰と習合して月の動物として伝わる「うさぎ」が、神の使いとされたのです
一般的に神社の入り口には狛犬ですが、調神社では狛うさぎです。
調神社の七不思議!日蓮聖人駒のつなぎのケヤキ
佐渡島に流罪途中であった日蓮が、難産に苦しんでいた女性の為に、ケヤキに駒を繋ぎ安産祈祷をした事で無事に出産!
残念ながらそのケヤキは枯れてしまったそうなのですが、ケヤキが安産にご利益があると今も信仰を集めています。
調神社の七不思議!ハエがいない
境内には伊勢神宮への貢物を納める倉庫があり、清潔に保たれていたため?ともいわれていますが、今はどうなのでしょう?確認してみてくださいね。
調神社の七不思議!蚊がいない
ハエと同じ理由と祭神が嫌っていたから?などいわれていますが、これまた今はどうなのでしょうか?
私が参拝させていただいた時は10月なので蚊が確かにいませんでしたが、夏など蚊の季節に確認してみたいと思っております。ぜひ蚊の季節に参拝した時は、確認してみてくださいね。
(2回目の参拝は12月だったので蚊はもちろんいませんでした)
調神社の御祭神とは?
調神社に参拝するのなら御祭神を知っておかないとね。
- 天照大御神(アマテラスオオミカミ)
- 豊宇気姫命(トヨウケビメノミコト)
- 素盞嗚尊(スサノオノミコト)
と言われても・・・「だから?」という感じですよね?もう少し詳しく、しかし簡単に説明しておきます。
天照大御神(アマテラスオオミカミ)
天照大御神は女神様です。そして日本にある神社の中で一番格が高い伊勢神宮に祀られている神様で、神々の最高責任者になります。
天照大御神は、すべてを照らす太陽を司る女神「太陽の神様」です。
豊宇気姫命(トヨウケビメノミコト)
古事記では、豊宇気毘売神(トヨウケビメノカミ)と表記されており、伊勢神宮の外宮に祀られている女神様です。
豊宇気姫命は、食物を司る女神「穀物の神様」です。天照大御神のお食事を作られているといわれています。
素盞嗚尊(スサノオノミコト)
天照大御神の弟でもあり、ヤマタノオロチを退治した神様として、日本神話で有名な神様です。
調神社で御朱印をいただく
御朱印をいただくために、まずは参拝せねば!
その前に身を清めなければ!
手水舎にはデカイうさぎがいますよ。
えっと・・・これは可愛いといってよいのだろうか?(心の呟き)
そして拝殿(社殿)で参拝!
あっ!拝殿に見事な彫刻が施されています。
中央に龍の彫刻があるのですが、うさぎさんもいるのでお見逃しなく!
御朱印をいただける社務所は、拝殿の右側にあります。
調神社の御朱印!
可愛いうさぎのスタンプが押されています。
2回目の参拝でいただいた御朱印!
調神社の御朱印について
御朱印の初穂料:直書き500円
御朱印帳は、御朱印込みで2,000円です。
・お寺と一緒の御朱印帳には書いていただけない
・書き置きがないので御朱印帳を忘れるといただけない
これは調神社の決まり(ルール)なので、参拝させていただく方が気を付けないといけませんね。
実は2回目の参拝の時は注意されただけで御朱印を記帳していただいた人がいたので、現在は情報より優しい対応になっているかも?
でもさ~!お寺と神社の御朱印帳は分けた方がよいと思います。
(社務所窓口の対応の人が違うと断られるかもしれないよ)
御朱印をいただける時間帯:9:00~16:00
調神社の基本情報とアクセス
住所:埼玉県さいたま市浦和区岸町3-17-25
連絡先:048-822-2254
電車ご利用の場合
JR「浦和駅」西口から徒歩約10分
車ご利用の場合
外環自動車道「浦和インター」から4㎞
首都高速「浦和北出入口」から4㎞
無料駐車場がありますが、駐車スペースはかなり狭くイベント時は使用できない場合があり、近くのパーキングを利用する人も多くいます。
最後に
調神社はうさぎと七不思議で有名な神社ですが、境内は広くなく、昔ながらの神社といった感じでした。
とにかく可愛い?うさぎの像がたくさん境内にあるので、探してみるのも楽しいと思いますよ。
手水舎のうさぎは「デカッ」とちょっと笑えるかもしれません。