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産泰神社「安産祈願」最強ご利益パワースポット!夫婦愛が試される

産泰神社の拝殿

群馬県前橋市のおだやかな田園地帯に鎮座する「産泰神社(さんたいじんじゃ)」に御朱印をいただきに行ってきました。

安産祈願・子育て(お宮参り)などでご利益があり、パワースポットとして有名な神社です。

産泰神社の御朱印は人気がありどれも素敵なのですが、特に人気があるのが「切り絵御朱印」です。

ただ、悩んで悩みぬいて・・・私は切り絵御朱印をいただきませんでした。

このお話は最後の御朱印情報で記載してあります。

まずは古くから「子宝・安産・子育て」の守護神として関東一円から参拝者が多く訪れる産泰神社についてと境内の様子をご紹介していきます。

産泰神社について

創建年代は不詳だが、伝承によると日本武尊が東征の時にこの地に勧請したとか、履中天皇(りちゅうてんのう)元年に鎮座したとも伝えられている。

ただこのあとご紹介する本殿裏の「磐座(いわくら)」が、約13万年前(以上になるかも?)赤城山の「石山なだれ」で出現し原始古代から信仰されていた土地であったことが推測されている。

御祭神ともの凄いご利益

御祭神:木花佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと)

御祭神(木花佐久夜毘売命)は出産のとき、自分で産屋に火を放ち燃え盛る炎の中で三柱の子供を生み、母子ともに無事であったことから「安産子育ての神」、そして美しいことから「女性の守護神」として崇敬を集めた。

しかしなぜ自分で産屋に火を放ち出産したのか?

邇邇芸命(ににぎのみこと)の嫁になり一夜にして子を授かったことから、自分の子ではなく国津神の子ではないかと疑われたため、「この子が国津神の子供なら無事に産むことはできないが、邇邇芸命の子供なら安産にちがいない」と言い、火を放ったそうだ。

木花佐久夜毘売命は美しく強い女神である。

子宝・安産・子育てなど女性の守護神とされるご利益の他に、五穀豊穣・火難除け・海上航海安全・酒造繁栄などのご利益にも崇敬されています。

安産祈願!最強パワースポットが3つもある

はじめてのお産だと(はじめてじゃなくても)本当に心配で不安だと思いますが、少しでも心配や不安を楽にできるパワースポットが産泰神社には3ヶ所もあるのでご紹介しますね。

安産抜けびしゃく

拝殿の前左側にあります。

抜けびしゃくが置いてある場所の様子

底がないひしゃくが古くから奉納されており、そのひしゃくで水を汲むともちろん水は汲めずそのままスッと抜けてしまいます。

そのくらいお産が楽にできますようにと願う安産祈願の場所!

1:妊娠期間中の無事を祈り右手で水を汲む
2:無事な出産を願い左手で水を汲む
3:母子安泰を願い右手で水を汲む

安産・子育て戌

拝殿の左手に進んで行くとあります。

戌の石像がある様子

(コロナ対策でマスクをしております)

妊娠5ヶ月の戌の日には腹帯を巻いて安産を祈る「帯祝い」という風習が古くからあります。

なぜ戌の日?

戌のお産は軽く一度にたくさんの子を産むことから「安産の守り神」として親しまれています。

安産・子育て戌を撫で、安産はもちろん健やかな子(赤ちゃん)が産まれてくることを祈願する場所!

戌のまわりには十二支の名前が刻まれた石があります。

安産祈願:お母さんの干支と生まれてくる子の干支を願いこめて撫でる
子育て祈願:生まれた子の干支を願いこめて撫でる

安産胎内くぐり

本殿裏の方にあります。

胎内くぐりができる場所の様子

約13万年前に赤城山で発生した「石山土石なだれ」で出現したと伝えられており、古代より神々がしずまる磐座(いわくら)として信仰されている。

2ヵ所に胎内くぐりの岩があり妊婦さんがくぐれると安産になると信じられているパワースポットです。

ただし残念なことに現在は、上にある胎内くぐりは足元が悪く岩が崩れる危険性があることから立ち入り禁止になっており、下にある胎内くぐりのみの参拝になっております。

1:岩をくぐって右にまわる
2:岩をくぐって左にまわる
3:賽銭箱の前でお参りする

山頂には縁結びの神様「大黒天」の石宮が祀られています。

産泰神社!境内の様子

現在の社殿は権現造りの本殿・幣殿・拝殿・神門(江戸後期の建立)と境内地は、群馬県内の神社建築様式の指標となる貴重な遺構であることから群馬県の重要文化財に指定されています。

産泰神社の優しさを感じる祈祷殿

鳥居や神門の手前にある祈祷殿が凄いので先にご紹介します。

祈祷殿の画像

現在すべての御祈祷を祈祷殿で行っており、さすが安産・子育て最強のご利益があるといわれている産泰神社の祈祷殿なのです。

1:階待合室から神殿まではバリアフリー
2:授乳室・おむつ交換台・ユニバーサルトイレ完備
3:2階には個室の特別室あり

妊婦さん・小さなお子様連れ・ご家族様(ご年配家族)でも安心ですね。

祈祷殿入り口の左手は授与所になっており、御朱印やお守りなどをいただける場所になっています。

ちなみに、先ほどご紹介した3ヶ所のパワースポットでは安産祈願やお礼・お宮参りの祈祷をこちらの祈祷殿で済ませてからお参りするとさらに良い効果があるかも!

石の鳥居と木造の凄い神門

階段を少しのぼった先に鳥居とすぐ後ろにもの凄い神門があります。

鳥居と神門の風景

鳥居の右手には昔の手水鉢があります。

昔の手水鉢の様子

盥漱盤(かんそうばん)と刻まれ歴史を感じるが珍しいデザイン!柵がありきっとすごい物に違いないと思うのだが説明書きはなかった。

とても立派な神門!天保4年(1833年)建立

神門正面の風景
神門内天井の様子

本殿よりあと(70年後)に建立されたそうなのですが、社殿と違って色彩が施されていない白木の建物です。

神門をくぐる前に見逃せないポイント!

いつものパターンなら「狛犬さん」となりますが、今回は灯籠です。

神門の前にある石の灯籠!

左の灯籠
右の灯籠

「どうした?何があった?何か悪いことをしたのか?」と言いたくなる。

灯籠の上の部分を支えているのか?頭の上に置かれてしまったのか?鬼ですか?(あっ!でも何なのかは謎)

これまた凄い社殿(拝殿・幣殿・本殿)

分かっています!群馬県の重要文化財なのだから凄いことぐらいと思っていたが、神門をくぐって飛び込んできたのは威厳ある拝殿です。

拝殿正面の風景

拝殿の前に鎮座する狛犬さんは新しい感じですね。

拝殿の内部の天井には豪華な花鳥の絵が112枚描かれているそうなのですが、残念ながら確認することができませんでした。

拝殿の見事な彫刻はお見逃しなく!

拝殿の左手から奥に行き幣殿と本殿を確認することができますが、凄いよ!

もの凄い幣殿と本殿の風景

幣殿は、建立年代は不明だが内部の天井に描かれている源氏物語の絵師が拝殿と同じなので同年代に建立されたと思われており、両側に鯉が滝をのぼる彫刻が施されている。

本殿の建立は宝暦13年(1763年)全体的に多くの彫刻が施されているのでお見逃しなく!
上段には二十四考の「老來子(ろうらいし)」・「唐婦人(とうふじん)」など
下段には「唐子遊び」や「水鳥」など
背面には謡曲「高砂」など

神楽殿と境内社

拝殿の左手には立派な神楽殿があります。

神楽殿正面の風景

産泰神社の太太神楽は前橋市の重要無形民俗文化財に指定されています。
(4月18日に奉納される)

境内社は本殿左手の奥にあります。

朱塗の鳥居をくぐり少し階段をのぼると「金刀比羅宮(ことひらぐう)」

金刀比羅宮正面の風景


御祭神:大物主命
御神徳:家内安全・運気向上

境内社ですか?と言いたくなるぐらい細かい彫刻にビックリです。

凄い迫力ある龍の彫刻と琴高・黄安・通玄など仙人の彫刻も施されています。

そしてその左手にはずらりと並ぶ「末社」

鳥居の先にずらりと並ぶ境内社の風景

大山祇神社:御祭神の親神様
日枝神社:産業発展の神様
絹笠神社:養蚕・穀物の神様
秋葉神社:火防の神様
愛宕神社:火防の神様
稲荷神社:衣食住の神様
二柱神社:国生みの夫婦神様
厳島神社:芸術・音楽の神様
菅原神社:学問の神様
大国神社:縁結びの神様

そして本殿裏付近には「七福神」

七福神の社の風景

社の中には七福神が乗った宝船が祀られていますよ。

家内安全・機運向上

鳥居をくぐる前にある祈祷殿の正面には「猿田彦神社」と「諏訪神社」

猿田彦神社と諏訪神社が並ぶ風景

猿田彦神社:導きの神様(交通安全)
諏訪神社:武運長久の神様(産業発展)

産泰神社は夫婦愛を知ることができるぞ!

お互いにパートナーの愛情チェックをしちゃいましょう!
と言っても、ほとんど奥様の方ですが旦那さんの愛情(優しさ)を知ることができるといった感じです。

ですので、旦那様がこの記事を見ている場合は覚えておき行動にうつしましょう!

一の鳥居に向かう階段・神門に向かう階段は結構急で幅も狭く、上りは大変で下りは危険!

この階段でのパートナーの行動は夫婦愛だけではなく、今後の子育てを協力して楽しく行っていけるかが分かると思います。

参拝したとき、大きなお腹の妊婦さんやお宮参りで赤ちゃんを抱っこしているお母さん、又はお父さんがいましたが、皆さん相手の事を気付かって手を差し伸べていたり、負担にならない人が荷物を抱えていたりしておりました。

もちろん手すりはありますが、それだけでは何かあった時に対応しきれません。

ここで愛情(優しさ)ある行動がないパートナーだったら要注意!

小さな命を2人で守る覚悟!神様(御祭神)は見ているかもしれませんよ。

実は上記の内容の「手を差し伸べる様子」に気が付いたのは私の旦那さんで・・・
私は言い切った「当然だろ!この段階で優しさがないパートナーなら、子育て環境が心配だし最悪離婚だ」

というのが私たち夫婦の関係ですが、2人の子供は普通に社会人なので子育てを終え老夫婦が何だかんだ一緒に神社仏閣巡りを楽しんでおります。

産泰神社の御朱印情報

まずは先にいただいた御朱印をご紹介します。(2021年10月)

通常御朱印(直書き500円)

通常御朱印

桜の朱印が押されていますが、御祭神は桜の木に宿る神様として伝えられています。

「桜の木(桜)のように美しい神様・桜の種を日本にまいた神様」なのです。

季節限定御朱印おつきみ(書置き500円)

季節限定御朱印

この時期ならではの御朱印です。(うさぎさん可愛い、戌もいた)

季節ごとに変わるので楽しみですね。

神無月限定花かさね御朱印・金木犀(書置き500円)

花かさね御朱印

2枚の御朱印をかさねた御朱印らしいのですが意味が分からない!

このような感じで透かし紙に金木犀が描かれています。

透かし紙が重なっている様子

今までにない新たなスタイルの御朱印ですが、これからも季節ごとに違う御朱印が登場するかもしれませんね。

私がいただけなかった人気の切り絵御朱印一覧(参拝時)

4種類の切り絵御朱印

(初穂料1,300円見開き)

・安産子育て戌
・はりこの戌
・はりこの戌(さくら)
・サクヤヒメ

ご紹介した御朱印は今後もあるかもしれないし、新たに種類が増えているかもしれません。

なぜ私がこの切り絵御朱印をいただけなかったかというと・・・

この御朱印ははりこの戌のご利益が必要な人がいただくべきものだと思ったからです。

本当は欲しかった!猫みたいで(ブログ管理者は猫好きです)

犬張子(いぬはりこ)は一般的に、子犬の形をした人形でお宮参りに使用する小物のひとつとしての印象が強いですが、実はそれだけではないのです。

・犬のお産が軽いことから「安産祈願」に
・子犬は病気が少なく元気なことから「子供の健やかな成長祈願」に
・3歳まで身代わりとなってくれる「魔除け・厄除け」に

妊婦さんはこの御朱印をいただいて、出産時の病室にも持って行きその後も大切にされることを願います。

産泰神社の基本情報・アクセス・駐車場

住所:群馬県前橋市下大屋町569
お問い合わせ先:027-268-1161(9:00~17:00)

電車の場合
前橋駅より前橋市の路線バス(西大室線)を利用
「前橋駅バス停留所」で乗車、「産泰バス停留所」下車し徒歩約100メートル

車の場合
北関東自動車道「波志江スマートインターチェンジ」より約15分

無料駐車場あり
県道76沿いに産泰神社参道入り口の看板があるので坂道をそのまま進み鳥居の手前左手に大きな駐車場があります。

参道から駐車場入り口への案内

最後に

産泰神社はパワースポットといわれるだけあって凄くパワーをいただける神社でした。

御祭神(木花佐久夜毘売命)に参拝し安産(無事な出産)と健やかな子供の成長をお願いすることで出産を前に不安な妊婦さんやご家族様は気持ちが楽になるのではないでしょうか!

安産・子育て祈願におすすめの神社ですので、ぜひ足をお運びください。
そしてパートナーの愛情を再確認してくださいませ。

車なら約25分の場所に「縁結び・子宝・安産・子育て」の守護神として信仰されている前橋八幡宮が鎮座しておりますので、お時間があるならおすすめの神社です。

御朱印情報や境内の様子(見どころ)など詳しい内容はこちら↓

前橋八幡宮の参道と拝殿の風景 前橋八幡宮の御朱印はハト文字?境内の見どころを見逃すな!