江島神社は3つの宮「辺津宮」「中津宮」「奥津宮」を総称して江島神社と呼ばれています。
今回は最後に参拝する「奥津宮(おくつみや)」のご紹介!
奥津宮のご利益と見逃せない境内の見どころ(ご利益ポイント)、御朱印を記録してあります。
奥津宮の御祭神と御神徳(ご利益)
御祭神:多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)
御神徳(ご利益)
御神徳:海の神・水の神・農耕の神芸能の神・財福の神など
ご利益:航海、海上安全・交通安全・商売繁盛・金運、財運向上・国家安泰など
奥津宮の御祭神(多紀理比賣命)は、江島神社の御祭神である宗像三女神(むなかたさんじょしん)の一番上の姉神!安らかに海を守る神様と伝えられています。
優しいお姉さんといった感じかな?
奥津宮!境内の見どころ(ご利益ポイント)
高低差のある江の島(神域内)の最も高い場所で、最も岩屋に近い場所に鎮座している奥津宮!
あっ!岩屋とは「江の島弁財天信仰発祥の地」「龍神伝説発祥の地」といわれている場所で、昔は岩屋(本宮)に海水が入りこんでしまう4月~10月にかけて奥津宮に岩屋本宮の御神体が遷座したといわれており、奥津宮は本宮または御旅所(おたびしょ)と称されていました。
では、境内の見逃せない見どころをご利益ポイントも含めてご紹介していきます。
手水舎と参道
奥津宮に向かっていくと右手に手水舎があります。
奥宮の手水舎は珍しい亀さん!
それだけではない!
手水舎の前柱の下の土台になっている石は、何と!耳がある亀なのです。(お見逃しなく)
すぐに鳥居があります。
寿永元年(1182年)源頼朝が奉納した石の鳥居です。
平成16年(2004年)の台風で一部補修されています。
鳥居をくぐると右手には力石と亀石があります。
江戸時代「日本一力持ち」が奉納した力石は何と重さが320キロ!
大イチョウの木の下には亀石があります。
「武江年表」に文明3年(1806年)弁財天様を信仰し写経をこの場に納めるとき、上に置く石を探したところ亀の形をした石を発見し江の島に奉納したと書かれているそうだ。
そして、「古い票文」に、鎌倉四名石のひとつで、またの名を「蔵六石」と書かれているそうです。
またの名がある凄い石(お見逃しなく)
ビックリした社殿
奥津宮だけに凄い社殿を期待したのですが・・・
あれっ?(思っていたより小さかった)
と、思いきや奥に社殿があるというのが凄い!
当初は大きくて立派な社殿であったが、天保12年(1841年)に焼失し現在の社殿は天保13年(1842年)に再建されたものです。
また、本殿は平成23年(2011年)に170年ぶりに改修されています。
そして拝殿の天井!
「八方睨みの亀」どの位置から見ても亀に睨まれているように見えるのです。
ぜひ場所を移動して試してみてくださいませ。
何か社殿手前の灯籠には右側に龍宮の乙姫・左側に亀にのった浦島太郎が刻まれているそうなので、お見逃しなく!(私は見逃しちゃいました)
龍神様のパワーが強い「龍宮」
奥津宮の隣にあります。
平成5年(1993年)に創建!
「江の島弁財天信仰発祥の地」「龍神伝説発祥の地」と伝えられている岩屋洞窟の真上に鎮座しています。
御祭神:龍神(龍宮大神)
社殿の上から迫力がある大きな龍が見ていますよ。
社殿の中には金の登り流の彫刻が施されているそうなのですが、何か柵があるから何となく怖くて見られなかった!(お見逃しなく)
昔から龍神様は弁財天信仰と習合して密接な結びつきから江島縁起や太平記など多くの伝説が残されています。
ご利益:子宝・安産・子孫繁栄など
奥津宮境内での御朱印は3種類
今回2種類の御朱印をいただきました。
奥津宮の御朱印
初穂料:書置き300円
龍宮の御朱印
初穂料:書置き300円
あっ!龍の絵が背景にあるのですが薄くて見えないか?かっこいい御朱印ですよ。
八方睨みの亀
初穂料:書置き300円
奥津宮の御朱印がいただけるポイントは3ヶ所です。
(参拝してから御朱印はいただきましょうね)
御朱印をいただける場所は最初に参拝した辺津宮の境内にある「御朱印所」です。
最後に
江島神社の神域で最も高い場所・最も岩屋に近い場所に鎮座する「奥津宮」だけをご紹介しました。
見どころの多い奥津宮は、3つの宮の中でも最もパワーが強いと言われています。
女神と龍の力が強い縁結びの聖地ともいわれているパワースポット!でもあるのです。