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日本七社「冠稲荷神社」見どころとご利益!5つの鳥居を見逃すな!御朱印情報もあるよ

冠稲荷神社の見事な彫刻の拝殿画像

群馬県太田市に鎮座する「冠稲荷神社」に御朱印をいただきに行って来ました。

冠稲荷神社はカラフル御朱印・可愛いイラスト御朱印で話題になり超人気の神社ですが、境内には見どころが多くポイントごとにご利益も多い!

そして境内への入り口となる鳥居が何と5つあるのですが、すべて鳥居が素晴らしく参道の雰囲気が違うので見逃したくないポイントだと思います。

今回の境内の様子は、5つの鳥居から参道にある見どころ(ご利益ポイント)といった感じにご紹介していきます。最後に御朱印情報も記録してあります。

冠稲荷神社について

冠稲荷神社は天治2年(1125年)源義国公が創建したと伝えられ

  • 伏見稲荷大社(京都伏見区)
  • 豊川稲荷社(愛知県豊川市)
  • 信太森葛葉稲荷神社(大阪府和泉市)
  • 王子稲荷神社(東京都北区)
  • 妻恋稲荷神社(東京都文京区)
  • 田沼稲荷神社(栃木県佐野市)

と合わせて日本七社のひとつ!

承安4年(1174年)源義経公が奥州下向のおり冠稲荷神社が源氏ゆかりの社であることを知り、冠の中に勧請してきた京都の伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)の御分霊を鎮祭。
また、元弘3年(1333年)には新田義貞公が鎌倉幕府討伐のおり冠稲荷神社の前で兜の中に神霊の来臨を願い戦勝を祈願したと伝えられている。

そして、いつしか冠稲荷大明神と呼ばれるようになった。

主祭神は宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)
開運・生命守護・衣食住・厄除け・方位除けを司る神様

他16柱(本殿)、幣殿には天照皇大神・分霊神鏡が祀られています。

5つの鳥居からの見どころ(ご利益ポイント)

冠稲荷神社には5つの鳥居があるのです。

大鳥居(甲大鳥居)甲(きのえ)とは、東の少し北寄りを示し「最初のもの」という意味があり日が昇る東の「神の座」への門となり、朱塗りは魔除けの意味がある。

大鳥居の東西南北には「四方鳥居」があり、すべてくぐると「魔除けの効験」が一層あらたかになると伝えられています。

鳥居と参道の様子、参道に近い見どころ(ご利益ポイント)をご紹介していきます。

甲大鳥居

朱塗りの大鳥居の風景

高さ12.5m・幅18m朱塗りの大きな稲荷鳥居!春には桜の花に囲まれる大鳥居と参道は夜21時までライトアップもされ多くの花見参拝客でにぎわうそうです。

甲大鳥居をくぐった参道の風景

鳥居の左手には「猿田毘古社とペット社殿」甲参道の突き当り左手には「縁結びの桜」、右手に進むと「木瓜と実咲社」その先に本殿があります。

猿田毘古社とペット社殿

猿田毘古社とペット社殿が並んでいる風景

右が猿田毘古社(交通安全舎)
御祭神:猿田毘古神(交通の神様)
ご利益:交通安全

毎年9月に交通安全祈願祭が行われます。

猿田毘古神は土地を守護する地主神でもある。

左がペット社殿
御祭神:薬師菩薩明神
ご利益:ペットの健康長寿・交通安全・病気治療・縁結び・・子宝・安産など

大鳥居のすぐ横にあるなんて珍しいですね。我が家には保護猫4匹いて、やることは若いが年齢的には老猫たちや病気の仔もいるのでしっかり参拝してきました。

縁結びの桜

縁結びの桜と鳥居の風景

幹が2つに分かれ再び結びついている「縁結びの桜」

かなりご利益があるのではないでしょうか?気が付くとお願いをしている人がいました。

木瓜(ぼけ)と実咲社(みさきしゃ)

境内のほぼ中央にある冠稲荷神社の木瓜(ぼけ)は群馬県指定の天然記念物です。

樹齢400年以上の大きな木瓜!
3月中旬から4月上旬は赤色「緋紅色(ひこうしょく)」の花で染まり最盛期には「春の花まつり」、9月下旬には木瓜の実りに感謝をする「木瓜の実収穫祭」が開催される。

枝だけの木瓜の風景

残念ながら12月の木瓜なので枝だけです。次に参拝する時は真っ赤に染まる風景を添付しますね。

木瓜の伝説

昔、子供ができない事に悩んでいた女性が修験者に授かった木瓜の実を服すと良縁と子宝に恵まれた。

木瓜の周りは「おみくじ結び処」になっており、自分の干支によって結ぶ場所が違うのでご注意ください。

木瓜とともに鎮座するのが実咲社!木瓜の北西(戌亥)方角に鎮座し、あらゆる良い縁を導いてくださる神の使い(神狐)がたくさん見守っていますよ。

鳥居からの実咲社の風景

御祭神
・宇迦之御魂大神
・塞神(久那戸大神・八櫃彦命・八櫃姫命)
・大宮能賣神
ご利益:縁結び・子宝・安産・子育て・健康など


実咲社にはあらゆるご縁を願いお参りしよう!

  • 出会いの縁
  • 恋愛の縁
  • 家族の縁
  • 友情の縁
  • 仕事の縁
  • 学業の縁
  • 子宝の縁

などの願いを絵馬に書き、指定の場所に奉納して願いを神様に伝えてくださるお狐さまにお参りします。

  • 縁結びの狐
  • 子宝狐
  • 安産狐
  • 子育て狐
  • 健康と諸願成就は実狐と咲狐

お参りの時、専用の容器に御神水を入れフタをしないで奉納しフタはお守として持っているとよいそうです。

東鳥居

東鳥居正面の風景

お隣にはティアラグリーンパレスがあります。

鳥居をくぐってそのまま進むと左手には「聖天宮」その先右手には「社務所」があります。

聖天宮(しょうてんぐう)

境内に残っている古墳上に建てられています。

石段の上に鎮座する聖天宮の風景

御祭神
・伊邪那岐神
・伊邪那美神
・火雷神
・水分神
・神倭磐余毘古神
ご利益:縁結び・夫婦和合・親子和合・災難やストーカー除

「ストーカー除」というのはあまりありませんよね?

災難やストーカー除は聖天宮左手奥に「悪縁断大鈴(あくえんだちのおおすず)」と「古墳磐座(こふんいわくら)」があり、大鈴の音霊が地中の古墳磐座にとどき災いや悪縁を断ち切ります。

悪い縁を断ち切りたい人はぜひ大鈴を鳴らしてください。

おすすめのお土産!

お隣のティアラグリーンパレスにはカフェがあり大人気の「ぱいしゅー」が売られています。

ぱいしゅーの画像

1個250円美味しかったですよ!

ちなみに、冠稲荷神社に参拝に来られた時、こちらの建物の中のトイレをおかりできます。

辰巳鳥居

朱塗りではない辰巳鳥居正面の風景

稲荷神社には珍しい色の鳥居ですね。

辰巳参道の風景

辰巳参道の右手に鳥居がありくぐった左手に石碑、右手には手水舎がありその奥に「月夜見宮」があります。

月夜見宮(つきよみのみや)

手水舎と月夜見宮の風景

こちらの社には手水舎がありその先に月夜見宮(千代田月夜見神社別宮)があります。

月夜見尊とその荒御魂が祀られています。

南鳥居

南鳥居正面の風景

神額は岸野美術漆工業が奉納し、一部をタモリさんが漆塗りした額だそうです。

南参道の風景

左手にはいなり幼稚園、右手には保育園があり境内は子供達の元気な声が聞こえる神社です。

実は南参道をまっすぐ行った突き当りには社殿があるので大鳥居と間違えちゃうかもしれない!(ご注意を)

見どころが多い参道です。

鳥居から社殿に行く参道途中に「人形代社」「七福神社」「八坂社(神楽殿)と諏訪社」があり次に厳島社があるのですが厳島社は最後にご紹介します。

どうやら社殿参拝後、お参りする順番があるのでその順番で記録してあります。

人形代社(ひとかたしろしゃ)

小さい人形代社の様子

御祭神:祓戸四柱大神
ご利益:災厄除

人形代は持統天皇の頃(690年)から朝廷で行われ現在も受け継がれており「災いを祓い、福を求める祓い祈願」です。

身代わり人形代に色々な災いを移し焚き上げていただけます。また「犬かたしろ」や「猫かたしろ」もあり同じ様に災いを祓っていただけます。

七福神殿

明和2年(1765年)作の「七福神絵馬」が祀られています。

絵馬も確認できる七福神殿の様子

御祭神:七福神
ご利益:開運招福・縁結び・健康長寿・魔除けなど

お賽銭箱の横に参拝のやり方が書かれていました。

「十四度の拍手拝礼」

これ・・・結構大変なのですが頑張ってやりましょう!(ちょっと恥ずかしい!と思ってしまった私はまだまだダメですね)

八坂社(神楽殿)と諏訪社

大きな八坂社(神楽殿)と諏訪社の風景

中央が八坂社(やさかしゃ)です。

御祭神
・素盞嗚神
・奇稲田比賣神
ご神徳:農業神・厄除けや防災神

八坂社の左手が諏訪社です。

御祭神:健御名方神
ご神徳:雨や風、水の守り神・勝負の神・いくさ神

八坂社と諏訪社は明治10年(1877年)現在の地に移転をし、厄除け・防災・必勝合格のご利益があると信仰されています。

それではこの後は拝殿からの参拝ルートでご紹介していきます。

拝殿

延享3年(1746年)に再建と伝えられているが、棟札(建物の記録を記した札)から寛政11年(1799年)に再建されたとみられる。

入母屋造り正面千鳥破風向拝唐破風付き形式の建物です。

色鮮やかな拝殿正面の風景

色鮮やかな拝殿ですが彫刻が見事です!

そして鏡天井の龍の墨絵や格天井の花鳥画・神獣画・欄間彫刻など豪華な技巧が施されている!そうなのですが・・・外からははっきり確認できませんでした。

拝殿の前にあるのは「源義経公ゆかりのご神水」で厄除けの聖水をわけていただけます。

拝殿で参拝したら裏手に行き本殿からの参拝順路

本殿の西拝観台→東拝観台→塚山竹林西を通り→琴平社→白狐社→菅原社→厳島社

本殿の近くに順路と地図の看板があるのでご確認ください。

本殿

元禄3年(1690年)に再建されたと伝えられているが、棟札(建物の記録を記した札)から享保7年(1722年)に再建されたとみられる。

三間社(さんげんしゃ)流れ造り正面千鳥破風向拝唐破風付き形式の建物です。

拝殿裏手にある本殿の風景

主祭神である開運・生命守護・衣食住・厄除け・方位除けを司る宇迦之御魂大神が祀られています。

とにかく色鮮やかな彫刻が見事で拝観台から確認することができ、彫刻の見どころ(意味)の説明書きもあります。

画像の添付は控えましたが、拝観台の上から説明書きを確認し見る事をおすすめします。

琴平社

琴平社正面の風景

御祭神:大物主神(国造りの神様)
ご利益;五穀豊穣・天下泰平・金運

毎月10日が縁日

いなり白狐社(いなりびゃっこしゃ)

鳥居からの白狐社の風景

御祭神:命婦専女神
白い狐様がいっぱい!ご利益:開運

お稲荷さんといったら狐ですが、狐が稲荷神の神使ではなく狐が稲荷神という考えを持つ人も多くいるそうで、お稲荷さんと狐の関係性(由来)は諸説あるそうです。

1年以上お祀りした白狐を納める社となっています。

菅原社

菅原社正面の風景

御祭神:菅原道眞公
ご利益:学問、技芸の上達・必勝合格

毎月25日が縁日

厳島社(いつくしましゃ)

厳島社正面の風景

御祭神:宇賀弁才天(うがべんざいてん)宇賀神と市杵島毘賣神が融合した女神
ご利益:健康回復・健康増進・健康長寿

やはり厳島神社!社の前は小さい川?になっています。

弁才天の縁日と己巳の日にお金を清めるとお金が増えて金運に恵まれると伝えられています。

毘沙門天様と大黒様を左右に配し十六童子を従えた珍しい神坐像です。

戌亥鳥居

戌亥鳥居正面の風景

今までの朱塗りの鳥居の中では一番小さいかも?それでも立派な鳥居です。

戌亥参道の様子

戌亥参道には小さな祠がたくさんあります。

庚申塔(こうしんとう)と、その奥に神馬塔があります。

庚申塔と神馬塔の様子

冠稲荷神社の御朱印情報

カラフル御朱印・可愛いイラスト御朱印として超人気の冠稲荷神社でいただいた御朱印(12月)です。

冠稲荷神社の通常御朱印(300円)

冠稲荷神社の通常御朱印

通常御朱印には今回いただいた御朱印の他に丸文字御朱印もありますが、いただける日が限定されています。

戌の日には左上に「戌印」などが押されます。

七福神御朱印(500円)

七福神御朱印

通年配布されている御朱印です。(書置き印刷のみ)

七福神全員が印刷されておりご利益がありそうな御朱印です。月替わりで七福神の1人が印刷されている御朱印もあります。

12月にいただいた限定御朱印(各500円)

2つの可愛い12月限定御朱印

幸先詣(さいさきもうで)
神様へ一年の神恩感謝と新たな年のご加護を願う意味があります。

令和2年の干支であるねずみの着ぐるみをキツネさん、令和3年の干支である丑の着ぐるみをコトリさんが着ている可愛いイラストです。

一陽来復(いちようらいふく)
冬至がテーマになっています。

冬至の翌日から日が長くなり「上昇運に転じる日」とされている。
冬至の日に食べると良いといわれている「ん」(運)がつく食べ物7種類とコトリさんが柚子湯につかっている様子が可愛いイラストで描かれています。

神様御朱印(500円)

美しい神様が描かれた12月の神様御朱印

月替わり御朱印!12月の神様は「ミョウブトウメノ神」

稲荷白狐社の御祭神で稲荷大神様の神使との事、めちゃくちゃ美しく描かれています。

神様御朱印は毎月可愛いというより、美しく描かれています。(書置き印刷のみ)

御朱印をいただける場所は拝殿向かって右手に御朱印受付でいただくことができます。

基本的には9:00~17:00まで
直書きの日は書置きも含め10:00~

冠稲荷神社の可愛いイラスト御朱印は毎月かわり限定御朱印が増えることもあります。また、直書きしていただける日が限られています。

ただ嬉しい事にホームページで御朱印情報をお知らせしてくださっているので確認してから参拝に行くとよいですよ。

参考 冠稲荷神社ホームページ

冠稲荷神社の基本情報とアクセス

住所:群馬県太田市細谷町1番地
お問い合わせ先:0276-32-2500

電車の場合
東武伊勢崎線「細谷駅」より徒歩約25分

車の場合
北関東自動車道「伊勢崎インター」「太田桐生インター」より約30分
関越自動車道「東松山インター」より約40分
無料駐車場あります。

最後に

冠稲荷神社の御朱印は超人気があるので時間に余裕をもって参拝に行かれることをおすすめします。

また、境内にはたくさんの見どころがあるので今回の記録が少しでも役にたてたら嬉しいです。

冠稲荷神社には春の桜の時期や木瓜の花が咲く時期、秋の紅葉の時期にも行ってみたいですね。

あっ!大きな金木犀も有名なのです。

新田義貞公が元弘3年(1333年)戦勝を祈願した時に植栽したと伝えられている大きな金木犀!
9月下旬~10月はじめに花が咲き境内は良い香りに包まれる~