千葉県千葉市に鎮座する稲毛浅間神社(いなげせんげんじんじゃ)に御朱印をいただきに行ってきました。
隣には稲毛公園、広々として緑豊かな神域(境内)には千葉市指定の天然記念物「老松」があり、千葉市の名所にもなっています。
「富士信仰の古社」とされる稲毛浅間神社の境内にはご利益ポイントである境内社がたくさんあるので分かりやすく記録してあります。
今回は簡単に稲毛浅間神社についてからご紹介し、御朱印情報・境内の見どころを順番にご紹介していきますよ!
稲毛浅間神社について
大同3年(808年)静岡県富土宮市に鎮座する「富士山本宮浅間大社」の御分霊を奉斎したのが、はじまりと伝えられている。
平安時代に建てられた富士信仰の古社!
御祭神の御神徳(ご利益)は凄い!
主祭神
木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)
安産子育て神様・女性守護の神様
配祀神
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
国土平安・家内安全・産業発展の神様
猿田彦命(さるたひこのみこと)
道開き・交通安全・厄難解除の神様
安産子育て・諸行繁昌・開運招福・厄除け・家内安全・交通安全など
稲毛浅間神社の御朱印
今回いただいた御朱印はこちら↓
初穂料:300円(参拝時)
とてもシンプルな御朱印ですが、本来の御朱印といった感じですね。
墨書きの文字が御祭神(木花咲耶姫命)の美しさを思わせる綺麗な文字です。
(書き手により文字は違います)
今回は残念ながらコロナ対策の為に書き置き御朱印をいただきました。
御朱印をいただける場所:拝殿の右手前にある社務所
御朱印をいただける時間帯:9:00~16:30頃まで
稲毛浅間神社では限定御朱印などはないようです。(参拝日確認情報)
稲毛浅間神社の境内について
文治3年(1187年)社殿の再建をした時、富士山の姿にならって山を整え富士山道のように3つの参道を設けたので、3つの鳥居があるのです。
稲毛浅間神社ではご利益ポイントとなる境内社が多く、参拝に訪れた時の境内社に注目している人も多くいると思います。
境内社を見過ごすことがないように、この後ご紹介する境内の見どころでは、3つの鳥居からのご利益ポイントとなる境内社も含めてご紹介していきます。
正面鳥居からの見どころ
正面入り口となる鳥居からは社殿までの参道の見どころをご紹介していきます。
正面入り口となる鳥居から参道
朱色の大きな鳥居の扁額には「浅間神社」と記されています。
ここでポイントなのが狛犬さん
前髪どうした?といった感じの可愛い狛犬が出迎えてくれています。
実はこちらが一の鳥居かと思っていたのですが・・・
鳥居から振り帰り国道(千葉街道)の向かい側を見ると、これまた朱色の鳥居が建っており、昔は海上に一の鳥居があったと伝えられているそうだ!
正面入り口となる鳥居は二の鳥居ということになるのか?(謎)
さて、鳥居をくぐるとのぼり坂の参道です。
良い氣が流れている参道です。
神門の手前には境内社がずらりと並ぶ
参道を進んでくと、平成26年(2015年)に建立された神門がありますよ。
しかし、神門の階段をのぼる前に左右に道がありご利益ポイントの境内社がずらりと並んでいます。
まずは右手に八坂神社(末社)
御祭神:須佐之男命(すさのおのみこと)
御神徳:病気退散の神
そして神門の左手には多くの境内社が並んでいるので、手前からご紹介していきます。
大宮神社(末社)
御祭神:大山祇神(おやまつみのかみ)
御神徳:海上安全の神
大宮神社の左手をのぼって行くと、歴史を感じる狛犬さんの先に境内社が4社!
古峯神社(石碑)
三峯神社
御祭神:伊弉諾尊・伊弉冉尊
御神徳:火防、盗難除の神
庚申様(こうしんさま)
昔、中国の言い伝えにより・・・(社の横にある説明書きをご確認ください)
祈りの対象になったのが御祭神:猿田彦命
御神徳:家内安全・商売繁昌・運気上昇・厄難消除の神
神明社
御祭神:天照大神
さて道に戻ると、まだ境内社が並んでいるので手前からご紹介します。
水神宮
山王宮
天王宮
そして稲荷神社(末社)
御祭神:宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
御神徳:財運の神(商売繁昌)・稲運の神(家運隆昌)
手水舎と社殿(周辺)
参道に戻り神門をくぐると珍しい造りの手水舎があります。
手水舎から参道が左右に分かれ階段をのぼり、手水舎の屋根の上で合流する感じになっています。
手水舎の上には広々とした境内が広がり、正面に拝殿(社殿)があります。
昭和39年(1964年)社殿は焼失し、昭和41年(1966年)現在の社殿が建立された。
古社のイメージがまったくありませんが、朱塗りで威厳を感じる社殿です。
社殿は富士山の正面を望むように建立されているそうだ!
正面の鳥居から参道がほぼ一直線なので、富士山からのパワー(良い氣)が流れている神社ですね。
社殿に向かう参道の右手には神楽殿があります。
千葉県指定の文化財「稲毛浅間神社神楽」と記されています。
稲毛浅間神社の神楽は永正元年(1504年)九州方面からきた神主が村人に伝授したのがはじまりと伝えられている。
仮面を使用した能舞台は江戸神楽の影響を受けているそうだ。
現在は「1月1日・7月15日・11月3日・11月23日」に神楽殿で演じられているそうなので、この日に参拝予定をたてるのもよいかも!(事前に確認してね)
参道の右手には平成16年(2004年)改修工事をした大きな社務所があります。
こちらで御朱印をいただくことができますよ。
2番目の入り口となる鳥居
こちらは正面入り口となる鳥居の左側にある道を歩いて行くとあります。
階段をのぼって行くと社殿の左手に出る感じ!
横にある道は、車のお祓いをお願いしている人や地鎮祭などの送迎の道なので、参拝者はこの後ご紹介する駐車場をご利用くださいね。
3番目の入り口となる鳥居からの見どころ
こちらの鳥居は2番目の入り口となる鳥居をさらに進んで行くとあります。
参道は、社殿の裏手をまわり社殿の右手に出る感じ!
この後ご紹介するアクセス(電車利用)だと、京成電鉄千葉線「京成稲毛駅」から歩いて向かうとこの鳥居があります。
実は、ご利益ポイントの境内社もあるのでご紹介していきます。
鳥居をくぐると左手に境内社があるのですが、右手に手水舎があるので身を清めてから行きましょう。
さて、左手にあったのが厳島神社(末社)
御祭神:市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
御神徳:芸能の神・福の神・水の神・商売繁昌の神
のぼり坂を進んで行くと右手に小御嶽社(末社)
御祭神:磐長姫命(いわながひめのみこと)
御神徳:延命長寿の神
この先には左手に納札所があります。
右手の階段をのぼって行くと社殿の右手に出ますが、その途中にも境内社があります。
3社すべて末社です。
小室神社
御祭神:木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
御神徳:安産(子育て)の神
若宮社
御祭神:彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)
御神徳:農工と畜産の神
香取神社
御祭神:経津王命(ふつぬしのみこと)
御神徳:産業発展と武道の神
そして左横に弥勒菩薩(みろくぼさつ)
平安時代から「人類が危機に臨むとミロクが出現する(救ってくださる)」と伝えられ、「みろくさま」とよばれ信仰されている。
稲毛浅間神社の基本情報・アクセス・駐車場
住所:千葉県千葉市稲毛区稲毛1-15-10
お問い合わせ先:043-245-7777
電車の場合
京成電鉄千葉線「京成稲毛駅」より徒歩約4分
JR総武線「稲毛駅」より徒歩約15分、バス利用(ちばシティバス稲毛海岸駅行き「浅間神社」下車)
JR京葉線「稲毛海岸駅」より徒歩約20分、バス利用(ちばシティバス稲毛行き「浅間神社」下車)
車の場合
京葉道路「幕張インター」・東関東自動車道「湾岸習志野インター」より約20分
無料駐車場あり(8:30~17:00)
国道14号(千葉街道)沿いにある鳥居を通り過ぎた先に駐車場入り口の看板があります。
坂をのぼった先に広い駐車場がありますよ。
最後に
稲毛浅間神社では、広々として緑豊かな参道を歩くだけでリフレッシュする(気持ちが楽になる)ことを実感できるような境内でした。
ご利益ポイントとなる境内社には、御祭神に深い関係をもつ枝宮(末社)が多いですね。
ただ、改修工事で「伝統と行くべき未来が融合した建物」に生まれ変わったらしく、古社感がないのが残念なような気がしますが、これからの時代、生まれ変わる神社が増えるのかもしれませんね。
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