栃木県佐野市に鎮座する「朝日森天満宮」に御朱印をいただきに行ってきました。
天満宮といったら学問の神様!
昔から親しまれているなで牛や全国でも評価が高い筆塚など見逃せませんよ。
まずは知っておきたい御朱印情報からご紹介していきます。
朝日森天満宮の御朱印
今回いただいた御朱印は2種類ですが、その他の御朱印と御朱印帳もご紹介します。
(社務所での撮影許可は得ております)
通常御朱印
初穂料:直書き500円
(神主不在や社務所の都合で書置き対応になる場合があります)
鷽替(うそかえ)記念御朱印
初穂料:書置き500円
普通にいただくことができない御朱印!この後詳しくご紹介します。
他の見開き御朱印情報
・疫病除けを願う赤べこ御朱印(初穂料:書置き1,000円)
・天神様のなで牛御朱印(初穂料:書置き1,000円)
こちらの2種類は毎年デザインが変わるかもしれません?
そして中根東里先生格言御朱印(初穂料:書置き1,000円)もありました。
毎月25日に天神様の日限定御朱印(初穂料:書置き1,000円)
ただし、20体限定御朱印のようだ!
2024年7月に確認したら・・・
かなり御朱印のデザインが変わり、切り絵御朱印なるものが登場しております!
参拝時の楽しみにしてくださいませ。
鷽替(うそがえ)記念御朱印をいただくには!
御祭神(菅原道真公)と縁が深い鷽のお守りを購入するか、鷽替を行った人だけ御朱印をいただくことができます。
私は鷽替(初穂料:1,000円)を行ったのでご紹介していきます。
今までの区事などを嘘(鷽)とし、この先を吉とすることを祈願する!
(昔から日本各地の天神様で行われている神事)
鷽替の手順
・置かれている鷽から好きなものを選ぶ(白とピンクがあり私はピンクを選びました)
・祈願書に願い事を書く(鷽の横に置いてあります)
・嘘の底の穴に祈願書を入れる
鷽替を持ち帰る場合:神棚などにお供えし、来年お焚き上げをする
鷽替を預ける場合:1年間御神前に置き願い事成就を祈願していただけるので、鷽に名前と日付を書く
私は祈願書を入れて神社に預けてきました。(神棚などないので)
朝日森天満宮の御朱印帳
牛と鷽のオリジナル御朱印帳
牛と鷽の色々な可愛い表情がデザインされています。
梅のオリジナル御朱印帳
天神様の紋である梅がデザインされています。
(初穂料:参拝時は各1500円)
朝日森天満宮について
平安時代、藤原秀郷公7代の子孫「足利家綱」が無罪の罪におとしいれられ太宰府天満宮にこもって祈願をしたところ冤罪がはれ所領が安堵された。
家綱は感謝し唐沢城の天神澤に天満宮を勧請し尊崇の誠を尽くした。
その後、慶長7年(1602年)城主(佐野吉信)が幕府の命により城を移すにあたり天満宮を現在の地に遷座させ、地名を冠し朝日森天満宮と称した。
(いただいたご由緒書きより一部抜粋)
御祭神と御神徳(ご利益)
御祭神はもちろん「菅原道真公(学問の神様)」
御神徳(ご利益):学業成就・合格祈願
しかし菅原道真公は「学問の神様」として有名ですが「正直者・努力を重ねる者を助ける神様」「厄払いの神様」としても伝えられています。
学業成就・厄災招福・心願成就など幅広いご利益があるのです。
朝日森天満宮!境内の見どころ
朝日森天満宮の見どころを見逃さないように記録しております。
一の鳥居から神門へ
踏切の手前に一の鳥居がありました。
実は車で朝日森天満宮に向かっていた時に鳥居があったのです。
このまま真っすぐ進むと境内の入り口となる二の鳥居があります。
灯籠が並ぶ参道です。
こちらの参道には約100本の梅の木が植えられており、毎年2月末頃が見頃です。
菅原道真公は常に梅を眺めての生活を送り、梅の花をこよなく愛し天神様の紋は梅なのです。
天神様が祀られている神社には梅が植えられていることが多い!
しかし、梅が咲く時期とまったく関係ない季節に参拝してしまった。
梅は咲いてないが灯籠が並ぶ参道を気持ち良く歩いて行くと凄い神門が見えてきました。
立派な神門!扁額には金色の文字で「朝日森」と書いてあり枠には梅の花が可愛い!
その前の龍の彫刻も見事です。(お見逃しなく!)
(トップ画像が神門の扁額や彫刻が見やすいです)
天神様の神使い「なで牛」
神門をくぐると右手に手水舎があります。
身を清めてから先に進みましょう。
参道を進んで行くと右手になで牛
神牛(なで牛)の耳元で願い事を唱えながら、自分の悪い部分(気にかかる箇所)と同じ場所を優しくなでるとご利益があり改善されると伝えられています。
実はなで牛の後ろに写っている石像!昔のなで牛のようです。
もはや牛に見えませんが、きっとたくさん撫でられてたくさんの人々に霊験を授けてきたのでしょう。(何かグッとくるものがある)
現在のなで牛の前(参道の左手)にも牛の石像があり、こちらも昔のなで牛のようです。
なで牛周辺
なで牛の手前に筆塚
学問の基礎は「書」!書を司る筆に感謝と供養の意を込めて設立されました。
(全国でも有数の筆塚で高く評価されているそうだ!)
奥には菅神廟碑(かんじんびょうひ)
菅原道真公の徳を称えた信仰碑(佐野市指定史跡)
近くに歴史を感じる狛犬さんがいるのですが・・・
後ろ姿が何か可愛いのよ!(お見逃しなく)
貫禄ある社殿
参道の突き当りに貫禄ある社殿があります。
あれっ!拝殿の前に大きな赤べこがありますよ。
会津地方に伝わる疫病を除ける郷土玩具!
御祭神(菅原道真公)ゆかりのなで牛と「牛つながり」ということで奉納された大きな赤べこです。
新型コロナウイルスの鎮静化を願い拝殿正面に鎮座しています。
あっ!赤べこの御朱印がありましたが、罪穢れを祓うとされる麻の葉の柄になっています。
拝殿の左手に行くと本殿ちらっと見ることができます。
12社ある境内社を見逃すな!
境内社をご紹介していきます。
拝殿の右側に八社
右から順番にご紹介していきます。
- 大和武神社:日本武命
- 稲荷神社:豊受姫命
- 道祖神社:猿田彦命
- 白山神社:菊理姫命
- 千勝神社:武甕槌命
- 八坂神社:素戔嗚命
- 琴平神社:大物主命
- 大市姫神社:大市姫命
右手の奥に進むと三峯神社:伊弉諾命・伊弉冉尊
小さな狛犬が可愛い!小さくてもオオカミだよ。
その奥に3つの社があります。
手前が大国主神社:大国主命
奥右が岩戸開神社:手力男命
奥左が浅間神社:木花咲那姫命
朝日森天満宮の基本情報・アクセス・駐車場
住所:栃木県佐野市天神町807
お問い合わせ先:0283-22-0434
電車の場合
JR両毛線「佐野駅」より徒歩約15分
車の場合
東北自動車道「佐野藤岡インター」より約20分
北関東自動車道「佐野田沼インター」より約15分
無料駐車場あり(約80台)
無料駐車場は数箇所あり二の鳥居左横も駐車場です。
最後に
朝日森天満宮は鳥居からの参道そして境内、とても良い雰囲気の神社!
そして社務所の対応が優しく丁寧でした。(感謝)
何と佐野市で梅の名所として親しまれている朝日森天満宮!
梅が見頃の2月末頃に行かれるのがおすすめです。