栃木県下野市(しもつけし)に鎮座する星宮神社(ほしのみやじんじゃ)に御朱印をいただきに行ってきました。
毎月いただける御朱印の数が多く、どれもカラフルな御朱印として話題になりました。(墨書きの文字もとても素敵です)
そしてへびの形をしたしめ縄や日本一大きな行灯大鳥居は、テレビで紹介されたことで有名な神社なのです。
下野星宮神社の御朱印情報と境内の見どころをご紹介いたします。
下野星宮神社の御朱印情報
下野星宮神社はどの月に行っても御朱印の数が多いので、参拝時に確認できたものを記録してあります。
御朱印受付時間:9:00~16:30
御朱印帳:各2,000円(初穂料別)
- 龍の絵が入っているオリジナル御朱印帳
- キティちゃんの御朱印帳
9月の御朱印
今回いただいた御朱印です。
通常御朱印(500円)
右上には星宮だからか?金色の星印が押されていますが、大きさと場所は違いますがすべての御朱印に星印が押されています。
そして私が参拝に行ったのが9月なので左上に「長月」の印が押されています。通常御朱印ですがこの印は月ごとに変わります。
四神獣御朱印(500円)
四神獣は東西南北の方位を象徴する神獣です。
- 東:青龍(せいりゅう)
- 西:白虎(びゃっこ)
- 南:朱雀(すざく)
- 北:玄武(げんぶ)
守護神に守っていただき開運を願っていただいたカラフル御朱印です。
重陽の節句御朱印(見開き1,000円)
菊の花を飾ったり菊の花を浮かべた菊酒を飲んで不老長寿を願う行事のこと
健康な状態で長く過ごせる様にと願っていただいたカラフル御朱印、決してお酒が好きだからいただいた訳ではありませんよ。(菊酒って美味しいのでしょうか?)
通常御朱印と、四神獣御朱印の他に「あすなろ竜神御朱印(見開き1,000円)」もいつでもいただける様です。
9月の限定御朱印
- 9月の月参り御朱印(見開き1,000円)
- かかし祭御朱印(見開き1,000円)
- 重陽の節句御朱印(見開き1,000円)
限定御朱印情報
毎月かわる「月参り御朱印」の他に、
- 1月:正月奉祝限定御朱印
- 2月:祈念祭限定御朱印
- 4月:春の例祭月限定御朱印
- 5月:端午の節句御朱印
- 6月:夏越大祓限定御朱印
- 7月:七夕祭限定御朱印(7月1日~7月8日限定の場合もあるようだ)
- 8月中旬~月中旬:かかし祭り限定御朱印
- 11月:秋の例祭奉祝限定御朱印
この他にも期間限定御朱印が登場する場合があるので、下野星宮神社のホームページを確認するとよいかもしれません。
4社合同企画「疫病退散祈願の特別御朱印」
今だけ?いただける御朱印かもしれません。
素戔嗚大神をお祀りする4社がコロナウイルス「疫病退散」を祈願して2020年7月7日?から疫病除けの祭典として登場した御朱印です。
- 愛宕神社(あたごじんじゃ)那須烏山:「疫」文字「玄武(げんぶ)」
- 鹿島神社(かしまじんじゃ)益子:「病」文字「青龍(せいりゅう)」
- 星宮神社(ほしのみやじんじゃ)下野:「退」文字「朱雀(すざく)」
- 龍尾神社(たきのおじんじゃ)日光今市:「散」文字「白虎(びゃっこ)」
下野星宮神社!境内の見どころ
下野星宮神社の周辺は畑ですが、木々が生い茂る前に一の鳥居があり、境内はとても静かでのどかな場所に鎮座しています。
それでは見逃せない境内の見どころをご紹介していきます。
招福鳥居とへびしめ縄
画像は二の鳥居ですが下野星宮神社の鳥居はへびのしめ縄「招福鳥居」です。
へびは太古より脱皮を繰り返すことから「不死の生き物」「復活と再生を表す生き物」として、長寿や蓄財そして自然を司る象徴とされてきた。
「へびしめ縄」に触れて、元気(パワー)・金運を授かりましょう。
と看板に書いてありましたが蛇さんグッタリしています。しかし、あと少し頑張ってくださいます。
毎年11月中旬頃に新しいしめ縄になるのです。昔はこの周辺地域ではへびのしめ縄を奉納する神社が多かったが、今では2・3社になり大変珍しいそうです。
私もはじめて見ましたが、伝統の継承というのは難しいようだ!下野星宮神社はこの伝統を守っていけるといいなと思います。
不思議なパワーストーン「天地石」
中央に置いてある鉄アレイを片手で持ち石の上に乗ると、どちらかの石の上ではパワーを授かり軽く感じるらしいのですが・・・
説明書きにはないのですが、たぶん星印のある右側に乗った時に軽く感じるのかな?
夫婦でやってみたのですが、パワーを感じることが出来ませんでした。ぜひ試してください!
夢福神「獏(ばく)」
昔から中国では「獏(ばく)」は龍と並んで霊獣として多くの人々から信仰されていたそうです。
悪い夢(厄)などを食べて良い夢(幸福)と平和な世界を与えてくださる「獏」の化身が夢福神!
県内で9カ所の神社に夢福神が鎮座しているそうです。下野星宮神社の夢福神の特徴は「方位除け」です。
歴史を感じる社殿
石段をのぼり狛犬の先に社殿(拝殿)がすぐに見えるのですが、拝殿にもへびしめ縄があります。
拝殿のへびしめ縄は元気です。屋根があるからでしょうか?
拝殿の蛇は何だかしゃくれ(受け口)?ですが、深い意味があるのかしら?と思いながら社務所で聞くのを忘れてしまいました。
御祭神
- 磐裂神(いわさくのかみ)
- 根裂神(ねさくのかみ)
- 經津主神(ふつぬしのかみ)
御神徳:厄除け・方位除け・開運
大同2年(807年)土地の開拓司としてこの土地に居住し「開拓守護神」として磐裂神と根裂神を祀ったのがはじまりと伝えられている。(諸説あり)そして乾元元年(1302年)「武運・開運の守護神」として香取神宮より經津主神を勧請し合祀した。
あすなろ竜神御柱
はるか昔の神話より、境内に突然黄金の土竜が出現!下野星宮神社では昔から巳(へび)がしめ縄飾りですが、一説では「龍」との話もあったそうです。
とても縁起の良い土竜を境内に祀ることになり、龍神に願うと明日から金運上昇・諸願成就のご利益を授かれるとか!
ヒモ(叶えヒモ)を社務所で購入し、記載されているやり方で黄金の柱「あすなろ竜神御柱」に叶えヒモを結び叶えヒモが解けたら願いが満願成就するそうです。
日本一の「行灯大鳥居」
日本で一番大きな行灯(あんどん)大鳥居があることで下野星宮神社は有名なのですが、今回は見る事が出来ませんでした。
行灯大鳥居が設置されているのはお正月の時期だけ「お正月といえば日本一大きな行灯大鳥居」として年始に多くの人が参拝に来られるそうです。
高さ約7m、竹などの骨組みの中に多くの電球が取り付けられているので暗くなると大きな鳥居が光るのです。骨組みに巻かれている紙?の色は毎年変わるそうです。
また年初めに参拝に行くと、願いや夢など新たな一年の誓いを柱に直接書くことが出来ます。
毎年12月下旬~節分頃まで見る事ができるそうだ。
トトロの神社?
一の鳥居の横には大きなトトロがいて、トトロがいる神社としても有名なのですが、下野星宮神社の境内社ではなく、かかし祭りのイベントとして製作されたものだが人気があったのでそのまま残してあるそうです。
トトロの中に入ってみました。
トトロ神社?小さい鳥居と社?があり、お賽銭の他にどんぐりやなぜか石などもお供えされていました。
帰り道車の中から振り返って写真を撮ってみました。
遠くから一の鳥居の横のトトロが目立ちます。何となくトトロが住んでいる様な雰囲気の森林の中に下野星宮神社が鎮座しています。
下野星宮神社の境内社
参道や社殿の裏に境内社が祀らされており「社名・御祭神・ご利益」で参拝される人もいると思いますので記録しておきます。(確認できた境内社より)
猿田彦神社
御祭神:猿田彦命
ご利益:交通安全・延命長寿・厄除招福
八坂神社
御祭神:素戔嗚尊
ご利益:病気平癒・水難除け・疫病除け・五穀豊穣
千勝神社
御祭神:猿田彦命
ご利益:勝負運向上・事業繁栄
大杉神社
御祭神:大物主大神
ご利益:疫病除け・酒造りの神様
横塚愛宕神社
御祭神:迦具土命
ご利益:鎮火・火難除け・郷土守護
厳島神社
御祭神:多紀理姫命・市杵島姫命・多岐津姫命
ご利益:金運財福・国家平癒・海上安全
四社神社
御祭神:木花咲耶姫命・住吉三神・猿田彦命・誉田別命
ご利益:子受け・子宝・安産・縁結び
鷲宮神社
御祭神:天日鷲命
ご利益:家内安全・産業振興
愛宕神社
御祭神:火産霊神
ご利益:農耕・工業の発達・陶磁器製造の守護
神明社
御祭神:天照大御神
ご利益:国土安泰・五穀豊穣・福徳
稲荷神社
御祭神:宇迦之御魂神
ご利益:商売繁盛・家内安全・子孫繁栄
天満宮
御祭神:菅原道真命
ご利益:受験合格・学問向上・芸能と文筆上達
愛宕神社
御祭神:火之迦具土神
ご利益:金銀財宝守護・金運、招福
祖霊神社
当神社の神職・総代・星宮神社に功績を残した人たちの御霊をお祀りしております
下野星宮神社の基本情報とアクセス
住所:栃木県下野市下古山1553
お問い合わせ先:0285-53-1706
電車の場合
JR宇都宮線「石橋駅」より徒歩約40分(車で約10分)
車の場合
北関東自動車道「壬生インター」より約10分
無料駐車場あり
最後に
下野星宮神社では毎月変わる御朱印や期間限定御朱印など数多くのカラフル御朱印があるので参拝前に必ずホームページを確認してから行きましょう。
社務所の前には色々なおみくじがあり、珍しい「ガチャガチャおみくじ」がありましたよ。
そして猫好きなら気になる「招き猫みくじ」
猫ちゃんがおみくじを背負っていました。(可愛すぎる)
大きな木々の中に鎮座し歴史を感じる社殿、境内は広くないのですが見どころが多い神社でした。