関東屈指のパワースポット下野国一之宮「日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)」
日光の世界遺産の1社である日光二荒山神社は縁結びのご利益がることで有名な神社です。
縁結び?
「縁結び」といわれると恋人同士など恋愛関係と思いがちですが、下野国一之宮「日光二荒山神社」はそれだけではない!
縁結び・良縁の神様として「良い縁の聖地」なのです。
男女のご縁・仕事のご縁・お金のご縁・家族や友人のご縁など、あらゆる良い縁を結び幸せを導いてくださる神社なので最強のパワースポットなのです。
参拝した証として残しておきたい御朱印!日光二荒山神社でいただける御朱印はたくさんありますが、普通に参拝していただける御朱印だけではありません。
日光二荒山神社について少し複雑なので、簡単に由来を含めてご紹介のあと、御朱印情報と知っておきたい境内の見どころを記録してあります。
日光二荒山神社について
正式名称は「二荒山神社」ですが、宇都宮市に鎮座する二荒山神社と区別する為に「日光二荒山神社」と称し、古くは「日光三社権現」と称されていました。
日光の霊場としてのはじまりは、下野国の僧「勝道上人」が北部山岳地に修行道を求め、天平神護2年(766年)紫雲立寺(現在の四本龍寺の前身)を建てたことがはじまりとされています。
そして、二荒山神社は勝道上人が神護元年(767年)二荒山(男体山)の神を祭る祠を創建した。
この祠は現在の別宮で「本宮神社」である。
延暦元年(782年)には二荒山登頂に成功し奥宮を建て二荒修験の基礎を築いた。その後、神仏習合の霊場として栄えていったと伝えられている。
しかし、実際には太郎山神社の周辺で古代の祭祀の痕跡を示す遺跡が発見されており、相当古くから聖地として信仰されていたことがわかっている。
日光二荒山神社の境内は、日光東照宮と輪王寺の境内とともに「日光の社寺(二社一寺)」として世界遺産に登録されています。
御神体山と御祭神
日光二荒山神社は、日光連山の主峰「日光三山」を御神体山としています。
- 男体山(なんたいさん):古名「二荒山(ふたらさん)」2,486m
- 女峰山(にょほうさん)2,464m
- 太郎山(たろうさん)2,368m
三山の強いエネルギーの流れの上に主祭神(3神)が祀られています。
御祭神は親子3神(二荒山大神)
- 父:大己貴命(おおなむちのみこと)男体山
- 母:田心姫命(たごりひめのみこと)女峰山(滝尾神社)
- 子:味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)太郎山(本宮神社)
大己貴命:家内安全・商売繁盛・良縁など
田心姫命:子授け・安産・子育てなど
味耜高彦根命:農業:漁業・交通の神様
日光二荒山神社でいただいた御朱印
今回いただいた御朱印はこちらです。
二荒山神社の通常御朱印です。
これだけが直書きでその他はすべて書き置きになります。
期間限定の御朱印(ふじ色)になります。(この後ご紹介します)
日光二荒山神社の御朱印情報
日光二荒山神ではたくさんの御朱印をいただくことが出来ますが、参拝した証としていただく御朱印!
これからご紹介する御朱印情報を見逃さないようにチェックしてくださいね!
(御朱印の画像は境内入り口に展示されていたものを利用させていただいておりますが、デザインなどが変わっている可能性があるかも?)
御朱印をいただける時間帯:9:00~17:00(16:30頃)まで
季節により御朱印受付時間の変更があるので必ずチェックしましょう。
特に冬期は受付時間が短くなるようです!
初穂料:各500円
3神(御祭神)神社の御朱印
二荒山神社
本来ならだいこく様の小槌の朱印ですが、今回いただいた御朱印はアマビエ様でした。
滝尾神社(たきのおじんじゃ)「日光の聖地」
御祭神:田心姫命(女峰山祭神)
(滝尾道北奥、白糸の滝付近)
本宮神社(ほんぐうじんじゃ)「日光の原点」
御祭神:味耜高彦根命(太郎山祭神)
(神橋の近く、199号線突き当りの交差点に入り口あり)
滝尾神社近くにある神社の御朱印
北野神社(きたのじんじゃ)
御祭神:菅原道真「学問の神様」
(二荒山神社と滝尾神社の中間に鎮座)
滝尾稲荷神社(たきのおいなりじんじゃ)
御祭神:倉稲魂神(うかのみたまのかみ)「稲荷大明神、五穀豊穣・商売繁盛」
(滝尾神社本殿裏に鎮座)
滝尾高徳水神社(たきのおたかとくすいじんじゃ)
御祭神:罔象女大神(みずはのめのおおかみ))「水神・農耕守護」
(白糸の滝のほとりに鎮座)
期間限定御朱印(良い縁まつり)
9月中陣頃から11月頃までの期間限定御朱印
1月は正月限定御朱印・7月は夏詣限定御朱印など色々あるそうなので行く前に確認してくださいね。
神苑五社の御朱印
- 日光大国殿
- 日枝神社
- 朋友神社
- 二荒山大神
- 若子神社
二荒山神社御神刀「太郎丸」大国殿内部に展示されています。
神苑五社は拝観料が必要なエリアです。境内の見どころ情報でご紹介していきます。
西町五社(兼務社)の御朱印
- 磐裂神社(いわさくじんじゃ)
- 八幡神社(はちまんじんじゃ)
- 花石神社(はないしじんじゃ)
- 久次良神社(くじらじんじゃ)
- 青龍神社(せいりゅうじんじゃ)
日光二荒山神社!2つの参道
境内に行くための参道がそれぞれ素敵なのでご紹介していきます。
日光東照宮側からの参道
日光東照宮の拝観受付所の左側に日光二荒山神社にむかう道(参道)があります。両脇に大きな木がそびえ立ち良い氣の流れを感じました。
すぐに社号標と木造入母屋造の立派な楼門が見えてきます。
楼門をくぐると御祭神の大国様の像がありますよ。
何か視線を感じるとおもい振り向くと、大国様を見つめる白うさぎ!
神話「因幡の白兎」に登場する白いうさぎさんです。
縁を取り持つ白うさぎのお話「因幡の白兎」を知らない人は、近くに説明書きがあるので読んでみてくださいね。
輪王寺側からの参道
次に世界文化遺産に登録されている「唐銅鳥居(からかねとりい)」があります。
寛政11年(1799年)創建
「二荒山神社」の額の周りには社紋である「三つ巴紋」、柱の下部には江戸時代の神仏習合を物語っている観音菩薩様の乗る花「蓮」の文様が施されています。
輪王寺といっても、仁王門の手前にある常行堂の正面になります。
鳥居の右横には「むすび大国様」、左横には「良い縁が廻る開運打出の小槌」がありまます。
昔から「打ち出の小槌」は願い事を叶えながら振ると、願い通りのものがあらわれると伝えられており、福を招く宝物とされています。
この小槌に触れてあらゆる良い縁を祈るとよいそうですよ!
鳥居と社号標を上手に画像に記録できませんでしたが、鳥居の前の社号票には「下野国一之宮・二荒山神社」と刻まれております。
神門前の鳥居!最初にご紹介した日光東照宮からの入り口より、こちらが正式な参道かもしれません。
神門の先には社殿が確認できます。
日光二荒山神社!境内の見どころ
日光二荒山神社は見どころもたくさんあります。見逃さないように画像多めで記録してあります。
大きな杉の木
神門の近くには大きな杉の木があり、見逃せないのは3ヵ所です。
寄り添う2本の杉の木は「夫婦杉」微妙な距離間が何とも言えない感じです。
ご利益:夫婦円満
御祭神「親子三神」にちなみ根を1つにした3本の杉の木は「親子杉」2本の杉しか見えませんが、右側に伐採された杉の木があります。
ご利益:家庭円満
こちらの3本の杉の木は「御神木」です。
社殿前に金色の「開運ねずみ」
めちゃくちゃ目立つ場所に黄金のねずみさんがあります。
古事記では、ねずみが大国主命を助けた話があり、大国様の神使いとされています。
鏑矢(かぶらや)を持った黄金のねずみ象は表面を金箔で仕上げているので、傷をつけないように静かに触れてください!との事、次に参拝に来た時に剥げていたら悲しすぎるので優しい気持ちで触れましょう。
神楽殿に黄金の大国様と銀色の巨大ねずみ
何でしょうか?先ほどの可愛い黄金のねずみさんとは違う!コメントは控えます。
良い縁「狛犬」ライオン?
狛犬は獅子や犬に似た想像上の生き物とされていますが、ライオンに見えます。全国ここだけにしかない大変珍しい狛犬です。
古代エジプト(メソポタミア)では、神殿を守るのがライオン像とされ、飛鳥時代に日本に伝わった時は獅子であり左右の姿に差異はなく開口した姿であったと伝えられています。
ちなみに、開口閉口の像が対で置かれるようになったのは平安時代からです。
狛犬の先に「神苑」の入り口があります。
日光二荒山神社!神苑の見どころ
この先は拝観料が必要です。(参拝時)
大人:300円
子供:100円(小・中・高校生)
神苑五社の御朱印をいただきたい人はこちらに参拝の場所があります。
入り口から順番に見どころをご紹介していきます。
日枝神社
御祭神:大山咋命(山の神様・健康の神様)
正面に金色の可愛いお猿さんの像がありますよ。
神輿舎
立派な神輿が奉納されています。(本社神輿・滝尾神輿・本宮神輿)
社の横では「運試し輪投げ」があります。
神輿舎の向かえ側にビックリな参拝場所がありました。
神様に一番近い参拝所
本殿に一番近い場所なので「神様に一番近い参拝所」という事ですね。
色鮮やかな本殿ですね。隅っこになるのでゆっくり参拝できますよ。
化け灯籠
江戸時代に夜間警護の侍が灯籠の明かりを亡霊の炎と間違い、日本刀でたびたび切りつけた刀傷が70ヶ所以上も刻み込まれた灯籠です。
近くで見ると?刀傷というより、蹴とばしてへこんでひび割れた様なキズが印象的でした。
御神木(縁結びの笹と子授安産の石)
こちらにも御神木がありました。樹齢約700年、本社境内で一番の巨杉です。
鳥居をくぐって奥に進むと、縁結びの笹と子授安産の石があります。
大国殿
個人的なのですが、私が大好きな「だいこく様」ゆっくり参拝しました。
御祭神:招き大国(大己貴命)
手前にある丸い石「丸石」何と江戸時代に奉納された「願掛け石」だそうです。
諸願成就を祈願し石に手をかざし「心は丸く腹を立てず」と念じて願うそうですよ!
日光二荒山神社では「招き大国(福の神)」として祀られており、広く信仰されています。
社内の画像は控えさせていただきますが、大国様の様々な図像や良縁小槌などが安置されていますので、ぜひ社内でゆっくり見てくださいませ。
あっ!御朱印をいただける「太郎丸の御神刀」幸福を呼んでくださる刀は絶対見逃さないように!
朋友神社
御祭神:少彦名命(智慧と医薬の神様)
カエルの石像がたくさんいますよ。
良い知恵を授けてくださる智恵カエル・幸せカエル・厄カエル・一言カエル・福カエルなど、ご利益をいただけるやり方があるので確認してくださいね!
日光銭洗所
霊水は浄化・再生・幸運をもたらすと伝えられており、日光で唯一の銭洗所です。
この水でお金を洗うと福が舞い込むと伝えられているのでやってみました。
洗ったお金は「福銭」として大切にお持ちください!と書いてあるので、500円使わないようにしないといけませんね。
二荒霊泉
「二荒霊泉」は2つの聖なる泉の水が引き込まれています。
- 日光二荒山神社の裏手にある恒霊山から湧き出ている「薬師の霊泉」
- 日光二荒山神社の別宮である滝尾神社境内から湧き出ている「酒の泉」
飲むと眼疾・健康・若返りなどの効果があると伝えられています。
もちろんその場で飲む事が出来ますが、ペットボトルなど持参して持ち帰りOKです。(常識範囲内)
霊泉の隣にあずまや「開運カフェ」があり、ペットボトルが販売されていますが300円です。
御神木胎内くぐり
伐採された御神木ですが、樹木は伐採されてもその生命は永遠と続くそうです。
他では体験できない御神木の中をくぐりパワー(氣)を体感しましょう!
若子神社遥拝所
御祭神:下照姫命(火難防除け)
本社と若子神社の中間に鎮座し、遥拝所として磐座(いわくら)が祀られています。
日光連山遥拝所
日光連山八峰
- 男体山奥宮
- 女峰山神社
- 太郎山神社
- 大真名子山神社
- 小真名子山神社
- 赤薙山神社
- 前白根山神社
- 奥白根山神社
磐座(いわくら)が祀られています。
神苑五社の御朱印「二荒山大神」はこちらが参拝場所になります。(足腰健康祈願)
良い縁七福神巡り
鳥居をくぐり山の斜面に七福神が祀られています。
良い縁七福神
- 大国様(開運・男女の縁)
- 恵比寿様(商売繁盛・起業の縁)
- 弁財天様(金運・芸術・芸能の縁)
- 毘沙門天様(勝負の縁)
- 福禄寿様(仕事の縁)
- 布袋尊様(富貴繁栄の縁)
- 寿老人様(健康・長寿の縁)
良い縁七福神巡り「特別朱印スタンプ」7枚組:1,000円
この鳥居の先には七福神の他に、悪縁を絶つ「恒霊神社」や「恋人杉」「良縁の鐘」などもあります。
最後に
二荒山神社は見どころがたくさんありますので時間に余裕を持って参拝する事をおすすめします。
トップの画像は本殿です。
「神苑」の中で撮影したのですが、色鮮やかで見入ってしまいました。修繕工事をされたばかりなのでとても綺麗でしたよ。
居心地がよい空間!
神苑内は拝観料が必要ですが、超おすすめのエリアになります。
住所:栃木県日光市山内2307
お問い合わせ先:0288-54-0535
お隣の日光東照宮について参考になるサイトです↓
日光東照宮!3つの御朱印を忘れるな!知っておきたい境内の見どころ