神奈川県に鎮座する寒川神社(さむかわじんじゃ)に御朱印をいただきに行ってきました。
何と!相模国一之宮(さがみのくにいちのみや)と称され、全国唯一の八方除の守護神であり、約1600年の歴史がある格式の高い神社なのです。
参拝前に寒川神社について必要な情報をご紹介していきますよ!
あっ!もの凄い境内の見どころはお見逃しなく!
まずは、初穂料にビックリした御朱印情報です。
寒川神社の御朱印情報
今回いただいた御朱印はこちら↓
「八方除」の金の朱印が何ともご利益がありそうですよね。
神社名の下に押されている朱印は「ハマゴウ」といわれる植物で、大明神(御祭神)と縁の深い植物だそうだ。
この御朱印には、八方除の守護神との御神縁を深め健勝(幸せ)が祈られています。
ビックリしたのが初穂料です。
「思召し」
通常御朱印に対しては納める金額が決まっていない!
悩む~!
(内緒ですが・・・私は500円納めました。)
寒川神社では毎年「お正月限定御朱印」が配布されており、その年の可愛い干支のイラストが描かれた見開き御朱印(書置き)が超人気です。
御朱印をいただける場所:神門手前の右手にある客殿(御祈願受付所)か社務所
御朱印をいただける時間帯:8:00~17:00頃
寒川神社について
正確な創建年代が記載された資料は残っていない。
しかし、雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)456年~479年の御代に奉幣、また神亀4年(727年)に社殿が建立と伝えられている記録はあり、約1600年以上の歴史がある。
醍醐天皇の命により制定された延喜式(えんぎしき)では、相模国唯一の「名神大社」と定められた。
古くから寒川神社の八方除は全国に知られており、何と!源頼朝・北条義時・武田信玄などの武将や徳川家代々などから篤い信仰を受けていた。
伝承によると、武田信玄は永禄12年(1569年)小田原城攻めの際に戦勝を祈願し、兜を奉納し信玄芝原で兵を休めた逸話が残っており、現在も兜は寒川神社に現存し神奈川県の重要美術品として指定されている。
御祭神
寒川比古命(さむかわひこのみこと)
寒川比女命(さむかわひめのみこと)
二柱の神様を祀り「寒川大明神」とも呼ばれていた。
相模国を中心に関東地方を開拓し、衣食住など人々の生活に最も必要なことを開発指導され関東地方の文化の生み親神様として敬われてきた。
ご利益(八方除のご利益とは?)
ご利益(御神徳)は「八方除」
全国唯一「八方除の守護神」の御神徳(ご利益)は気になりますよね。
「八方除」の意味を知っていますか?
地相・家相・方位・日柄・交通・厄年などが原因で起こりうるすべての悪事災難を取り除く!そして、家業繁栄・福徳円満を招く!
生活に限りない恩恵をもたらしてくださいます。
寒川神社!境内の見どころ
寒川神社に車で向かう途中に大きな鳥居を発見!
一の鳥居かと思いきや、こちらは参道途中にある二の鳥居のようです。
残念なことに一の鳥居はもう少し手前にあるそうだ。
寛政8年(796年)に建立された一の鳥居は江戸大地震と関東大震災で二度にわたり倒壊し、当時をしのび境内に横たわっている。
さて、境内の入り口となる鳥居から見どころをご紹介していきます。
神池橋と入り口となる鳥居
神池にかかっている太鼓橋が「神池橋」通常なら神様が通る橋なので渡れないようになっている神社も多いのですが、この橋を渡って境内にむかいます。
ちなみに・・・知っていると思いますが、神様は真ん中を通るので私たちは両脇を歩きましょう!
しかし、橋を渡る途中神池に注目!
神池には噴水があり、何やら石像が・・・
この石像は、昭和45年(1970年)から終戦記念日(毎年8月15日)に世界の平和を祈念して演じられている能の作品の一つ「相模薪能・石橋(さがみたきぎのう・しゃっきょう)」です。
池の周りには遊歩道?があるので池の周りを歩いてみるのもおすすめです。
さて、鳥居をくぐり参道は灯籠が並び木々に囲まれ良い氣を感じながら先に進んで行きましょう!(参道の途中には倒壊した一の鳥居があるのですが・・・気が付かなかった!)
手水舎から神門周辺
参道をぬけると広々とした境内!左手には手水舎があります。
立派な手水舎です。
手水社の横には神馬舎があります。
神様が乗る馬が納められている場所で、中には白馬とおサルさんの彫刻が納められていました。
さて、広々とした境内!手水舎と反対側になる右手の突き当りには・・・
境内社かと思いきや何と!古い神札・お守りなどを納める納札殿です。
手水舎もそうですが、納札殿も立派な建物です。
あっ!納札殿の手前にもとの神門を移築した南門があり、南門をくぐって進んで行くと人形奉斎殿がありました。
大切にしていた人形やぬいぐるみを納める場所です。
受付時間:9:00~16:00
初穂料:1,000円から思召し
ただし、ガラスケースなど焼却できないものはダメです。
話は境内に戻ります。
納札殿の左横には神社の社務を行う社務所と御祈祷の受付を行う客殿があります。
社務所と客殿、両方とも御朱印をいただける場所でもありますが、とにかく凄い建物です。(田舎者には何となく入りづらい)
参道の突き当りにはもの凄い神門が・・・
二階建ての門(重層門)
年末から2月下旬頃まで青森県のねぶた「迎春ねぶた」が掲げられ日没からはライトアップされるので人気のスポットにもなっている。
おっと!神門に圧倒され手前にいる狛犬さんをお見逃しなく!
といっても、超デカイ!見逃すことはないと思われる。
何ですか?突っ込みどころが多すぎる狛犬さん!鎧をまとったロボットのような・・・
凄い迫力と威厳を感じる社殿と周辺
社殿は東京(江戸)から見ると南西の地に鎮座し皇居の裏鬼門にあたります。
普通なら社殿は南向きや東向きに建てられるが、寒川神社の社殿は南西向きに建てられ昔から「関八州の守護神」「江戸の裏鬼門を守る神社」として崇敬され、「八方除・方位除」の神様として信仰されてきた。
関八州とは?
江戸時代の関東八か国の総称で「武蔵・相模・上野・下野・上総・下総・安房・常陸」である。
あれっ?社殿の右手に面白い形をしたものがありますよ。
渾天儀(こんてんぎ)
四隅で渾天儀を支えている龍がかっこいい!
龍は天空を支えると伝えられているそうです。
何かパワーを感じます。
詳しい内容は、近くに説明書きがあるのでご確認くださいませ。
神域にある寒嶽山神苑
神嶽山神苑(かんたけやましんえん)の入り口です。
本殿の裏に位置する「神嶽山(かんたけやま)」のもりを神苑として整備し、平成21年(2009年)に開苑!
寒川神社の起源に深く関わりがあると伝えられている「難波の小池」を中心とする神苑で、これまでは神域として禁足地であった。
神苑内は池泉回遊式の日本庭園が広がり、日本の伝統建築技術を結集した建物は平成の文化財である。
茶屋や資料館が併設しております。
ちょっと待った!
本殿で御祈祷を受けた人しか入苑できない!
まったく知らずに行ってしまい・・・
当然のことながら入苑することができず、戻って祈祷を受ける時間がなかったので神域の素敵な庭園を見ることができませんでした。(残念)
リーフレットに記載されている情報を記録しておきますので参考にしてください。
入苑期間:3月上旬~12月13日まで
休苑日:月曜日(祝祭日は開苑)
時間帯:9:00~16:00(茶屋は9:30~15:30受付は15:00まで)
道を挟んだ隣に境内社
境内西側の道を挟んでいますが、寒川神社の末社「宮山神社」をお見逃しなく!
古くから宮山各地区に鎮座していた7社を合祀して祀られています。
御神徳が凄い!
白豆腐をお供えして祈ると母乳に恵まれると伝えられています。
安産祈願や母子の健やかな生育(子育て)のご利益があり信仰され、現在も伝えられています。
しかし、御祭神のご神徳が厚く(家運隆昌・家内安全・無病息災・商売繫盛・五穀豊穣)の神としても人々から崇敬されているそうだ!
寒川神社!基本情報・アクセス・駐車場
住所:神奈川県高座郡寒川町宮山3916
お問い合わせ先:0467-75-0004
電車の場合
JR相模線「宮山駅」より徒歩約10分・「寒川駅」より徒歩約20分
車の場合
圏央道「寒川北インター」より約5分(インターを出たら右折)
小田原厚木道路「伊勢原インター」より約15分(インターを出たら寒川方面へ)
東名高速道路「厚木インター」より約20分(インターを出たら平塚方面へ)
ただし、初詣の時期は寒川神社一帯が進入禁止となります。
無料駐車場は4ヵ所
第一駐車場:三の鳥居を正面に右手に進んで行くとあります。
第二~第四駐車場:三の鳥居を正面に左手を境内にそって進んで行くとあります。
第二駐車場の入り口にはカフェレストラン「鎮守の壮Koyo」がありますよ。
1階は売店でお土産を購入することができ、2階がカフェレストランです。
営業時間:10:00~16:00(参拝時の情報)
最後に
広々とした境内に大きくて立派な建物が多い寒川神社!
圧倒されてキョロキョロすることや口を開けて見上げてしまうことがないように、寒川神社についてご紹介しました。
まさに威厳を感じる神社!
良い氣をとり入れながらゆっくりと参拝をお楽しみくださいませ。
神奈川県の神社(御朱印)巡りにおすすめ↓「PR」
私も本を購入して、行きたい神社を決めてから・・・
本には載っていない周辺神社を検索して神社の御朱印巡りをしております。
寒川神社の人気のお土産を買ってみた
「八福餅(はちふくもち)」
人形奉斎殿の前にある売店か駐車場入り口にあるカフェレストラン「鎮守の壮Koyo」で購入することができます。
売店はこんな↓感じです。
お餅が柔らかく、何といっても甘さ控えめのこし餡がウマイ!(こし餡好きです)
画像では分かりづらいですが、八角形の形をしており、八方除の「八」・末広がりの「八」をかけているそうです。