山梨県山梨市に鎮座する「大嶽山那賀都神社(だいたけさんながとじんじゃ)」に御朱印をいただきに行ってきました。
大自然に囲まれた古い歴史を持つ古社!
パワースポットとしても人気の神社です。
そして御朱印が凄い!
しかし注意点があるのでお見逃しなく!
では、御朱印情報・大嶽山那賀都神社について・境内の見どころの順でご紹介していきます。
大嶽山那賀都神社の御朱印情報!
御朱印をいただける時間帯:9:00~16:00
1人で対応されているため平日不在の日があります。
遠方から行かれる人は特に事前に連絡してから行かれることをおすすめします。
御朱印をいただける場所:拝殿横の授与所
中に誰もいない時は呼鈴を押し、本当に留守の時は書置きがおいてある。はず!
いただける御朱印は3種類あります。
(社務所での撮影許可は得ております)
4種類あるように見えますが、3種類で基本すべて直書きです。
Aは通常御朱印!(初穂料:直置き500円)
もちろん初参拝なので通常御朱印をいただきました。
中央に天狗が持っている団扇(うちわ)の朱印が押されています。
(天狗については境内の見どころでご紹介しております)
Cは御祈祷をされた人だけがいただけます。(初穂料:直置き500円)
問題なのがBです。
2回行かないと完成しない珍しい御朱印!
右手が偶数の日・左手が奇数の日にいただける御朱印で、見開き御朱印が完成するのです。
ここで、やらかした失敗談をご紹介します。
2回行かないと完成しない御朱印でやらかした!
この話は注意点なので参考にしてくださいね。
はじめて参拝したのが令和5年12月21日
奇数日の御朱印をいただきました。
この時宮司さんに隣のページを開けておいて次の参拝時に持参するように言われたのに・・・
さすがに山梨県ではすぐに来られないし、次に来られる日が偶数の日とも限らないからまたもし偶数の日に来た時に偶数の日の御朱印を違うページでいただけばいいや!
と思ってしまった!
そしたら何と翌月令和6年1月12日に大嶽山那賀都神社の近くまで行くことになったので、参拝に行ってきました。
その時いただいた御朱印がこちら↓
偶数日の御朱印です。
御朱印をいただく前に以前奇数日の御朱印をいただいている話をして、ページをあけてないのでここの場所にお願いします。
と伝えたら・・・
何とそれぞれが別の御朱印ではなく、見開き御朱印として完成するとの事!
え~なんてこったい!(心の叫び)
あっ!もしかしたら最初に説明されていたのかもしれない!
「絶対完成させたい」と思い令和6年1月25にも山梨県まで行ってきました。
その時いただいた御朱印がこちら↓
奇数の日と偶数の日の御朱印の間に「開運」の朱印が押されて完成する御朱印です。
かっこいい!ご利益ありそうな御朱印です。
頑張っていただいた御朱印!
1泊旅行などの予定があるときに行きと帰りに寄るのもよいかもしれませんね!
ただし!宮司さんが不在の日や祈祷で忙しい時もあるので確認してから行った方がよいと思います。
(今回たまたま3日間とも宮司さんがいらっしゃいました)
宮司さんは本当に優しくて良い人なので電話しても優しく対応をしてくれると思うので大丈夫!
大嶽山那賀都神社について
人皇十二代景行天皇の御代、日本武尊が東征のさい甲武信越境の時に神助をこうむり佩剣(はいけん)を国師ケ岳に留め置き御祭神3神を祀ったのがはじまりと伝えられている(現在の奥宮)
(境内のご由緒書きよりかなり一部抜粋して記録)
御祭神
- 大山祇神(おおやまつみのかみ)
霊峰富士の神様であり開運福徳の神様として崇敬されている。 - 大雷神(おおいかずちのかみ)
雨水を司り五穀豊穣のご利益があるとされる。 - 高龗神(たかおかみのかみ)
水神信仰で知られているが、薬仙の神様として崇敬されている。
ご利益
家内安全・商売繫盛・病気平癒・方位厄除・開運福徳・学業成就・願望成就・交通安全など
大嶽山那賀都神社!境内の見どころ
駐車場から社殿までは徒歩約20分!(ゆっくり歩いて約30分)
3段階に分かれた「行の坂」や土道、渓流や滝など自然が多くパワーをいただきリフレッシュできる!
まさにパワースポットといえる参道からご紹介していきます。
あっ!車の場合、駐車場については昔とは違うので最後の方に駐車場情報をご確認くださいませ。
参道の入り口
第一駐車場からの境内の入り口はこちら↓
石柱があるのですが、歴史を感じる状態ではっきりと刻まれている文字が分かりませんが、左下に神社と書かれ赤い矢印があるので進んで行きます。
途中にも案内板があるので不安に思う細い道を通りますが進んで行くと木製の灯籠が両脇にあります。
灯籠に着くまでも坂道ですが、灯籠の先から3段階に分かれる「行の坂」スタートです。
「行の坂」3段階の坂道
まずは初級「神供楽坂(かぐらざか)」
上の方に大都彦命の像があります!
(社殿が大造営された明治時代の宮司さんの像)
大嶽山那賀都神社と記された小さなのぼりが並んでいます。
この小さなのぼり、参道のあちこちで見かけますよ。
次は中級「朝日坂」
渓流沿いなので気持ち良く歩ける参道です。
最後に上級「天狗坂」
左手には滝が・・・
天狗の滝です。
そして参道を進んで行くと清浄の滝もありますよ。
途中から「天渓(てんけい)の路」がはじまり下・中・上となります。
参道は坂道が続き大変ですが、疲れを感じさせない逆にリフレッシュできる参道です。
やっとたどり着いた境内入り口と周辺
うわっ!鳥居の前に剣の像があります。
そしてこちら↓が境内入り口となる鳥居です。
あれっ?個人的に想像していた鳥居とは違いましたが、先に進みます。
(途中には洗心の滝があります)
歴史を感じる赤い橋(神幸橋)
あっ!神幸橋の先(隣)にもう1つ赤い橋があり、右手に不動明王が祀られ奥には不動の滝があります。
昔は(現在も?)滝行が行われていたそうだ!
橋を渡った突き当りには亀手水があるのですが・・・
亀さんは長い年月ここにいるからまわりと同化しております。
右手を見ると何ともいえないバランスの2番目の鳥居が階段の途中にあります。
鳥居の先には右大臣と左大臣が出迎えてくださっていますので頑張って階段をのぼりましょう。
その先には団扇(うちわ)の石像が両脇にあるのですが、天狗が持っている団扇は神通力により「願望成就」へと導くと伝えられています。
天狗ではなく団扇だけというのは珍しいですね?(お見逃しなく!)
2つに分かれる参道
2番目の鳥居をくぐり先に進むと何ともいえない景色が・・・
歩くだけで浄化され清められ穏やかな気持ちになれる参道だよ絶対!
実は画像を見ても分かる通り参道が2つに分かれています。
狛犬さんを通り階段の参道と穏やかな坂道をのぼって行く参道!
同じ場所に出るのですが、身体は辛いけど気持ちが選んだ左手の階段の参道からご紹介します。
貫禄ある狛犬さんの先に進んで行くと左手には石碑などがあり大きな2本の木が並んでいます。
子宝・夫婦桧(ひのき)です。
先に進むと左手に天狗
ずっとこの場所で参拝者を出迎えているのだろう、苔が・・・
(天狗の像はこの後も登場します)
あっ!私が気になったのは天狗像の隣にいたこれ↓
ん~狛犬さん?ポツンと鎮座しているので気が付いてあげてくださいませ!
そしてその先には境内社があります。
薬王神社
御祭神:少彦名命・高龗神(薬草など薬を司る神様)
ご利益:無病息災・病気平癒など
この境内社の付近で先ほど2つに分かれた参道が合流するので、右手の緩やかな坂道の参道をご紹介します。
坂道をのぼって行くと右手に川が流れていて途中に占い岩があります。
飛礫占い(つぶて占い)
明治から昭和までは養蚕が農業の主流で繭玉の豊作を祈願する場所だったが、現在はすべての願いを占う場所になっている!
飛礫石は拝殿側にあります。
(そこら辺にある石を投げてはダメですよ)
道なりに進んで行くと境内社(薬王神社)の前に出ます。
また2つに分かれる参道
先ほど合流したと思ったら、この先も参道が分かれるのです。
しかも先ほどと同じで階段と坂道に分かれます。
今回も左手の階段バージョンからご紹介していきます。
ガッチリした狛犬さんの先にある階段の道は「陰・陽の道」
日神(男神・陽)月神(女神・陰)この先にある平林橋からこの石段のエリアに2神の徳を納め、昇り降りのさいにその気を受け活力を得ることができる道です。
石段をのぼって行くと赤い橋があります。
剣が奉納されていますね。あれっ歴史を感じる狛犬さんもいますよ。
橋の途中にも剣の像があるのでお見逃しなく!
橋の先に見えている建物は随神門です。
さて、今度は右手の坂道を進んで行っても赤い橋があり、橋を渡った突き当りに境内社があります。
左手に曲がると随神門があります。
随神門から社殿へ
立派な随神門(楼門)です。
随神門手前の両脇には歴史を感じる大きな剣があります。
随神門には見事な彫刻が施され両脇には天狗とカラス天狗の像がいるのでお見逃しなく!
(随神門入り口の階段が無理な人は左手の坂道をご利用ください)
あっ!天狗の像がたくさん登場しますが、天狗は大嶽山那賀都神社の神使いですから見られていますよ。
随神門をくぐると大きな常夜燈の隣に珍しい手水舎があります。
鏡がある手水舎ははじめてです。
昔の参拝者は駅から徒歩約6時間!この手水舎で口をすすぎ手を清め、等身大の鏡で心身を整えていたそうだ。
しかし、昭和25年(1950年)の水害で神楽殿と一緒に流失したが、先人の心を学び「真澄鏡(ますみのかがみ)」が再現された。
手水舎の後ろには御霊石(みたまいし)
花崗岩(かこうがん)から出現した捕獲岩です。
手を触れて気を感じると、開運・健康・子宝などの運気が上がるかもしれない!
後ろに剣もあり、ご利益ポイントです。
そしてその後ろには神楽殿があります。
この後社殿までは急な階段をのぼって行くのですが、階段が苦手な人は神楽殿の横の坂道(神楽坂)で行くと楽にのぼることができますよ。
さぁっ!最後の階段をのぼって社殿に行きますよ。
今までと違った雰囲気の狛犬さん(何でそんなにガリガリなの?)途中には天狗とカラス天狗の銅像が出迎えてくれています。
やっと社殿につきました!
最後にかなり辛い階段をのぼりきると社殿があるのですが・・・
全体的な写真が撮れないので、まずは左手
天狗と団扇が飾られています。
その前にも建物があり、お守りやおみくじなどが並んでいる御神符授与所があるのですが人がいない時は呼鈴があるので押してください。
(天狗のTシャツもあるよ)
右手には拝殿があります。
何となく「あれっ?」と思うような拝殿ですが、しっかり参拝させていただきました。
画像にもありますが、階段をのぼりきった突き当り「大嶽山那賀都神社」の看板があるところが授与所の入り口です。(御朱印をいただける場所です)
いや~授与所の中が凄いよ!
(撮影許可は得ております)
実は拝殿内も撮影させていただいたのですが、ガラスの反射で上手に撮れなかった・・・
ご自身でご確認くださいませ。
そして本殿は確認することはできませんが、大嶽山中にあり現在も当時の彫刻が綺麗に残されているそうだ!
社殿周辺の見逃せないポイント
先ほどの階段をのぼりきった左手の天狗と団扇が飾られていた建物の奥に進んで行くと右手に「願掛け龍神」と境内社があります。
願いを込めた「願掛け札」を水面に流すと龍神様が飲み込んで願いを受け止めていただける!
手前に亀さんがいますが、近くに行くと龍が口を開けています。
そして境内社は「大明神」
御祭神:大国主命
ご利益:良縁・夫婦和合・病気・商売・開運・五穀豊穣など
道なりに進んで行き神楽殿の横?左手には境内社と「厄祓石」があります。
手前の境内社は「日向社」
御祭神とご利益は不明
厄祓石は方位と身体の厄祓い(厄除縁切り)!拝殿横に厄玉があります。
右手には聖觀靈社
その先には「御神水」
霊験あらたかな境内の湧水!
(お水取りOK)
道なりに進んで右手に少しそれると稲荷社があります。
さて、先ほどの道をさらに進んで行くと右手の方に奥宮の遥拝所があります。
奥宮をこの場所から参拝することができますよ。
何たって奥宮は神社から直線で8㎞(標高2436m)離れた場所にあり、山梨県と長野県の県境にある国師ケ岳のふもとに位置し、原生林に覆われた一帯で秩父多摩甲斐国立公園に属しており登山道なので登山装備が必要です。
社殿の裏山から奥宮に向かうと約10時間!
ちなみに、大弛峠(おおだるみとうげ)の駐車場(冬期閉鎖あり)の登山口からなら約1時間30分らしいが、登山経験がないと厳しい!
奥宮がある天狗岩の頂上には剣が鎮座し景色は言うまでもなく最高らしい!
あ~行ってみたい!
けど本格的な登山など経験がないので遥拝所から参拝させていただきました。 遥拝所の奥には綺麗な滝がありますよ。
大嶽山那賀都神社の基本情報・アクセス・駐車場
住所:山梨県山梨市三富上釜口617
お問い合わせ先:0553-39-2825
電車の場合
JR「山梨駅」より市営バス(西沢渓谷、新地並行き)に乗り約50分「天科下車」神社の駐車場まで約15分
タクシー利用の場合は約30分
車の場合
中央高速道路「勝沼インターチェンジ」より約50分
東名高速道路「御殿場インターチェンジ」より約60分
無料駐車場あり
駐車場までの道と駐車場情報
国道140号を曲がり(信号はないが案内板があります)進んで行くと案内板があるので矢印の方に左折すると赤い橋?があります。
橋を渡って進みT字路を右折し真っすぐ行くと駐車所があるのですが・・・
この道「通ってもいいのかな?」「この道でいいの?」と不安になる道ですが大丈夫!
しかし道幅が狭くなるので気を付けて対向車が来ないことを祈り進んでくださいませ。
今回第一駐車場に車を止めました。
しかし道沿いにあった現在位置を確認する案内板を見たら・・・
現在とは違っていたので最新情報を付け加えておきました。(青文字)
現在は第三駐車場もあります。
たぶんこの案内板も今後新しくなると思います。(たぶん)
最後に
大嶽山那賀都神社を超画像多めでご紹介しました。
正直画像はもう少し少なくしたかったのですが、ご紹介したいポイントが多かった!
その分文章も長くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。
とにかくおすすめの神社です。
参道は自然豊かで景色が最高だし空気も美味しい!パワースポットといわれていることを体感できます。
そして宮司さんが本当に優しい!
(出会いに感謝)