栃木県那須町に鎮座する「温泉神社」に御朱印をいただきに行ってきました。
温泉神社(おんせんじんじゃ)じゃないよ!
読み方は「温泉神社(ゆぜんじんじゃ)」です。
今回は2種類の御朱印情報・那須温泉神社について(ご由来・ご利益)そして境内の見どころをご紹介していきます。
御朱印をいただける最強妖狐が祀られている境内社をお見逃しなく!
那須温泉神社の御朱印情報
那須温泉神社でいただける御朱印は2種類!
(私が参拝した時は感染対策のために書置き御朱印でした)
今回いただいた御朱印はこちら↓
通常御朱印
九尾稲荷神社の御朱印
境内社である九尾稲荷神社は社殿の右手に鎮座しております。
初穂料:各500円
御朱印をいただける時間帯:9:00~16:00
御朱印をいただける場所と九尾稲荷神社については、この後ご紹介する境内の見どころでご確認くださいませ。
那須温泉神社について
飛鳥時代(630年)狩野三郎行広が狩りで矢傷を負わせた白い鹿を追っていた時、山中で湧き出る温泉に浸かり傷を癒やしている白い鹿を見つけ社を創建したと伝えられている。
平安時代末期の武将「那須与一(なすのよいち)」が有名な屋島の戦いの前に当神社で成就を祈願し見事に的を射抜いた逸話があり、当神社(温泉神社)と与一との深い繋がりは平家物語にも記されているそうだ!
御祭神とご利益
御祭神
大己貴命(おおなむちのみこと):縁結び・商売繁盛・身体健全・温泉守護
少彦名命(すくなひこなのみこと):医療の神・酒造りの神・温泉の神
誉田別命(ほんだわけのみこと):武運の神・勝運の神
ご利益
商売繫盛・家内安全・病気平癒・身体健全・縁結び
そしてご由緒で記載した那須与一が祈願して見事に成就した事により「必勝祈願」のご利益もあります。
那須温泉神社!境内の見どころ(ご利益ポイント)
那須温泉神社の境内には見逃せないご利益ポイントもあるので、境内の入り口となる大鳥居から分かりやすくご紹介していきます。
大鳥居から二の鳥居までの周辺の見どころ
那須街道沿いに見えてくるのが大鳥居!
延喜式神名帳に記載されているので社号標と扁額に「延喜式内温泉神社」と記されています。
大鳥居をくぐると左手に足湯「こんばいろの湯」があります。
地元の人かな?すでに足湯を楽しんでいる人たちがいたので中の撮影を控えましたが・・・
足湯を楽しめるのは9:30~17:00
さて、参道を進み短い石段をのぼると左手に「大和さざれ石」と御朱印をいただける「社務所」があります。
今まで神社をたくさん巡ってきて、たぶんはじめて知ったことなのですが・・・
さざれ石は長い年月をかけ大きく成長して巌(いわ)となると信じられている神霊が宿る石で、石に触れることで願いが叶うそうだ!
パワースポットともいわれているご利益ポイントのさざれ石をお見逃しなく!
社務所を通り過ぎ石段の上にあるのが二の鳥居です。
二の鳥居から三の鳥居までの周辺の見どころ
二の鳥居をくぐり右手には「見立神社」があります。
立派な石の鳥居をくぐり石段をのぼると「境内社なのに凄いな」と思っていたら・・・
何と!
温泉神社を創建した狩野三郎行広は後に那須温泉神社の祖として見立神社の御祭神として祀られているそうだ!
そして、諸願成就・学業成就・出世開運などのご利益がる!
天児屋根命(あめのこやねのみこと)も御祭神として祀られています。
(御祭神などの情報はあとから知ったのですが・・・参拝しておいて良かったと思いました)
近くには学業の神様(菅原道真公)が祀られている天満天神もあります。
さて、二の鳥居をくぐった左手をご紹介していきます。
左手に進んで行くと「愛宕福神水」でお水取りができますよ。
お水取りを希望される人は先ほどの社務所で声をかけ初穂料1,000円(高い)
そして、入れ物は各自で用意するそうだ。
お水取りの初穂料がこんなに高いのだから、きっとご利益も凄いと思われる??
その横には境内社の「愛宕神社(あたごじんじゃ)」
御祭神:火産霊命(ほむすびのみこと)
ご利益:火の神様(火にまつわる災厄除けの他に商売繫盛など金運向上)
歴史を感じる石段の途中には鳥居があり、その先に社があります。
石段の手前にお賽銭箱があるので、石段をのぼらなくても参拝はできます。
しかし近くに境内の案内板があり、愛宕神社の社の奥に愛宕参道があり本殿脇に行けるそうなのだが・・・
はじめて訪れたので、愛宕神社参拝後に参道に戻ります。
参道に戻り左手前方に「水琴窟(すいきんくつ)」があります。
水琴窟は神社に参拝に行くとよく見かけるので、音色を楽しみたいのですが・・・
残念ながら今まで「凄い」と思った音色を聞いたことがありません。(今回も)
その先には石の鳥居が立派な「祖霊社」があります。
三の鳥居から社殿に向かう周辺の見どころ
参道を進んで行くと石段の上に三の鳥居が見えてきます。
何と!ご由緒でも登場した那須与一が奉納した鳥居だそうだ!
参道の左手には小さな祠と社の境内社がありますよ。
疱瘡神社
稚祇神社
山神社
琴平神社
神明宮
参道の右手には御神木「生きる」
あれっ?ちょっとイメージとは違うけど・・・
御神木(ミズナラ)は樹齢800年以上!
悠久の時(長い年月)を経て(直・樹勢・旺盛)に力強く「生きる」と令名され、(活力・蘇生力・生命力)などのパワーを授かれるとして崇められています。
頑張っている御神木からパワーを授かりましょう!
この先の参道も気持ちよく歩けますよ。
きっと季節により大鳥居から社殿までの参道の風景がかなり違うよな~って思います。
まさに威厳を感じる社殿と周辺
参道を進んで行くと社殿手前の右手に手水舎があるので、身を清めてから参拝しましょう。
ちなみに社殿周辺には、松尾芭蕉の句碑や町指定天然記念物(那須五葉松)・昭和天皇が植えた五葉松などもあります。
那須温泉神社の社殿はこちら↓
厳かな雰囲気がたまらん!
社殿右手には「九尾稲荷神社」があります。
御朱印をいただける境内社!
石段をのぼると・・・
狛狐さん笠をかぶっていて何かホッコリ!
しかし、ホッコリして御朱印をいただくために何気に参拝してよい境内社ではない!
「白面金毛九尾の狐」顔は白く金色の毛並みで九つの尻尾をもつ!
また「玉面(ぎょくめん)」と呼ばれることから「白」の意味が元々「美しい」という意味で与えられた表現とも考えられている。
強大な妖力を持ち、その強さはすべての妖狐のなかでも最強と伝えられている!
ご利益
九つの尻尾「九」は子孫繫栄を示しているといわれ、瑞兆(良いことが起こる前兆)を示す霊獣!
子孫繫栄・商売繫盛・芸能成就・金運向上など!
ちょっと待った!
九尾稲荷神社に祀られている白面金毛九尾の狐は、殺生石に姿を変え室町時代に泉渓寺の名僧「源翁和尚(げんのうおしょう)」が退治し、長寿で知恵と術を持つことによりここに祠を祀ったのです。
この先に殺生石があるので見に行きましょう!
行き方や周辺の見どころはこちら↓のサイトでご確認くださいませ。
那須温泉神社から「殺生石」に行ってみた!九尾の狐は凄いよ那須温泉神社の基本情報・アクセス・駐車場
住所:栃木県那須郡那須町大字湯本182
お問い合わせ先:0287-76-2306
電車の場合
JR黒磯駅より関東バス那須湯本行きで約35分「那須湯本バス停」下車徒歩約1分
車の場合
東北自動車道「那須インター」より那須湯本方面に約30分
無料駐車場あり
画像は那須街道沿いにある大鳥居ですが、手前に鳥居下県営駐車場(30台)があり、大鳥居から参拝するにはおすすめの駐車場です。
そして鳥居の右手をのぼって行くと二の鳥居の横にある境内駐車場(5台)に行けるらしい。
ナビ設定に注意が必要!
ホームページに記さているのですが「那須温泉神社」で設定すると違う場所に案内される場合があり、先ほどご紹介した大鳥居が見えたら手前にある県営駐車場に止めても徒歩1分です。
最後に
那須温泉神社をご紹介しましたが・・・
何と!那須町のパワースポットでもあるので、境内の様子(見どころ)を参拝前の参考にしてくださいませ。
大鳥居から社殿まで思っていたより長かったのですが、とても気持ち良く歩ける参道でした。